11人間完成と地球完成は一つのこと

人間完成があるのかないのかということです。皆様の潜在意識を良くお考えになりますと、良心があります。良心とは何であるか。自分の中にある心理機能ですが、これが自分自身を監視しているのです。自分自身を批判しているのです。これは一体何だろうか。皆様がこのまま現世を去ってしまいますと、困ったことになります。本当に困ったことになるのです。良心がこれを警戒しているのです。

肉体人間は死んでしまえばそれで終わりです。ところが、魂はそうはいかないのです。死なないのです。死ねないのです。人間の脳波は命です。命がある間に神をつかまえればいいのです。そうすると、脳波が死なない脳波に変わるのです。これが人間完成への糸口です。

大人の思想は間違っています。この世では通用しますが、死んでからは絶対に通用しないのです。

生きている間に、人間を解脱するのです。人間は五蘊の塊です。五蘊皆空に基づいて人間の常識を解脱しますと、良心が批判しなくなるのです。自分自身の中にある良心が、なぜ自分を批判するのかということです。良心は先天的な命の一部です。先天的な命は、死ぬべき後天的な命が、我慢できないのです。許すことができないのです。そこで、良心が批判しているのです。

皆様が赤ちゃんとしてこの世にお生まれになった時の命は、生まれる前の命を知っていたのです。生まれる前の命のなごりが、今、良心として現れているのです。

人間は神から出てきて、神によって生きていて、神に帰るのです。これ以外の生き方はできないのです。魂の本質は命です。信じるも信じないもないのです。魂が見つかったら、それがそのままその人の命になり、信仰になるのです。魂の実体が、そのまま信仰です。だから、神を信じるとか信じないという必要はないのです。魂の実体さえ分かれば、神は勝手に分かるのです。神と魂は同じものなのです。魂の完成は、地球完成と一つのことです。

人間は大自然から生まれたものです。大自然が完成しなければ、人間は完成しません。現在の地球は未完成ですが、やがて完成します。必ず完成するのです。

皆様の潜在意識は、神を知っています。だから、かなわぬ時の神頼みになるのです。もし大地震が起これば、思わず神よ助けたまえというでしょう。これが霊魂です。生きているうちに、目の黒いうちに神を発見すれば、人間の霊魂は完成するのです。死なない命が分かるからです。

ものの考え方さえ変われば、皆様は必ず死なない命が発見できるでしょう。皆様は神から出てきたのですから、神のもとに帰るにきまっています。これが人間完成の基本です。

日本には地球の完成という思想がありません。これは新約聖書に書いてあるのです。

実は、御釈迦さんもこれを言いたかったのです。今の人間は空だ、やがて地球が完成する時に、人間は本当に観世音になるのだといいたかったのです。人間完成はあるに決まっているのです。

皆様はこの世にお生まれになった時に、先天性の命をそのままもっておいでになりました。死なない命を持っていたのです。ところが物心がついた結果、死なねばならない命に転落してしまったのです。これは旧約聖書の創世記にはっきり書かれていることですが、皆様は死ななくてもいい命を持ってお生まれになったのですが、死なねばならない状態になってしまわれたのです。どうしてそうなったかといいますと、この世の常識、知識、いわゆる物心を受け入れてしまったからです。

皆様が赤ん坊としてこの世にお生まれになった時、お母さんのおっぱいの味を知っていたのです。これが死なない味覚です。味覚という点では、皆様は現在も、死なない味覚を持っているのです。

皆様が悪いのは、大人の感覚を信じてみえるからです。肉の思い、世間の常識、顕在意識が悪いのです。皆様の日常の生活意識が、まちがっているのです。味覚は生まれながらの感覚です。これが、皆様が持って生まれた死なない命、霊魂の本質です。学問、常識ではこれを説明できないのです。

学問や常識は、この世では役に立ちます。しかし命の役には立たないのです。生活の知恵ではあるけれど、命の知恵ではないのです。

皆様は花をご覧になると、美しいと思われるでしょう。美しいとはどういうことでしょうか。説明できないけれど美しいと思うのです。美しいと思うこと、おいしいと思うこと、麗しいと思うことは、すべて皆様の生命意識、死なない命をアピールしているのです。だからおいしいと感じるのです。

重大なことをお話しておきます。女の人をごらんになって、美人だと思われるでしょう。美人とはどういうことでしょうか。これは皆様の霊魂の本質に、重大な関係があるのです。女性の美しさは、今の大人が考えているようなものとは全然違うのです。これが実は、太陽系宇宙の美しさの結晶です。人の魂の美しさを有形的に現したものです。

一億二千万の日本人は、本当の命を知らないのです。美人とか、おいしいとか、すばらしいという感覚は、死なない命の感覚なのです。これを皆様の常識が踏みつけているのです。そこで霊魂の裁きがあるのです。

皆様はマグロを食べればマグロの味が分かります。マグロの味は、神の味、命の味です。このことをよくお考え頂きたいのです。