続マグネチックループアンテナ実験

 6mのマグネチックループアンテナ(MLA)試作に成功したので、今度はHF用を作ってみました。我が家の環境は、マンションのベランダに7m程度のワイヤーを張ってはみたものの、まともに波が乗る訳もなく細々と受信のみできるような状況です。ワイヤーで受信してみるとやっぱり7MHzはにぎやかなので製作するMLAも7MHzへの同調を目指します。

■素材選び

 低い周波数に合わせようとするとループを大きくするか、コンデンサの容量を大きくしなくてはなりません。まずは大きな”わっか”を形作る素材選定からはじめました。インターネットを検索すると実に様々なアイデアがあることがわかります。フラフープに銅箔テープをまき付けたり、焼きの入ったスチールリボンを丸めたり、エアコンのパイプを使ったりしています。そうこう考えていたら、たまたま、身近な引越しで取り外されたエアコンのパイプを頂く事ができました。ラッキーです。

■7MHzにたどり着く

 早速一本丸めてどの辺に合っているのか調べてみることにしました。直径60cmの丸を作り70pF程度のバリコンを付けます。すると、14MHz付近が一番低いようです。そこで、もう一本継ぎ足して直径120cmを作ってみました。70pFのバリコンでは10MHz付近が限界でした。容量の大きなバリコンの持ち合わせがありませんでしたので、後日400pFの物を調達して接続したら、ばっちり7MHzをカバーしました。(多分100pF強くらいの位置です)

 コンパクトながら7mのワイヤーに比べると極端にノイズが少なく、大変良好な受信性能です。給電ループが適当ですのでSWRはあまり落ちません。ループの調整は面倒なので、アンテナチューナーで誤魔化して送信できるか試してみました。CWにて8W程度の出力で耐圧1KVのバリコンから火花が散り始めます。SSBの10Wの運用だったらなんとなりそうです。

 しかし、直径120cmになると狭い部屋やベランダでのとり回しが少々やりずらくなってきます。この状態でも給電ループを調整して、木製のマストを作れば完成できそうですが、どうも大きさが気になります。もっと小さくできないものか・・・

■より小型を目指す

 安直に考えられることはバリコンの容量を増やしループを小さくすることですが、高耐圧大容量のエアバリコンはとてもでかいし、真空バリコンは値段が高いです。たどり着いた答えはメインループをコイル状にすることでした。思いついたら早速実験です。

 少し細めのパイプをつなぎ合わせて直径80cm3ターンのループを試作し、75pFの高耐圧コンデンサを接続してみました。給電ループは目玉クリップをベースにした簡易的な物です。クリップなので任意の位置に半固定できます。実験には重宝します。

 動作確認用の簡易アンテナはこの状態で4MHz台で共振していました。もう少しで3.5MHzに届きます。また、給電ループはコンデンサの対角位置に付けるのだと思っていたのですが、アンテナインピーダンスメーターを使って給電ループの位置を替えながら計測してみると、かなり適当な位置に付けても問題無いことがわかりました。

 MLAの実験はまだまだ続きそうです。

 

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Latest update at 2006/1/16