田中 功也
昨年3月末、富士火災海上保険鰍定年退職し、悠々自適の生活を送っています。京都の同志社大学に進んだため関西本社の会社に就職し、以来、転勤で東京、宇都宮に勤務した7年間を除きずっと大阪に住んでいます。現住所地和泉市いぶき野には、阪神淡路大震災のあった平成7年からですので11年半になります。
昨年4月、1年制の大阪府老人大学に入学しました。府在住で60才以上の人に入学資格があります。希望者が多いため抽選(約2倍)で3〜4回申し込まないと当たらないと聞いていたのですが、1回で合格し、南部講座第21期生となりました。昭和20年生まれの私は最年少で、65才で別けて半々くらいの人数構成です。中には85才でなお矍鑠としている人もいて驚きます。
週1回、午前中が一般教養、午後が専門科目で弁当持参で嬉々として通学しています。大学やその行事等で家を空けると家内もせいせいするのか、機嫌がよくなるふうに思えます。専門は歴史考古学を選択しましたが、他に美術、保健体育、生活科学、健康福祉の各学科があり各科4〜50名のクラスです。
関西の歴史を主体に学んでいます。大阪平野の原風景、邪馬台国と大和王権から始まり、難波津と瀬戸内水運、四天王寺と飛鳥寺、大化の改新と難波の宮、鎌倉時代の近畿、堺の発展、天下の台所、西鶴と近松等などと進んで、年が変わってからは「大坂を訪れた人々」ということで道中膝栗毛や清河八郎の紀行文「西遊草」(母親を連れて前後3回大坂を訪れている)、喜田川守貞の「近世風俗誌」を教材に、三都(江戸、京都、大坂)の比較論を楽しんでいます。歴史の宝庫関西で、半日で行ける範囲で現地見学会も時々行われています。
大学祭も盛んで、10、11月はほとんどかかりきりでした。グループ研究は先日NHKスペシャルでも放送された「大化の改新は本当にあったのか」をテーマに取り組み出展しました。放課後は、グランドゴルフに興じています。ハイキングクラブにも所属して、1月には熊野古道の発心門王子跡から熊野本宮大社まで7kmを歩き、2月は山の辺の道11kmを予定しています。これから3月末にかけては、クラスやグループの卒業旅行が続きます。1泊2日で、伊勢や鳥取三朝温泉、三方五湖に行きます。
老人大学の合間にはクラシックコンサートを聴きに行ったり、旅行を楽しんでいますが、11月末、家内、次女とキラウエア火山等のハワイ島を2泊3日で巡った後、東京の長女夫婦、4才の孫とホノルルで合流し、2月に寿禄会「還暦記念ハワイ旅行」で行ったワイキキの浜やハナウマ湾の海水浴、ダイヤモンドヘッド・ハイキング、サンセットディナークルーズ等を楽しみました。下枝さんの言うとおり11月はベストシーズンで大満足の旅になりました。老人大学卒業後も、クラスやグループ仲間の交流、クラブの活動等も盛んなようで退屈しないで済みそうです。
4月以降は家内の腰痛(椎間板ヘルニア)の回復を待って、現役時代になかなか行けなかった京都、奈良の古寺巡りや琵琶湖湖北の寺巡りをしたいと思っています。
田 中 功 也
