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私が2006年に初めて出会い、感動した名曲を紹介します。
相変わらずユーロロック漬けでしたが、クラシックにも目覚め始めた年でした。
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KINKI KIDS |
| カナシミブルー |
| 2002年発表 |
この曲は2002年当時クレジットカードのCMに使われていて、印象的なギターフレーズが気になっていました。
とはいえ「ジャニーズに金使うのもねぇ・・・」と触手が動かなかった私。
たまたま中古CDで『Single Selection II』を発見できたので購入しましたが、これは名曲!素直に当時シングルだけでも
買っておけば・・・と後悔してしまいました。
堂本剛の音楽的センスってスゴいですね。「Rainbow Star」も近年稀に見る楽曲だと思いましたが、こういう崩し方は
そうそう出来るもんじゃないです。
コチラのコラムでも熱く語りましたが、2006年上半期での最高の出会い。
今でも瞼を閉じればリーチアクションなど全ての演出が浮かんでくるほどに気に入ったパチンコ台でしたが、この曲が
使用されていなかったら熱中する事が無かったと断言できます。
いわゆる"タイアップ曲"全盛のこの時代に誕生した純正アニメソングの名曲。出来る事なら"銀鉄"全てのアニメシリーズで使用して欲しかった・・・
この曲を収録しているアルバムの紹介はコチラ。
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ベートーヴェン |
| 交響曲第7番 第4楽章 |
| 『のだめオーケストラ Live!』収録版 |
前述の「銀河鉄道物語」関連が上半期最高の出会いならば、下半期の最高の出会いは
「のだめカンタービレ」でした。
コミックは全巻購入、TVドラマは全編録画・・・とくればサントラ購入も当然デス。
最終回での"第7"の演奏シーンを観てしまったので、この曲が最も印象強く、どうしても聴きたくて
この企画盤を購入しました。
特にこの第4楽章で繰り広げられるキメの多さとヴァイオリンの波のようなうねりがカッコいいです。
こういう曲を聴くと、かのイングヴェイの「クラシック音楽家達が現代に生きていたら、絶対にヘヴィーメタルに
なっていたハズだ!」という発言も納得できます。
ちなみに、色々とのだめ関連CDが発表されてますが、『のだめオーケストラ Live!』が一番無難で楽しめたアルバムでした。
(ラフマニノフがフェードアウトになっているのが気に入りませんが。)
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和田アキ子 |
| 今あななにうたいたい |
| 2004年発表 『Love Ballad Best』 に収録 |
歌謡曲というジャンルに限定すると、現役最強の歌唱力を持つのが和田アキ子だと思います。
ハードな曲からバラードまで、最高水準で歌いこなす技量は世界でも通用するレベルでしょう。
この曲は、以前の紅白歌合戦で感極まって途中からマイク無しで熱唱した曲で、その威風堂々と
した姿に感動しました。
本作収録のオリジナル版でも充分魅力的ですが、紅白での音源も是非リリースして欲しいものです。
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MAGNUM [Britain] |
| Kingdom of Madness |
| 1978年発表 『Kingdom of Madness』 に収録。 |
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MAGNUM [Britain] |
| Invasion |
| 1978年発表 『Kingdom of Madness』 に収録。 |
「大英帝国の至宝」と称されるMAGNUMは以前から知っていたものの、実際に曲を聴いた事がありませんでした。
これはブリティッシュロックに目覚めた頃が丁度彼らの晩期(没落期)だった事に影響しています。
たまたまCDショップで物色していた時に店内に流れてきた「これぞブリティッシュ!」というべき華麗な単音リフ。
速攻で店員に問うと本作収録の「Invasion」でした。MAGNUMの初期〜中期作品が紙ジャケ再発されたので販促に流していたのです。
この運命的とも言える出会いに感激し、即座に購入したのです。
「Invasion」は、URIAH HEEPの「Look at Yourself」のようなリズムと往年のブリティッシュハードロック特有の単音で
奏でられるリフが相まって、究極のカッコよさです。惜しむべくは最高に盛り上がった瞬間にメドレーである次曲に移って
しまう点です。この歯痒さもブリティッシュロックですが・・・
そしてタイトル曲である「Kingdom of Madness」の素晴らしさ!緩急メリハリのあるプログレ的構成ながら、キャッチーで
美しいハードロックになっています。円熟期は、デヴィッド・カヴァデールのように
渋みが出るボブ・カトレイのVoもここでは若々しく、まさに本作でデヴューした喜びと未来への希望に溢れています。
ちなみに、本作に感激した私は紙ジャケ再発盤を一気に購入しましたが、本作以上に感激したアルバムはありませんでした・・・
こうして散財していくワケです。(涙)
(モチロン好みの問題ですよ。一般的には1st,3rd,5thが名盤と評されています。)
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ARMAGEDDON [Britain] |
| Buzzard |
| 1975年発表 『Armageddon』 に収録。 |
本作は、過去にCDを持っていたのですが紛失、市場からも姿を消していたため、長年再発を待っていたアルバムでした。
前述のMAGNUM「Invasion」でも語った"単音リフ"ですが、この「Buzzard」もその単音リフが炸裂する名曲です。
ヘタと評されるキース・レルフのVoも味わい深く、何よりも楽曲構成が素晴らしい!
邦題「肉食鳥」そのままにリスナーに襲い掛かってくるかの如くたたみかける曲調には聴く度にゾクゾクさせられます。
このARMAGEDDONは、晩期ブリティッシュロックに登場した最後のスーパーバンドと言えるかもしれません。
BEATLESの登場から一気に全世界を席捲したブリティッシュロックは、このARMAGEDDONを見ていると恐竜に例えたくなります。
永遠に続くと思われた"わが世の春"が終焉を迎えた時、その流れに対抗し闘おうとするのですが・・・本作発表後キースの死に
呼応するかのように百花繚乱のブリティッシュハードロック・シーンは終わりを告げるのです。
そんなセンチメンタルな気分にもなる思い入れのある曲です。
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Luca Trulli [Itary] |
| Demonheart |
| 2002年発表 『Prophet of The Last Eclipse』 に収録。 |
イタリアが誇るヘヴィーメタルバンドRHAPSODYのブレーンであるルカ(G)のソロ1st『King of The Nordic Twilight』を聴いて
ブッ飛ぶほどの衝撃を受けた勢いで2ndソロ作である本作を購入しました。
1stと比べると少々肌に合わない部分もある作品でしたが、この「Deamonheart」には感激しました。
引っかかりのある独特のリフと、ブ厚いコーラスにも負けないボーカルの力強さが対峙する正統派メタル。
「She Has a Deamonheart!」というサビは意味深でもありますが(笑)、やはり初期HELLOWEENタイプのメタルが好きなのだと
再認識した次第です。
ちなみに、この「Deamonheart」のシングルにはHELLOWEENの「I'm Alive」の完コピも収録されています。
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Автограф [Russia] |
| Пристегните ремни безопас |
| 2006年発表 『25 лет спустя. Юбилейный концерт』収録 |
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Автограф [Russia] |
| S.O.S. |
| 2006年発表 『25 лет спустя. Юбилейный концерт』収録 |
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Автограф [Russia] |
| О, мой мальчик |
| 2006年発表 『25 лет спустя. Юбилейный концерт』収録 |
「Live Aid」にロシアから唯一参加した伝説のバンドである彼ら。
(ちなみに日本からは矢沢永吉とLOUDNESS)
結成25周年を記念した再結成Liveが本作ですが、まさに円熟の域にある演奏を楽しめました。
メロディアスな名曲が多数収録されている作品ですが、中でもこれら3曲はズバ抜けていました。
「Пристегните ремни безопас」(英語では「Clip Safety Belts」)は目まぐるしく音色を変化
させるキーボードが印象的でドラマチックなインストです。
「S.O.S.」もインストですが、こちらはギター主導のスピーディでカッコいい名曲です。
私がバンドのリーダーだったら、間違いなくどちらかの曲をオープニングにしますけれど・・・
そして実力派シンガーによるツインリードの「О, мой мальчик」(英語では「Oh, My Boy」)。
こんなキャッチーでカッコいい曲が埋もれているのだから世界は広いと改めて実感した次第。
これら3曲のスタジオ版も聴きましたが、いずれもLive版が上でした。スタジオ作品を軽く凌駕するとは・・・恐ろしいバンドです。
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NEW TROLLS [Italy] |
| Suite Disco |
| 1976年発表 『Live N.T.』 に収録 |
『Concerto Grosso』で感動させてくれたNEW TROLLS。2006年も彼らの作品を数点購入しました。
この「Suite Disco」は、本作で初めて音源化され、次作『Aldebaran』でスタジオ録音されたのですが、アレンジが全く違います。
歌詞の部分のメロディは共通するものの、曲名通りディスコの華やかさに溢れるスタジオ版と違い、こちらは
ハードなジャズロックです。
「いくらライブでも、この音の悪さは無いだろ?」と思ってしまうほど音質は悪いですが、鬼神のようなドラミングに酔いしれて
しまうのです。スタジオでも、これくらいドラムの音を上げてあげればイイのに。
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NEW TROLLS [Italy] |
| La Mia Canzone |
| 1981年発表 『FS』 に収録 |
中期の名盤とされる『FS』は、その評判に相応しい力作でした。
どんなスタイルの曲も一定水準を越えてしまう彼らの実力には恐ろしさすら感じてしまいます。
(世界的バンドで彼らに匹敵するアーティストは何人いるだろう?)
この曲は、リードボーカルがヴォコーダーになっている珍しい曲ですが、センチメンタル溢れるメロディが感動を呼ぶ
名曲です。歌詞も後悔(自責?)をしながらも前へ進んでいこうという内容で、これまた感動を誘います。
商業的には不遇の時期にあった作品ですが、音楽は最上級。こういう作品をキチンと残してゆくのが今を生きる
私達音楽ファンの義務だと思います。
この曲を収録しているアルバムの紹介はコチラ。
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PEMIATA FORNERIA MARCONI [Italy] |
| Non E Un Incubo E Realta |
| 2005年発表 『Dracula - Opera Rock』 に収録 |
前述のNEW TROLLSと比べると、初期に世界的ヒットがあり知名度も高いので報われていると思われるPFM。しかし音楽性の
変遷が流行に迎合しようとしてもズレがあり、結果的に中期以降の評価が低くなっているようです。
ところが、本作は「これぞプログレ」と溜飲を下げてくれる名盤に仕上がっていました。初期の牧歌的とすら思える叙情性は
皆無ですが、緩急のメリハリは往年の勢いに迫り、女性ヴォーカルの併用も正解。そして何よりも曲が良い!
この曲は3曲目ですが、1曲目からのメドレーとして考えるべきだと思います。陰鬱ながらも美しいギターの調べから
一気に盛り上がるインストの1曲目、暗黒的メロディが炸裂するブリッジの2曲目を経て爆発するこの3曲目・・・
イタリア語独特の"巻き"も含め、全てが「収まるトコロに収まった」完璧な楽曲です。
同時期に発表されたQUEENSRYCHEの『Operation : Mindcrime2』の出来に落胆した私の魂を救ってくれた作品でもあります。
この曲を収録しているアルバムの紹介はコチラ。
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ZENO [Germany] |
| Fanfares of Love |
| 2006年発表 『Runway to The Gods』 に収録 |
そのスジでは「仙人兄弟」と称されるロート兄弟の弟、ジーノ。1986年に1stを発表してから20年目本作が3rdなのだから、
BOSTON以上の宴作家でしょう。
(未発表曲集が2枚あるにしても、どうやって食ってるのだろう?)
過去2作品で力強いハイトーンヴォイスを聴かせてくれたマイケル・フレキシグからマイケル・ボーマンにVo変更という
ニュースに一抹の不安があったものの、1曲目のこの「Fanfares of Love」の素晴らしさにより全く違和感無く楽しめた
アルバムでした。
(トミー・ハートがVoになる可能性もあった訳で、これも聴いてみたかったですが)
兄であるウリ・ロートの作品でも感じる事ですが「天駆けるようなギター」はジーノ兄弟の専売特許。そこにハスキーで
憂いあるVoが乗るのだから文句の言いようがありません。
1956年生まれのジーノ氏。50歳でこういうアルバムを作る事自体が脅威ですが、あと何枚作品を発表してくれるのだろうか?と
心配してしまいます・・・
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