

あたらしいボールをてにいれたころわんは、なかよしのちょろわんといっしょにあそぼうとちょろわんのおうちにいきました。
だけどちょろわんはかぜをひいてしまったようです。
ころわんはちょろわんのことがしんぱいでなにをみてもちょろわんのことばかりかんがえてしまいます。
ちょろわんはげんきになってまたいっしょにあそぶことはできるのでしょうか?
この物語は、私がころわんシリーズに出会ったきっかけの本です。
犬が好き私は、ふとこの本が目に止まりました。
本を開いて読んでみると、ころわんの可愛らしさに惹かれました。
この物語のテーマは「友情」だと思います。
風邪をひいてしまったちょろわんをすごく心配するころわんに心打たれ、
読んでいる自分も少し切なくなったけれど、風邪をひいてしまっただけで
こんなに心配できる友情は羨ましいと思います。
咲いているタンポポをちょろわんに持っていったり、並んでいる雲をみて
自分とちょろわんを思い出したり、流れ星をみせてあげたいと思ったり...。
私にはそのような相手がいません。そのような相手がいることの方が珍しいと思うし、
ころわんのちょろわんに対する思いを絵本の中で味わいました。
ちょろわんが元気になって、一緒に遊ぶシーンでは「よかったね、よかったね。」と
心の中で呟いてしまいました。また、ころわんのおかあさんが、ころわん自身が
病気になったことを掲示して「大丈夫よ」と慰めるシーンは本当に心強いものでした。
ちょろわんは「ころわん」シリーズに沢山登場していますが、この物語は
ころわんとちょろわんにクローズアップされていて、
ころわんは他にも友達がいるけれども、その中でもちょろわんは特別な存在だと感じました。

あるひのごご、ころわんはこうえんでおにんぎょうをひろいます。
おにんぎょうがとってもきにいったころわんはいっしょにあそんだり、おうちにつれてかえったりします。
おにんぎょうとはなれたくないころわんですが...。
正直、こんなにいい本が絶版になってしまったのはとても残念です。
「みさちゃん」という名前のお人形と一緒に遊んだり、寒いからとおうちに連れて帰ったりと
ころわんのやさしさに心打たれました。動かないし、喋らないお人形を友達のように接する
ころわんたちをみて本当にみさちゃんがお友達になっているようでした。
家の中のシーンではたった1ページでころわんがみさちゃんをどれだけ気に入っているかを読み取ることができました。
また、今回はころわんのおかあさんも大活躍でした。夕方になり、みさちゃんとお別れをするよう促すシーン。
ころわんがみさちゃんと離れたくない気持ちを理解したうえで優しく諭し、
みさちゃんを元の場所に戻し、行く末をころわんと共に見守っている。
これには、何か大切なことを学んだ気がしました。自分が母親になった時に役にたつだろうと思います。
ころわんには子どもらしいやさしさがあるが、おかあさんには大人としての優しさがありました。
みさちゃんが持ち主の女の子の元に戻ったシーンでは「よかったね。」と思いながらも、
ころわんの気持ちになった時に涙が流れそうにりました。
次の日、ころわんはみさちゃんと持ち主の女の子と再開しているので、
みさちゃんだけでなく、持ち主の女の子ともいい友達になれたと思います。
また、「ころわん」シリーズでは、人間の登場人物は顔が描かれていないのですが、
この物語はみさちゃんの持ち主の女の子とその母親の笑顔が描かれているのが印象的です。
この本は絶版になってしまっているので、もし読みたいと思ったら図書館で借りてみてください。