続:マザーボードの電解コンデンサ交換

 PCやラジオの不良コンデンサが引き起こす故障報告をこのホームページでもさせて頂きました。我が家のPCはマザーボード4枚と電源1つが不良コンデンサに侵され、その都度修理を余儀なくされてきました。

 今回は何度も行ってきた修理作業の半田についてのお話です。

◆半田カスの除去が大変!

 不良になったコンデンサは半田こてを使って取り除き新品部品に交換するわけですが、不良部品を取り除くと例外無く基板のスルホールに半田カスがこびりついていて、そのままでは新しい部品を取り付けることができません。修理の工程ではこの半田カスの始末が一番大変な作業なんです。

◆あこがれの電動半田吸い取り機 

 掃除機+半田こて=電動半田吸い取り機

 世の中にはこんなお便利な機械があってプロの人々はこの機械を使って半田カスを一撃のもとに退治してしまうのですが、一般家庭にはなかなかある物ではございません。

◆手動半田吸い取り機(通称:シュポシュポ)

 これは、現在愛用している手動半田吸い取り機です。プッチンするボールペンを大きくした構造で、すごい勢いでプッチンすると先っぽから空気と共にとろけた半田を吸い込みます。2年ほど前に初めてマザーボードが故障し慌てて購入しました。

◆アースラインに泣かされる

 さて、実際の修理作業ではシュポシュポを片手にマザーボードに相対するわけですが、マザーボードのアース面積が広いおかげて半田カスが容易にとろけないのです。やったことのない人には良く分からないかもしれませんが、喩えて言うならば乾燥した歯磨き粉とか、結晶化した蜂蜜とかを想像してください。ほじくり出すのはなかなか大変ですよね。そんな感じです。半田がとろけないとシュポシュポは活躍できないのです。

◆ドリル併用の術

 そこで最近はシュポシュポを忘れてドリルを使うことにしています。ただしドリルは斜めに入れるとスルホールを壊してしまう恐れがあるので、少しづつ使うことにしています。私の手順を図にしてみました。

 最初にスルホールに溜まった半田カスを”ちょっとだけ”ドリルで取り除きます。ドリルは奥まで入れると手元が狂ったときに危険なので浅い位置に留めます。半田カスの量が少し減ったらスルホールに半田こてを入れて引き抜きます。すると残りの半田カスが引き抜いた方に寄ってくるので再びドリルで少しだけ半田カスを取り除きます。以上の作業を3回くらい繰り替えすと比較的綺麗に仕上げることができます。

 少し慣れるとドリルを手で回した感触で半田を削っていることが分かるようになるので、作業がスムースに進みます。ドリル使いが安定すれば、基板をいためることもなく仕上がりが綺麗です。

 この作業を行う前は、ターボ(130W)スイッチの付いた半田こてをターボ状態で使っていました。今ではノンターボ(20W)でも作業できるようになりました。半田カスにお悩みの同士諸君よろしかったらお試しあれ。(ただし自己責任で)

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Latest update at 2006/4/21