似て非なるもの・・・ウルトラ2?
今回私が購入したのは3種類ある中で「nSix-One 95(以下n61)」、HPS6.1-95(以下6.1)
の後継機種です。unstrungで316g、バランスは計っていません。
セッティングは使用中の6.1との比較上、同じXP1.10をストリングス
パターンの違い(6.1は18×20、n61は16×18)を考慮して3lbs
アップの46lbsで張り上げました。
※下記レポートは比較対象を全て6.1に置いて書いておりますので
ご了承ください。
見た感じモールドは6.1と同じ(というよりPSクラシックから
変わっていない)。少し厚めに見えるのは色のせいでしょう。
見た目は派手ですが、コートに入っているとスロート内側の白が目立ち
派手っちくは感じませんでした。
まずボレーボレーから・・・
「んっ?飛ぶぞ!」
反発力はシリアス・プロスタッフとしては過去
最高ではないでしょうか?合わせるだけでスピード感あふれるボレー
が狙ったところに突き刺さる。一緒に打ったローリーエース(この人
も同じものを一緒に購入し、今日が初打ち)も飛びの良さにびっくり
していました。
ボレーが苦手の私としては「しめしめ」と思ったんですが、その後
キツ〜イしっぺ返しが待っておりました・・・。
ストロークに移り、まずはゆったりしたペースでラリー。
まずは普段どおりループ状のトップスピンを打っていくと、またもや
「んっ?」軽い乾いた打球感で、球離れが早くシャフトに乗る感じが
あまり無い・・・。よって回転はかかるんだけどコントロールが今
ひとつ。ならばと、厚い当たりを心がけるとドライブの効いた球が
自分らしからぬスピードで飛んでいく。ただし、飛ぶ。
気をつけて打たないとウイルソンのいうとおり、
飛距離も22%アップ(--;
してしまいます。
フルショットのラリーではその傾向がより顕著になり、がっちり構えて
打てない状況では暴走すること数多し。暴れ馬のようで乗りこなすには
一ひねり必要と感じました。
ただ、スライス系に関してははじきの良さをメリットとして享受できる
ようです。
サーブもストロークと同じ傾向で、攻めるとき(1st)は飛びが武器に
なりますが、守る時(2nd)にはすっぽ抜けないよう注意が必要でした。
シングルスも行ってみたんですが、結論としては「攻めやすいが守り
づらいラケット」ですね。その理由としてはプロスタッフらしからぬ
飛びの良さが上げられると思うんですが、一番の要因は「フレックス・
ポイントの上方移動」だと思います。
6.1でいうとフレックス・ポイントはスロートの真ん中ちょい下ですが
n61はスロート下部(グリップの上)が非常に固く、ブリッジの辺り
でしなっている感覚があります。いわゆる「先調子」なんです。
その結果、パワーは出る(しなったフレームの戻りが早い)が、スウィ
ング軌道やミスヒットに敏感な、ピーキーな特性のラケットに仕上がっ
たように思われます。
門戸は広く開け放たれてるんですが、ラケットがハイテンション、厚い
当たりを求めており、ラケットのお眼鏡にかなった者のみが類まれなる
パワーの全てを享受出来るといった感じでしょうか。
ここまで書いては、はたと思いつきました。先調子のピーキーな特性、
使いこなせば素晴らしいパワー・・・そうです、こいつはプロスタッフ
の皮を被った「現代版ウルトラ2」なんです(ちょっと言い過ぎ?)
もちろん、フレックス自体は硬すぎることは無いので、あまり深く考え
ずに使う分には「らくちんプロスタッフ」かもしれませんが、味わい
尽くすには結構な技量が必要でしょう。
ただ、特性がピーキーなだけにセッティング次第で印象が大きく変わる
可能性も多々あります。私ももう少しセッティングを工夫して、この
パワーを味わいたいと思います。