

きょうはあめふり。
おかあさんは「きょうは、そとにでてはいけませんよ。こわーいハクションがきますからね」といいました。
でも、おうちのなかでじっとしているのがつまらないころわんはあかあさんにないしょででそとにでていきました。
そとではかえるさんやかたつむりさんにであいます。
ハクションのしょうたいとはいったいなになのだろうか。
雨が降っている外に出るのが億劫になると思いますが、ころわんはあめがふっていようが、
おかあさんに止められようが、外に出て行ってしまうので、本当に好奇心旺盛だと思いました。
途中、かえるさんやかたつむりさんに出会い、かえるのようにとび跳ねたり、
かたつむりのようにゆっくり歩いたりと真似をするころわん。
雨の日の外で、晴れている時とはひとあじ違う風景を見ることができます。
そして、ハクションの正体だが、これには驚きました。
何か他の生き物ではなく、水たまりに映った泥をかぶったころわん自身だったからです。
そんな母犬で内緒で外にでたころわんですが、帰ってきたころわんをおかあさんは怒ったりしないで、ころわんの体をやさしく温めている。
「ころわんとおにんぎょう」の時といい、母犬には感心します。子ども向けの絵本ですが、
子どもと一緒に読んでいる母親や、将来母親になるかもしれない私たちにも役にたつ要素が含まれていて、
ころわんシリーズには毎回懐かしさと共に、新しい発見が隠されています。

きょうはかぜがつよいひ。
おそとにでるとおにわのくさがぜんぶおじぎをしていたり、くものながれがはやかったり、おちばがかけっこしていたり。
おちばといっしょにはしったころわんがであったものとはなになのだろうか。
風が強くて、なんだか少し怖い気がすると思いながらも
好奇心旺盛なころわんは外に出て、ころわんと一緒に冒険しているような気分になりました。
また、風や千切れ雲、落ち葉など自然の動きがうまく描かれています。
物語終盤では、ころわんは落ち葉の寝床にいる年老いたかえるに出会いますが、
そこではころわんの明るい感じではなく、ゆったりとした気持ちになります。
友達と一緒に遊んでいるころわんも楽しそうですが、一人で冒険をしているころわんも違う意味で楽しそうで、
読む人にとっても新しい発見をもたらしてくれます。