ワークショップ日記

2005. 7.24

 バングラデシュの先住民族の人権擁護に取り組んでいる「ジュマ・ネット」のワークショップ作りを手伝うことになり、その学習会で、久しぶりに『500年前』1992年にカナダで開発された、先住民族の人権について考える教材で、5つのワークショップで構成されている)をやった。中でも、「宇宙人がやってきた」というワークショップは、宇宙人役のゴトーさんの名演技(!)も手伝って、大いに盛り上がった。見ていたぼくも、涙が出るほど笑わせてもらった。
 このワークショップは、参加者が「宇宙人」と「地球人」に分かれてやりとりをするロールプレイなのだが、今回、ぼくは、最初に要領を説明したほかは、場面ごとのキュー出しをやっただけで、細かい指示を出したり、コメントを挟んだりということはしなかった。それでも、参加者の積極的な参加で、ワークショップはとてもうまくいった。
 こういう場合、ファシリテーターは影が薄くなり、その力量が注目されることはないが、実は、こういうファシリテーションこそ、いちばんいいあり方なのかもしれない……と、一人で悦に入ったりして。


2005. 1.22
23

 八戸で開かれた「東北ブロック開発教育セミナー−担い手研修会−」に参加。DEAR大阪の佐藤友紀さんと一緒に、イギリス・ツアーの報告をした。
 メインは、佐藤さんが用意してくれた「バーチャル・タウン・トレイル」。Yorkの街の写真と、その写真に写っているものに関するクイズを部屋のあちこちに貼り、部屋の中で「タウン・トレイル」を疑似体験するというもの。スーパーで売られているフェアトレード・バナナや駐車場に置かれたNGOによるチャリティ・ボックス(古着や本などの回収箱)などの写真を使った。
 みんなとても熱心に参加してくれ、好評だった。
 あとは、ぼくがやったワークショップ「Talk for Peace !」のことなどを話して終わった。
 佐藤さんと一緒のときは、ぼくは、いつもとても楽をさせてもらっている。彼女のファシリテーションに安心してついていくことができるから。多分、ファシリテーションに関する2人の感覚(何を大事にすべきか、など)が、とても近いからじゃないかと思う。


2005. 1.10

 DEARの「教材もちよりセミナー」で、和泉聡子さん、市村和憲くんと一緒に、演劇ワークショップ『茶色の朝』(試作版)を発表。すっごく楽しかった。
 『茶色の朝』は、フランスでベストセラーになった短編小説。「日常」の中に潜む戦争の恐怖を描く。初めて読んだとき、直感的に、「これは演劇ワークショップになる」と感じ、「『新・貿易ゲーム』ファシリテーター養成講座」で知り合った和泉さんに相談。「やりましょう!」ということになった。
 くわしくは、いずれ「教材こぼれ話」に書きたいと思うが、自分にとっては、初めて作る演劇ワークショップ。うまくおとせるかどうか、不安もあったが、結果は、大成功…かな? 少なくとも、自分は大満足! ものすごく疲れたが、それは、心地よい疲労感だった。ファシリテーターが体ごとぶつかっていく、こんなワークショップもたまにはいい。 


2004.11.13
14

 関西セミナーハウスの「開発教育セミナー」に参加する。かねてから噂は聞いていたが、参加するのは初めて。
 今回のテーマは「豊かさの中の貧しさ〜ものから見える世界」。「マクドナルド」や「100円ショップ」を題材にワークショップが行われた。いずれも、相当な調査、準備がなされていて、用意された資料を読むだけでも勉強になった。
 夜の交流会では、浜田さんや荒川さんたちが、「明日はどうしようか」と話していた。
 「せっかく、こういう(自然の豊かな)環境にいるんだから、外に出ましょう」「自分の周りから聞こえてくるものを紙に書きだして、“サウンド・マップ”を作ってみても面白いかも」「ほな、それ、いきましょ」といった具合にどんどん決まっていく。さすが。当代一流のファシリテーターが何人も揃っているのだから、面白くないわけがない。神奈川でも、こんなふうに活動できたらいいなぁと思う。
 2日目は、「100 円ショップ」のワークショップを取り上げ、小・中・高校、社会教育、それぞれの場で使うための工夫について話し合い、最後に、「よい教材とは?」という話になった。
 ぼくも、意見を求められ、思いついたことをバラバラと答えたが、ここでもう一度、整理してみると、参加型学習の良い教材とは…
・楽しい
・シンプルである
・ねらいがはっきりしている
・リアリティがある(現実の社会とつながっている)
・「自分」とのつながりを感じることができる(身近なところから入っていく)
・作り手のメッセージが込められている
・結論を押し付けない
・意外性(驚き、発見)がある
・情報、データに裏付けがある
・応用がきく(アレンジの余地がある)
・みんなで知恵を出し合ってつくる
・現場で(学校で子ども達と一緒に、課題の当事者とともに)検証する
・あまりお金がかからない
・準備に手間がかからない
・長く使える
・教材には限界があることを認識している
・夢がある(「未来」が見えてくる)
といったところだろうか。
 但し、全国に向けて出版することを前提に教材を作る場合と、学校の先生が、自分のクラスの子ども達のためだけに作る、まさに手作りの教材とでは、ちょっと違うような気がする。“汎用教材”(?)は、学校の先生が、教室の子ども達、一人一人の顔を思い浮かべながら作られた教材には、やはりかなわないと思う。ぼくは学校の先生ではないけれど、たまには、自分の子ども達のために、“世界にひとつだけ”の教材を作ってみようか。


2004. 8.11
21

 DEARのイギリス・ツアーに参加。
 受入れ先は、York にある Centre for Global Education。代表のマーゴ・ブラウンさんは、グローバル教育、人権教育の専門家としてとても有名な人で、ヨーロッパ各国のナショナル・カリキュラムのアドバイザーとしても活躍している。とても明るく、聡明で、面倒見がよく、自ら身体を動かすことをいとわない人。
 St.John college の寮に滞在し、ワークショップ漬けの毎日。マーゴさんの「人権」について学ぶワークショップがよかった。
 2日目の夜、ぼくがファシリテーターをつとめ、この大学の副学長や York の市民、十数名を招いて、約2時間、みんなで一緒にTalk for Peace !をやった。“ネタ”は、Global ExpressDEAR ホームページ版)の「イラク人質事件」と「テロをなくすための9つの方法」。そして最後は、「世界がもし100人の村だったら」を英語で輪読して終わった。
 外国でワークショップをやるのは、これが2度目。といっても、前にやったのは、アメリカで、パーティの席での「国あてクイズ」(フォト・ランゲージ)だったので、まともなワークショップはこれが初めてだ。
 小野さん(草の根援助運動)が通訳をしてくれたのだが、「英語に訳しやすい日本語で話さなければ」と考えて話し方が不自然になったり、ことばが不自由な中でのグループ・ワークにかかる時間が読み切れなかったりして、難しかった。米井さん(DEARGlobal Express」チーム)にも、「緊張してるのが伝わってきましたよ」と言われてしまった。
 そんなこんなで、ファシリテーションの自己評価は 70点くらいなのだが、ワークショップそのものは、とても盛り上がった。ことばの壁があるにも関わらず、参加者全員が、3〜5人グループでのディスカッションにとても熱心に参加してくれた。
 全体での意見交換では、「我々は、誰を“テロリスト”と呼んでいるのか」「そもそも“テロ”とは何なのか」などと話が進み、副学長さん(長年、南アで教師をしながら人権問題に取り組んできた、とても気骨のある素晴らしいリーダー)のシャープでかつ真剣な意見が全体を締めてくれた。
 終わってから副学長さんにお礼を言うと、「enjoyable」だったという感想が返ってきた。マーゴさんも「excellent fascilitator」だとほめてくれた。半分お世辞だとしても、ちょっとうれしい。

 余談(シンガポールで…)

 往路、乗り換えの時間が6時間ほどあったので、米井さん、浜田祐子さん(DEAR Youth の大学生)と3人で電車に乗って Little India へ。インド人向けの商店が軒を列ねる街を歩き、ムスリム・レストランでブリヤーニとカレーを食べ、ヤシの実のジュースを飲んで、束の間のインド気分を味わった。ぼくは、こういうところに来ると、とても懐かしく、居心地がいい。南アジア訛りの英語も聴き取りやすいし。やっぱり、“カレー文化圏”が好きなんだなぁ。



2004. 8. 4

 K市の教育センターで、小中学校の教員と日本語教育の指導員の人たちを対象に「新・貿易ゲーム(国づくりバージョン)」。参加者は全部で32人。
 「ふりかえり」が面白かった。
 ゲームと実際の国際社会を比べて似ているところはないかという問いかけに対して、貧しい国(チーム)になったある参加者が、「豊かな国の人は、作業に没頭していて会話がない。でも、私たちは暇だから、世間話をしたりして楽しかった」と言ったのには、笑った。
 また、フィリピン出身の日本語教育指導員の人がいて、ゲームの中で起きた「出稼ぎ」など、貧しい国(チーム)の置かれた状況が、自分の国を思い起こさせる、といって、涙につまりながら思いを語ってくれた。そして、今日のゲームの中では、自分の国(チーム)は貧しかったけれど、みんなで力を合わせて頑張って、なんとか食糧だけは全員の分を手に入れることができた、そのことが嬉しいと希望を語ってくれた。みんながそれに共鳴し、なかなか感動的な「ふりかえり」になった。
 「貿易ゲーム」で涙というのは、ぼくにとっても、初めての経験だった。終了後、ある参加者が、「楽しかったけど、重かった」と感想を聞かせてくれた。
 最近また、「貿易ゲーム」が面白くなってきた。構造的理解を、どこまでリアルな現実の認識、実感、共感に結びつけられるかという、ぼくなりのチャレンジだ。


2004. 7.28

 うちの子どもたちの通っている小学校で、「国際理解教室」をやった。
 ゲストは、スリランカ人のクムドゥニ・スーラセーナさん(女性)。クムドゥニさんは、スリランカ伝統舞踊のダンサーだ。写真やビデオでスリランカの様子を紹介した後、クムドゥニさんの踊り、歌、シンハラ語講座(?)とやって、最後は、みんなで一緒にキャンディアン・ダンスの基本を習った。
 参加したのは、1年生から4年生までの子どもたち約20人と、そのお母さんや先生たち、全部で30人。ちょうどいい人数だった。
 対象が小学校低学年なので、「プラスのイメージを伝えること」「でも、正確に伝えること」を心がけた。90分間、子どもたちも集中が途切れることなく、楽しく過ごすことができ、ゲストのクムドゥニさんも、「うまくいきましたね」と言ってくれた。
 しかし、今日のプログラムを開発教育的視点から見ると、どうだっただろうか。
 あの年代の子どもたちに、敢えて途上国のマイナス面を伝える必要はないと思うが、もう少し“参加型”にする工夫があってもよかったかもしれない。いろいろなクイズを出して、子ども達に考えてもらったり、子ども達からクムドゥニさんに質問をしてもらったりしたが、普通のやり方では、どうしても積極的な子ばかりが何度も手を上げて発言することになる。「フォト・ランゲージ」などの手法をまじえたり、グループ・ワークを取り入れてもよかったかもしれない。
 クムドゥニさんのような特別なゲストを迎えたときに、ゲストのパフォーマンスを削ってまでグループ・ワークに時間を割くのは、もったいないような気もするし、せっかく準備をして来てくれたゲストに対して失礼なんじゃないかという気もする。難しいところだが、次回は、小学生相手にどこまで「参加型」でやれるか、挑戦してみたい。


2004. 7.10

 DEAR主催で「『新・貿易ゲーム』ファシリテーター養成講座」。「新・貿易ゲーム」を一緒に作った、小林さん、綿谷さんと3人で講師をつとめる。
 内容は、「貿易ゲーム」のファシリテーターに求められるもの、部屋の使い方(レイアウト)、ゲームの進め方、ふりかえりの進め方、貿易に関する基本データなど。
 ぼくが進行、小林さんが国際経済解説、綿谷さんが笑いをとる係。
 帰りに新宿の居酒屋で、3人で反省会。いろいろ話したが、3時間後、気がつくと、「貿易ゲーム2005」を作ろう! という話になっていた。まずは、1泊2日で、「2005年の『貿易ゲーム』を考える宿泊セミナー」をやろうと。
 新しいプロジェクトは、ビールの泡の中から生まれる。


2004. 6.20

 栃木の開発教育ネットワーク主催のセミナーでワークショップ。テーマは、「平和と人権」。Talk for Peace !をベースに、「部屋の4隅」「わたしの気持ち」「ランキング」などの手法を使って、3時間のワークショップをやらせてもらった。 参加者は、半数以上が、会場となった宇都宮北高校の女子生徒たち。
 今回のテーマ、「戦争」から「人権」を考えるワークショップというのは、結構、難しかった。戦争に伴う人権侵害といえば、捕虜の虐待などが考えられるが、そうした話題をとりあげると、ディスカッションの内容が、どんどん暗く、重く沈んでいきそうな気がする。正直言って、自分自身、もう、その手のニュースにはうんざりしているところもある。いろいろ考えた結果、「テロ対策」として行われている警察の取締りや外国人に対する偏見などについて意見交換をするところまでにした。
 あと、もう一つ、今回は新しいチャレンジがあった。聴覚障害者の福田さんが参加したこと。パソコンを使った要約筆記者3人に補助をお願いした。事前にそれがわかっていたので、なるべく「目で見てわかる」進行を心掛け、例えば、「部屋の4隅」の質問の内容を大きな画用紙に書いて持っていったりした。しかし、実際にワークショップを始めてからは、どうしても「自然な流れ」や「テンポ」を大事にする方に気がとられ、福田さんに十分に配慮しながら進めることができたかというと、心許ない。やはり、「手話のできるファシリテーター」を目指すしかないと思う。
 終了後は、お約束の餃子! 半田さんに宇都宮駅の餃子専門店でごちそうになった。半田さんとは、地域での開発教育の進め方について、とくに、自分の子どもの通う保育園や学校での活動のことで、話が盛り上がった。
 気持ちのいい人たちに会い、楽しくワークショップをやらせてもらい、「地域」の姿をかいま見ることもでき、お土産までもらって、充実した1日だった。


2004. 6.13

 K女子高校の1年生を相手に2コマ、「新・貿易ゲーム(国づくりバージョン)」をやる。
 先進国が途上国に「援助」をしたり、2つのグループが「合併」(?)したりと、とてもダイナミックな展開があり、面白かった。K女子高校のセミナーで「貿易ゲーム」をやるのは、これで4年目になるが、ここの生徒は、とても活発で、ワークショップがやりやすい。
 ゲームと現実をつなげるため、ふりかえりの後半では、シャプラニールのビデオ『生きる力を持つ子どもたち〜ダッカのストリートチルドレン』の前半部分(約6分)を見せた。「国づくり」のゲームの中では、200ドルで家(のカード)が買えるが、ビデオを見ると、実際には、「お金がない」というだけの問題ではなく、両親の離婚や暴力など、子どもたちのまわりには、非常に複雑で簡単には解決できない問題が沢山あることがわかる。
 生徒たちにとっては、「それでも、自分の力で生きている」ストリートチルドレンの姿が衝撃的だったようだ。わずか6分のビデオだが、その後、明らかに教室の雰囲気が変わった。彼女たちが、(「正解」を意識した)「答え」ではなく、自分の「気持ち」を素直に言葉にしてくれたのが、うれしかった。「だから、なんとかしたい…」と、ぼくも思わず、「語って」しまった。「貿易ゲーム」で「語った」なんて、ひさしぶり。


2004. 5. 11

 M高校のI先生と電話で話す。このあいだ研修に集まった先生たちがやっ「バーンガ」、高校1年生相手にうまくいったかどうか。「うまくいきました」という答えを予想していたのだが、意外にもかなり苦戦したらしい。
「二人の先生はうまくやれたんですが、あとの二人は、ちょっと…」
 聞いてみると、「口をきいてはいけない」というルールが徹底できなかったのだという。「黙っている、というのも、一つの能力だということがわかりました」とIさん。
 なるほど…。高校生にとって、なにかにびっくりした時、声を出さずにいる、というのは、案外、難しいことなのかもしれない。とくに周りにクラスメートがいる場合は、それこそ、「孤立したくない」気持ちから、「えっ、うそぉ〜! 向こうの班とちがうじゃん」と、その場で状況を確認せずにはいられないのかもしれない。
 だとすると、「なぜ、黙っていられなかったのか」「その時の気持ち」「もし、言葉が通じなかったら、どういう気持ちになっただろうか」という、ていねいなふりかえりが必要なのだろう。


2004. 4.30

 2つの学校の統合によって新しくできたM高校の先生達を対象に、「個性と共生」をテーマにしたワークショップの研修会。「仲間さがしゲーム」「バーンガ」「ちがいのちがい」の3つのアクティビティを紹介した。
 来週、1年生120人の合宿でやるのだという。初めは、自分たちでやる自信がないので講師(4人)を紹介してほしいという話だったが、平日の夜、交通の便のわるい宿泊研修施設まで行ける講師が4人も見つからず、担当のI先生を説得し、まず、先生たちの研修会を開き、その上で先生達自身がファシリテーターをやることに。
 結果、「これなら、なんとかやれそう」ということになったが、さて、本番はどうなっただろうか。話を聞くのが楽しみだ。


2004. 3.20

 「イラク開戦」から1年。東京の都心、2会場で行われた平和集会には、雨の中、合わせて3万人が参加したとか。
 ぼくは、大江さんのコーディネートで、YMCAスタッフの研修会でTalk for peace !をやらせてもらう。参加者は8人。大江さんはしきりに恐縮していたが、北海道や九州から来た人もいて、皆、各地で担い手として活躍しているキー・パーソンだから、これが、近い将来、80人、800人の輪に広がることを期待したい。


2004. 3.17

 O市の中学校社会科の先生たちの研修会に呼ばれ、「レヌカの学び」「新・貿易ゲーム」「ランキング」を紹介する。「いつもは大学の先生の話で、正直言って眠いことも多いのですが、今日は、実践的でよかった」と言われる。
 何のために、大学の先生を呼ぶのだろう?


2004. 3. 7

 土橋泰子さんをゲストに迎え、留学生と一緒に「レヌカの学び」をやる。
 韓国からきた留学生と一緒に「学び」のカードを作るアクティビティが、とても面白かった。「日本に来てから、友達に自分の意見をあまりはっきり言わなくなった」とか、「韓国では、お菓子を食べるとき、必ず友達と分け合って食べるけれど、日本では、自分で買ったお菓子は自分で食べる」とか。
 「日本では、先生との距離が遠く感じる」というのは、意外だった。「韓国では、先生を尊敬しているから、先生のためにいろいろなことをしてあげる」のだという。


2004. 3. 4

 学校の先生を対象とした国際理解教育セミナーに参加。
 基調講演は山西さん。「国際理解教育の目的は、平和」という明解な話が参加者に受けていた。「いいとこさがし」のアクティビティもよかった。
 ぼくは、クラフト教材「チャークリンくんの家」を使ったワークショップを担当。実は、これが初めて。ちょっと深みに欠けるかな、と思ったが、参加者のアンケートの結果を見ると、案外、好評で、ほっとした。


2004. 2.27

 「若手NGOスタッフのつどい」に呼ばれ、ワークショップをやる。約30名が集まった。参加者の団体名を聞くと、日本の代表的なNGOがぞろぞろ…。「若手」とはいうものの、これだけのNGOの関係者が一堂に会する機会は、他にはそうそうないんじゃないだろうか。
 この日のテーマは、「修学旅行生の受入れ」。「学校側は、何を期待しているか」「相手(子ども達)は、何を考えているのか」「何を伝えるか」「どのように伝えるか」といったことについて、ワークショップ形式で考えていった。
 後半は、「フィリピンでの虫歯予防の指導」「ルワンダでの義足作り」「マリ共和国での植林」の活動を例にとり、それぞれのNGOのスタッフになったつもりで、写真を見せながら中学3年生に活動紹介をする、というアクティビティ(ロールプレイ)をやった。個性的な人たちの集まりだけに、もう、笑いがとまらない、楽しいワークショップになった。
 終了後は、近くのエスニック・レストランで食事。「ノー・ギャラで、食事にご招待」という条件で頼まれた仕事だったが、とても楽しい時間が過ごせたので、大満足。


2004. 2.15

 北海道のD−NET主催のセミナーでTalk for Peace !
 さっぽろ自由学校「遊」の小泉さんからのリクエストで、この日のテーマは「平和をつくりだす教育とは」。難しい。教育基本法「改正」をめぐる動きなどを調べ、すべてオーダーメイドで幾つかのアクティビティを用意した。集まった参加者は40人! この堅いテーマで、こんなに人が集まるなんて、とびっくり。ちょうど札幌に来ていたJVCの高橋さんもゲスト参加。熱く語ってくれた。
 夜は、懇親会のあと、一緒に行ったDEARの西さんと一緒にススキノへ。


2004. 2. 1

 琵琶湖の西岸、滋賀県の新旭町Talk for Peace !。奈良の西上寿一さんの難民問題の授業、浜田進士さんの子ども達を対象とした平和のワークショップも見ることができ、勉強になった。浜田さんが「Talk for peace !」を使ってくれていることを知り、感激。
 正直言って、な〜んにもないところだが、実は町ぐるみで、対人地雷廃絶の運動に取り組んでおり、今年の夏には、世界十数ヶ国から子ども達が集まり、地雷の問題について話し合う「サミット」が開かれるという。あとで知ったのだが、ルワンダから吉田真美も、向こうの子どもを連れて参加するらしい。


2004. 1.24
25

 東北・北海道の開発教育の担い手が集まったセミナー「地域とむすぶ地球市民」に参加。DEARの「平和を築く学習キャンぺーン」の一環で、Talk for Peace !のワークショップをやらせてもらう。
 みんな、とても元気。東北・北海道のネットワークの確かさ、互いに学び合う関係ができていることをうらやましく思った。いろいろな人のワークショップを経験し、自分のファシリテーションを再確認するいい機会にもなった。


2004. 1.20

 O市の青年会議所が行っている国際理解教育の出前講座を見学。
 体育館を使い、小学生、百数十人を相手に「新・貿易ゲーム」。スタッフは十数名。最初に写真を見せながら、「ゲームボーイ」などを例に「貿易とは何か」を伝えるやり方、大量の道具に予め「チーム名」を入れておき、終了後に子ども達にもとのチームに返させるシステムは上手いと感心させられた。世話役のOさんが熱い。


2004. 1.11
12

 開発教育協会主催の「総合学習セミナー」を企画、運営。
 千葉 保さんと一緒に「コンビニ弁当」の教材をつくる分科会のコーディネーターを担当。ここで骨格ができた「教材」を、引き続き検討し、完成させようと、学習院の米井さんを中心に話が盛り上がる。
 総合学習セミナーの会場は、毎年、オリンピック記念青少年総合センター、通称「オリセン」。ここの食堂は、サラダとジュースがおかわり自由でうれしい。ベッドも寝心地がよくて熟睡できる。