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TIPS
最初に、ここでご紹介するストリンギングの手法、パターンなどは私が様々な情報と経験で導き出したもので、到底全ての状況において正解と言える物ではない事をお断りしておきます。私がこのサイトを開設した動機は、テニスを職業とする私が、言わば特権的に得ている情報を一般のテニス愛好家やホームストリンガーの皆さんに公開し、共有したいというものです。
ですので、ここが違う、もっとこうしたら、等のアドバイスや提案は苦言であっても歓迎しますが、ここで書いてあった通りにやったがうまくいかない、などの環境や技術の違いに関しての苦情に関しては私の本意ではありませんので、無視させて頂くことがあります。あらかじめご了承の上ご覧頂く事をお願いいたします。
どの張り方で張るか、それが問題
 これからご紹介する様々なストリンギングパターンは当然ながらそれぞれ固有の特徴を持っています。
ストリンギングの世界に足を踏み入れたばかりの方は、いったいどの張り方が自分や自分のラケットにあっているのか、どの張り方をすると一体何がどうなるのか、がまったく分からないと思います。(当然ですね。)そもそもショップで依頼するにしても、ショップにも技術の差がありますし、あなたがオーダーした全ての張り方をそのショップが習得しているとは限りません。それにストリンギングの世界には誰がどう見ても正解という張り方は存在しませんので、一家言あるストリンガーにあれこれ細かいことをオーダーするのはかなり勇気がいる作業だと思います。そんな煩わしさや、あまりにも高額な張り代に嫌気がさし、ホームストリンガーになったあなたに一言。

「あなたにとって正解の張り方は、ストリンガーである前に「プレイヤー」であるあなたが決めるのです。」

だって、それでなくちゃホームストリンガーになる意味がありません。自分であれこれ試行錯誤して自分にとってのベストな環境をローコストで手に入れ、それを継続し、要望があれば仲間に還元していくのがホームストリンガーの醍醐味でしょ?

ベストなストリング環境をプレイヤーとして手に入れるためには、まず「
上からクロス(横糸)を張るか」、「下からクロスを張るか」を選択しなくてはなりません。方法は難しくありません。初心者ストリンガーのあなたでもできる二本張りで十分です。二本張りのページを参考に、まず上からクロスを張ってみて試打してみます。次に前述のページのクロスをまったく反対にボトム(スロート)側から張ってみて試打します。このどちらが気に入ったかとこれからお話しするチェック項目でラケットが変わったとしてもあなたはストリングパターンを選択し、ベストなストリング環境を手に入れることができます。
お気に入りのラケットにストリングスを張る前に、簡単なメジャーやモノサシでいいので、フレームのサイズを測っておいて下さい。サイズとは、時計で言うと「
12時-6時の距離」「10時-2時の距離」「7時-4時の距離」「9時-3時の距離」の4点です。これを張り上げ後のサイズと比べることで、あなたが使っているラケットの個性が分かります。その個性とあなたが気に入ったクロスを張っていく方向でストリングパターンは自然と決まってくるのです。

張る前と張った後で特に変形が見られない
非常に剛性が高いストリンギングにとってありがたいラケットです。下から張り上げた方が気に入ったのなら、
「普通の一本張り」を、上から張った方が気に入ったのなら、「二本張り」または「ATW変形が適していると思います。

張った後、変形しているようだ
デリケートな性能と個性を持ったラケットです。個性的な性能と引き換えにいささか手間がかかる張り方をしなくてはいけないようです。下から張り上げた方が気に入った方は「J's2」を、上から張り上げた方を気に入った方はATW変形
もしくは「J's(新バボラ」を試してみて下さい。この二つではJ's(新バボラ)の方がどちらかというとダイレクトな打球感が得られるようです。ハードヒッターでハイテンションで張る方は難易度は多少高いですが試してみる価値があります。

個々のパターンの詳しい特徴と具体的な方法は、それぞれの張り方のページで説明していきます。
一本張り?二本張り?
1本張りと2本張りではいったい何が違うのでしょうか?
中には2本張りは素人の張りで、1本張りが上級者の張りだと思っている方もいるようですが、そんな事はありません。むしろ慣れていない(熟練していない)1本張りよりも、慣れた2本張りのほうがずっとパフォーマンスがいい事だってあります。1本張りでは8m近くもあるロングサイドを糸を1本引っ張るごとに手繰り寄せていかなければなりませんから、慣れていないとその間にキンク(ねじれる)したり、マシンのどこかに引っかかって傷がつくことだってありますからね。

以前あるストリングメーカーの契約ストリンガーの方とお話しした時にその方は1本張りで張る理由をこう説明していました

「トーナメント会場のストリングブースには選手が自分の好みの糸を持ち込む事がほとんど。当然失敗しても在庫なんかないことが多いので
途中思わぬトラブルで切れてしまってもリカバリーできるからですよ。」

なるほど。確かに二本張りで張っていて途中で切れてしまったら結び目が6つになってしまい、とてもカッコ悪い。でもそれだけではないでしょうね。1本張りのパターンの中にはATW変形やJ'sのように縦を張っている途中で横を張り、また縦に戻るという複雑なものもあります。これは二本張りではできないものです。(ちょっとしたコツでできるパターンもありますが)こうしたラケットの個性による変形をストリンガーの意図で最小限に防ぐことができるのが1本張りの利点だと思います。つまり自由長が長いわけです。変形しにくいラケットの場合、プレイアビリティーに関しては1本張りでも2本張りでもあまりこだわる必要性は感じません。