columns +home+
 




ニューヨーク旅日記(04.3.4〜3.10)
『西日の町』を読んで(03.10.5)   
秋祭り(03.10.2) 
  思索の秋(03.9.12)
  復活コラム(03.9.11)
     
 























ニューヨーク旅日記

2004.3.4〜3.11


先週、女子6人でニューヨークへ行ってきました。

名づけて「卒業旅行海外編」。(来週、国内編で函館に行きます)

前半は「ニューヨーク:3泊5日の強行ジャーニー」
後半は「ワシントンDC・ボルチモア:番外サバイバル編」
といった感じです。

思い出に、旅行記でも書こうと。
未だに写真の載せ方がわからないので、文字ばかりでまことに味気ないですが・・・。
出来るだけ、情景豊かに綴っていけますように。


GO→→→ travel sketch:NEW YORK


















『西日の町』を読んで

2003.10.5(SUN)


読書をして久しぶりに泣いた。
著者は『夏の庭』『ポプラの秋』の湯本香樹美さんだから、きっと泣かされることはわかってたんだけど。

『西日の町』は、絶対に横になって眠ろうとしない(それには訳があるのだけどね)てこじいと、娘のさーと、さーの息子の「僕」、の話。
てこじいのアクドイ、でも憎めない台詞に「僕」と一緒にときめいた私。
ページのあちこちに顔を出す、父親の存在と不在の意味。
部屋のはじっこでうずくまるてこじいと、その前でつめを切るさーの夜。
もう意識のないはずのてこじいが、さーの頭をなでる夜。
やっぱり泣いちゃうね。
なんだか妙に苦くて切ない味のする読書だった。
紙で出来てる本に味なんてないんだけど。

「と、雲がゆっくりと割れ、巨大な満月が現れた。
見ている僕の口は自然と開いて、舌の上に甘くつめたい月光の味が広がった」

はっとして、何度も読んで情景を思い浮かべた春が漲る季節の夜の描写。
月ってそう、ひやっと冷たいイメージ。
けど満月は確かにどこか甘くて温かみがあって、夜の空気を香わせる。
あの感じをこうやって言葉に出来る湯本さんはすごいよ。

今度月の満ちる夜、舌の上に甘くて冷たい月光の味、是非感じてみたいと思った。

※湯本香樹美『西日の町』文藝春秋 2002

↑back
















秋祭り

2003.10.2(THU)


今日は近所の天祖神社の秋祭りです。

綿雨屋から始まる的屋の並び。ソースせんべ、大判焼き、ちょこばなな、じゃがばたー。
赤い暖簾がずっと続いてく。御囃子の調子が私をわくわくさせる。
秋風にのってとんでもなく遠くまで響くような笛の音。
白熱灯に照らされておろおろ泳ぐ金魚や、ヨーヨーの感触。
射的のコルク玉がはじける歯痒い音。
小亀すくいの前で、ちっちゃい亀に紐を付けて、散歩に連れていく素敵な自分を想像して嬉しくなる。

でも私はやっぱりスーパーボールすくいが一番好き。
裸電球の下できらきら光るから、遠くからでもすぐわかるの。
ああして流れるプールの中をぷかぷか泳いでるスーパーボールはとてつもなく魅力的。
あのゴムっぽい匂いも。
昔、あのきゅっきゅっていう感じの味が好きで、よく口の中に入れて飴みたいに舐めていたら、危ないでしょって怒られた。

うちのお風呂で浮いてるスーパーボールはあんなにきらきらしてないのに。
なんでお祭りで泳ぐスーパーボールはあんなに特別なんだろう。

久しぶりに行った秋祭りは、なんだか自分の視線の位置が高くなっていてくすぐったかった。
射的の的も、金魚も、なんだか小さく見えた。
スーパーボールすくいはやらなかった。大判焼きチーズ味、も我慢した。
大人みたいに、お参りだけして。おみくじをひいて。
結果は末吉。「春よりよい秋になる」って。悪くないね。
末吉って、終末には吉が来るってことかな、それとも吉の末端ってことなのかな。
そんな詰まらないこと考えながら。お囃子が遠くなってくのを背中に聞く帰り道。
大人になりきれない子供みたいに。

↑back
















思索の秋

2003.9.12(FRI)


とにかくはじめに、自分の中に疑問符を抱くことが大切なんだろうな。
卒論を考えながら思うこと。
なんでこれってこうなるんだろう、これってどうなんだろうってさ。
自分が知りたくなかったら、それについて調べるなんて出来ないもんね。
当たり前のことだけど。
人によって疑問符の形も色も違うから、人は十人十色で、人生はさまざまなんだろうか。
自分が知りたいことを研究する。自分が知りたい人生を生きる。
スケールは違うけどたぶん同じこと。
卒論ひとつでおろおろ迷ってる自分が、これからどの道を通って生きていくのか。
かーなり不安になります。

そういえばこの間本を読んだ。江國香織の「流しの下の骨」。
やっぱり彼女の描く世界は懐かしい感じがする。
うらやましいくらいゆっくり時間が流れていて、そしてどこまでも、非現実的。
江國色。ああいう色が似合う道にむかって歩いていきたいとは、すごく思うんだけど。

かわいいなーと思ったのは、主人公のこと子ちゃんが左手でご飯を食べる練習をするところ。
そうしたら右利きの恋人と、ごはんを食べている間も手を繋いでいられるから、だって!

↑back















復活コラム

2003.9.11(THU)

最近の座右の銘。
「秘すれば花なり、秘せずは花なるべからず」
世阿弥の「風姿花伝」より。
自分なりに解釈した結果、いつも胸に置いておきたい言葉かな、と思います。

最近、日本人でよかった、とおもったこと。
西小山のお祭りで神輿を担いだ時。
そいや!そいや!
祭、人、汗、人、体、人、夜、人、風、人、それに・・・野生?!
とにかくとにかく、人間を近くに感じた。
お祭りってそういうものかな。

途中、坂道を登った時の話。
もうその時はトランス状態で、口がひとりでにそいやそいや言ってたんだけど。(笑)
はっと上を見たら、夜空に、ライトに照らされた神輿が輝いて綺麗で。
それしか見えないの。黒い空と、金の神輿。
地上では、人々が織り成す熱い祭が繰り広げられているのに。
飛翔、って感じだった。なんだか解放感だった。

もちろん、担いだ後、飲んだビールもめっちゃさわやかな味がしたけど。

今日は中秋の名月よ。
昨日はお月様の泣きぼくろの位置に居た火星は、ちょっと離れてたね。
今日はお月様の大事な日だから、一応遠慮してるんでしょう。
と勝手な想像です。

↑back