薬物動態関連用語集
A
| ABC transpoter | ATP結合部位を持つトランすポーター | |
| Absorption | 吸収 | 吸収 |
| AIC(Akaike's information criteria) | 赤池の情報量基準 | モデル解析をする際、情報量とパラメータ数の関係からどのモデルが最適化を評価する基準。最も小さい値が最適モデル。 |
| alpha1-acid glycoprotein | α1-酸性糖蛋白 | 塩基性薬物が結合しやすい血漿中蛋白。10-30μM。炎症ストレス等により増加する。 |
| AUC(area under the blood concentration -time curve) | 血中濃度時間曲線下面積 | 血中濃度と時間で囲まれた面積(∫Cp dt) |
| AUMC(area under the first moment curve) | 1次モーメント曲線下面積 | 血中濃度に時間を掛けたものの積分値(∫Cp・t dt)。MRT, VRTを求めるために用いる。 |
B
| basolateral membrane | 側底膜 | 血液側の膜 |
| Bioavailability | バイオアベイラビリティ | 循環血に到達した薬物の割合。静脈内投与時のAUCの比で求められ、一般的にFで表される。 |
| Blood brain barrier(BBB) | 血液脳関門 | 薬物の血液から脳への移行の障壁。血管のtight junctionが発達しており、水溶性の高いものは移行しない。また、分子量が大きいものも透過しない。p糖タンパクが機能している。 |
| brush border membrane | 刷子縁膜 | 管腔側(消化管、尿管側)の膜 |
C
| Cassette dosing | 複数の薬物を相互作用のない程度少量同時に投与して動態をみる方法。 | |
| Compartment model | コンパートメントモデル | 生体を1つの箱とみなして解析する方法。コンパートメント解析参照。 |
| CYP(cytochrome P-450) | ミクロゾームに存在する薬物酸化酵素。分子状酸素を薬物に導入する酵素(monooxygenase)。 |
D
| deconvolution | デコンボリューション | 入力関数と出力関数から重み関数を数値積分による求める方法。静脈内投与時および経口投与時の血漿中濃度推移をそれぞれ入力関数、出力関数とすると、吸収に関する関数が重み関数となり、吸収の推移が評価できる。 |
| DDS(drug delivery system) | 薬物送達法 | 薬物を標的臓器に送達する方法。血漿中濃度推移をコントロールする方法。 |
| Distribution | 分布 | 分布 |
| Distribution volume | 分布容積 | 血(漿)中濃度からみた容積。定常状態分布容積(Vdss)、β相における分布容積(Vdβ)、中央コンパートメント分布容積(Vc)等、定義により各種分布容積がある。 |
E
| EC50 | 最大薬理効果の半分を示すときの濃度 | |
| Emax model | 最大効果があるPDモデル。Hill式のHill係数が1の場合のモデル。 | |
| Entrohepatic circulation | 腸肝循環 | 薬物が胆汁排泄され、再び消化管から吸収されて体循環にもどる循環。体循環−肝臓−小腸−体循環という循環のこと。 |
| Excretion | 排泄 | 排泄 |
| Extracelluar fluid | 細胞外液 | 細胞間液、細胞の外の液体。体重の約20%を占める。細胞内に入らない薬物の分布容積になる。 |
F
| F | バイオアベイラビリティ | 投与された薬物が循環血にいたった割合。 |
| Fa | 吸収率 | 消化管膜を通過した割合。 |
| Fh | 肝アベイラビリティ | 肝通過率。肝臓を1回通過する際に代謝されずに素通りする割合。 |