富安 清子(森崎)

 世はまさに受験、卒業、入学式の季節。福高でまず思い出すのが 入学式の日。
式後、各クラスに分かれ、
先生の話(全く覚えていない)の最後、“寄留した者は後ろへ”まさしく私の事。入学早々叱られるのかとビクビクしていたら
“この書類に本当の住所を書くように、さもないと定期が買えないから”ほっとしたのを思い出す。
 というのも願書を出す間際になり 
    『福高に行きたい』
 と言い出した
私に両親は驚いた。
 何しろ近くに福高生を見たことがないのである。

       母『主人と別居します』。
 市民課のお役人、書類を一目見て
      『福高受験ですか?今から転居は無理です』

      『そんな事ではありません。ともかく別居したいのです!』
 母の押しのおかげで、晴れて福高生に。
   その母と父の介護に博多に毎月通った一年前。
 今では二人それぞれ病院・ホームのお世話になり
 三月に一度の博多行きとなっている。

 ところで、なぜあの時“福高へ行きたい”といったのか、自分でもわからない。

 でもおかげで、いい友との出会いがあった。

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