ヨーグルト考

 ヨーグルトを自宅で作り続けてかれこれ3年になりました。良く耳にするカ○ピ海ではありません。知人に頂いた名も無い謎のヨーグルトです。この菌は大変取り扱い易くヨーグルトメーカーなどに頼らなくても一年中室温で育てる事ができるんです。

◆育てやすい菌と育て難い菌

 当たり前かも知れないのですがヨーグルトを作り始めて知ったことは、牛乳にヨーグルトを混ぜると菌が育って全部ヨーグルトになると言う事です。そんな当たり前なことに気が付き市販ヨーグルトを自分で増やしたくなりました。

 たまたま北海道のお土産にと思い買った飲むヨーグルトの味が良く、また菌が生きているなどと表記されいます。早速牛乳に入れてみるとヨーグルトができました。気をよくして後日大量生産しようとしたのですが失敗です。温度と時間が非常に微妙で、ころあいの良いときにすかさず冷蔵庫にしまわないと、たちまちヨーグルトと乳清が完全に分離してしまい不味いチーズになってしまうんです。このヨーグルトとはしばらく格闘して3回に2回程度成功するようになりました。温度を保てる設備もありませんからこのヨーグルトは出来上がるまで目が離せません。とっても手間がかかるので飼育は断念しました。

 こんな経験をして菌にも個性があって、味も育ち方も全然異なるという当たり前なことがよく分かりました。改めて名も無い菌を大切しようと思った次第です。

◆大切な菌を守るために

 作ったヨーグルトは全部食べずに次回のために少し残します。残した分は種となって牛乳を加える事で新たなヨーグルトになる訳ですが、もしも、とても暑い日などに冷蔵庫にしまうのを忘れて放置してしまったら黄色く変色してダメになってしまうこともあります。菌を絶やさないためには何らかのフェイルセーフを考えないといけません。

 そこで、冷凍保存実験をすることにしました。約10cc程度のヨーグルトを一ヶ月冷凍庫で保存して種として使えるかを実験しました。見事成功です。更に長期間の保存実験も敢行中です。

◆基本的なこと

 ヨーグルトは密閉環境では育ちません。牛乳200ccにヨーグルトを50cc程度入れ、蓋の開いた容器にホコリや虫などが入らないように布巾やティッシュをかけて通気を確保します。菌の種類にもよりますが、ぬるま湯程度の温度で数時間おくと牛乳に変化が現れます。全体的にプルンプルンするようになったら蓋を閉めて冷蔵庫にしまいます。興味のある方は市販のヨーグルトで実験してみると面白いですよ。必ずしも成功するとは限らないところも面白さの一つではないでしょうか。


Latest update at 2005/8/23