
吸血鬼は小説、漫画、映画、舞台と様々な世界で活躍しています。ゲームの世界も例外では有りません。
ここでは吸血鬼を遊べるゲーム、吸血鬼が出てくるゲームをコンピューターゲームとTRPGに分けて簡単に御紹介します。
【吸血鬼がメインのゲーム】
- ・悪魔城ドラキュラX 〜月下の夜想曲〜
- 機種:プレイステーション(1997年)、セガサターン(1998年)
メーカー:コナミ
ジャンル:アクション・ロールプレイング- コナミの悪魔城ドラキュラシリーズはファミコン時代から続く息の長いシリーズ。代々の主人公はベルモンド家の血を引くヴァンパイア・ハンターなのですが、この作品の主人公アルカード(CV:置鮎龍太郎)はドラキュラ伯爵と人間の女性との間に生まれたダンピールです。復活した父ドラキュラの野望を打ち砕くべく単身ドラキュラ城へと乗り込んでいくというストーリーです。
- 美しいグラフィック、壮麗な音楽、それに何といってもドラキュラ城に仕掛けられた数々の罠や謎解きが楽しい。アルカードの動きも美麗で、美しい吸血鬼に憧れる人には是非プレイして頂きたいです。
- また、メインとなるアルカードの他に、リヒター・ベルモンド、マリア・ラーネッド(SS版のみ)という二人のヴァンパイア・ハンターを使っても遊べます。こちらはロールプレイング要素は無いので、純粋にアクションを楽しみたい人向け。
- 難易度は難しすぎず、優しすぎず。ロールプレイング要素が有るため、アクションが苦手、という人でもほとんど問題無いでしょう。ただ、城をクリアすると「逆さ城」なるものが出現するのですが、こちらの難易度はやや高めです。が、最初の城をクリアする頃にはアルカードをかなり自在に操れるようになっていると思うので、根気さえ有ればきっとクリア出来ると思います。
- ・ヴァンピール 吸血鬼伝説
- 機種:プレイステーション(1999年)
メーカー:アートディンク
ジャンル:シミュレーション- オリジナリティあふれるシミュレーションゲームを数多く開発している、アートディンクのPS用ソフト。主人公クリストファは人間から吸血することに罪悪感を感じている優しく美しい吸血鬼という設定です(公式イラストのクリストファはディカプリオそっくりですが)。封印から解き放たれた悪の吸血鬼デュランを再び封印するのがゲームの最終目的です。
- ゲームは昼のターンと夜のターンで構成されています。プレイヤーは昼のターンにステージの住民達と仲良くなり、夜のターンに彼らから吸血して僕とし、臨界体力というゲージをステージごとの規定量まで溜めなければなりません。夜のターンに吸血の標的である住民から一度にどれくらいの量の血を吸えるかは、その住民とどれくらい仲が良いかにかかって来ます。
- ゲームとしてはかなり地味でとっつきも悪く、プレイヤーを選ぶゲームと言えるのですが、出てくる住民一人一人にドラマがあり、やってみるとなかなか奥深いです。吸血して僕になる時に、その住民との親密度がMAXだと吸血イベントというものが見れるのですが、これが結構面白い。また、ゲームにはライバルのデュランの他に、敵としてヴァンパイア・ハンターが登場するのですが、それが『ドラキュラ』の登場人物、ヴァン・ヘルシング、ジョナサン・ハーカー、ジャック・セワード、キンシー・モリスだったりして、ファン心をくすぐってくれます。しかも、強いんですよ、このハンターたち。こそこそと逃げ回ってしまって、すっかり気分は吸血鬼です。さらにロンドンのマップにはあの切り裂きジャックもゲスト出演するのですよ!
- 一度クリアすると、今度はデュランを使えるようになります。クリストファで吸血イベントが起こらない住民はこのデュランと吸血イベントがあるので、全員分の吸血イベントを見ようと思ったら最低でも2回はクリアしなければなりません。
- 難易度は攻略本を持っている場合といない場合で大きく違います。住民の昼の行動や住居をいちいち調べるのが面倒、という人は攻略本を手元に置いてプレイすることをお勧めします。
・いまどきのバンパイア- 機種:プレイステーション(1996年)
メーカー:アトラス
ジャンル:シミュレーション・ロールプレイング- キャラクターデザインが高河ゆんということで、発売当時は一部で話題になった恋愛シミュレーション・ロープレ。それほど売れなかったのか、発売してすぐ980円などという値段で売りに出されてました(笑)。吸血鬼ものじゃなければ私も買わなかったと思います。
- ストーリーは魔界に住む半人前吸血鬼の主人公(CV:結城比呂)が高校生として人間界に留学し、プラチナ・オーラを持つ女の子を捜して魔界へ連れ帰る…というものです。イラストはそれなりに可愛いのですが、いかんせんゲーム展開がたるいです。
- 平日は時々起こるイベントをこなし、休日に女の子とデートをして仲良くなる…というのを3年間分繰り返します。休日は昼のターンと夜のターンに分かれています。昼のターンは「ときメモ」風の恋愛シミュレーションゲーム(家でトレーニングしてパラメータを上げる、デートの場合は女の子と会話をして選択肢を選ぶ)なのですが、夜のターンに街を徘徊して敵を倒してレベル上げをしなければならないのがたるさの原因でしょうか。挫折した人も多いのでは…?
- 私は一応クリアしましたが、2回目やる気は起きなかったです…。個人的には女の子もあまり好みでは無いですしね。
・悪魔城ドラキュラ〜サークル・オブ・ザ・ムーン- 機種:ゲームボーイ・アドバンス(2001年)
- メーカー:コナミ
- ジャンル:アクション・ロールプレイング
- 舞台を1830年オーストリア郊外の古城に移し、ドラキュラ伝説が蘇った! 謎とき要素が減った分、アクションの難易度が高めになっています。時々敵を倒すと手に入るカードを組み合わせることによって技を発揮するという「デュアルセットアップシステム」なるものが採用されており、これを上手く使わないとひたすら厳しいです。目玉はカーミラが出演しているところでしょうか。ゲームボーイアドバンスは画面が暗い為、慣れるまでちょっと見づらいかも知れません。明るいところでプレイしましょう。
・悪魔城年代記 悪魔城ドラキュラ- 機種:プレイステーション(2001年)
- メーカー:コナミ
- ジャンル:アクションゲーム
- こちらはx68000版の悪魔城ドラキュラのリメイクです。とは言え、オリジナル版もばっちり収録されています。何よりツボなのはパッケージを空けたところに入っている往年のシモンでしょう!!小島氏の耽美なシモンはちょっと…という方も、これでばっちりです。内容はステージクリア型のアクションです。昔のゲームだけあって難易度高め。ただ、覚えゲー的要素が強いので、根性さえ有れば何とかなるレベルです。一番の難関は間違い無く5ブロック、時計塔でしょう。逆にここをクリア出来るようなら、絶対にエンディングまで行けます。
・ヴァンパイアナイト- 機種:プレイステーション2(2001年)
- メーカー:ナムコ
- ジャンル:ガンシューティング
- 2001年早春にアーケードに登場したホラーガンシューティングのプレステ2バージョン。アーケードモードに加えて村人の依頼をこなしてゆくというスペシャルモードが有り、村人や犬(!)にまでこき使われる2人のヴァンパイア・ハンターが楽しめます。ゲーム的には「ハウス・オブ・ザ・デッド」系のごくごく普通のガンシューです。これのタイピング・バージョンは出ないのかなぁ…?
・キャッスルヴァニア 白夜の協奏曲- 機種:ゲームボーイ・アドバンス(2002年)
- メーカー:コナミ
- ジャンル:アクション・ロールプレイング
- 悪魔城ドラキュラシリーズ。時代は「血の輪舞」「月下の夜想曲」より前で、シモンの血を引くジュスト・ベルモンド(武器は鞭)が主人公です。非常に「月下〜」を意識した作りになってます。操作感覚も似ていますし、マップや敵キャラも月下っぽい。携帯ゲームだからなのか、「クイックセーブ」という機能がついており、ボス戦以外どこでもセーブ出来るので「月下〜」よりかなり難易度が低いです。ただし、グッドエンディングを見る為にはお城をすみずみまで探索する必要が有ります。バッドエンドでも取りあえずクリアするとボスキャラとひたすら戦えるモードが追加され、真のエンディングを見ればBGMモードも追加されます。
- 裏技として、ネームエントリで「MAXIM」と入力すると主人公の親友のマクシーム(武器は剣)が使えます。また、電源をONにした時の「KONAMI」の表示画面で「上、上、下、下、左、右、左、右、B、A、B、A」と入力するとボス戦モードで何と!シモンが使えます。操作性がそのまま(笑)。音楽までシモンです。
- ・キャッスルヴァニア 暁月の円舞曲
- 機種:ゲームボーイ・アドバンス(2003年)
- メーカー:コナミ
- ジャンル:アクション・ロールプレイング
- 悪魔城ドラキュラシリーズ。こちらの舞台は日本…とはいえ、ドラキュラ城に入ってしまえば余り関係無いですが。「白夜の協奏曲」の作りを踏襲してますが、「クイックセーブ」が「中断」になったため、難易度は心もち高めといった印象です。
- 今回のキモは「ソウル」という、敵を倒すとたまに落とすアビリティ。非常にコレクター魂をくすぐります。やはり、「白夜〜」同様、真のエンディングというものが有ります。ハンターが使用出来るおまけモードも健在です。このシリーズ、毎年1本出るんでしょうかね。だったらいいな、と期待してます。
- 今回の主人公は、なんと○○○○○!!(ネタバレの為、自粛…でも初盤でバレバレです)
- さらに「月下〜」のあの人も友情出演してます。要チェック!
- ・キャッスルヴァニア
- 機種:プレイステーション2(2003年)
- メーカー:コナミ
- ジャンル:アクション
- 悪魔城ドラキュラシリーズ。キャッスルヴァニアという名称になってから、GBA以外の機種で初登場です。今回は3Dアクションゲーム。難易度はやっぱり高め。
- 城内部のグラフィックの美しさは驚嘆に値します。細かいところまで凝りに凝っていて、廊下に影を落とすステンドグラスや壁にかけられた松明の炎のゆらめきに思わず見入ってしまいます。また、ハリウッド録音という音楽のクオリティの高さも素晴らしい。お馴染みのあの曲も、アレンジバージョンが使用されています。
- クリア後のおまけモードは4種。「ヨアヒムモード」「クレイジーモード」「オールスキルモード」「パンプキンモード」です。特に「パンプキンモード」は必笑ものなので、是非お試し下さい(通常モードをクリア→ヨアヒムモードクリア→パンプキンモード、なので道のりは長いですが…)目指せ!コンプリート!!
【吸血鬼が出てくるゲーム】
- ・伝説のオウガバトル(スーファミ、プレステ、サターン)
- キャラクターのクラスに「ヴァンパイア」が有ります。「ナイト」に「ブラッドスペル」というアイテムを使うことによってクラスチェンジします。昼間は棺桶で眠り、夜になると前衛で「ライフフォース(敵の生命力を吸い取って自分のものとします)」、後衛で「チャーム(魅了の力です)」を使います。さらにサターン版だと敵ボスにも「デルマルド」というヴァンパイアが出てきます。(済みません。プレステ版だけやってません…)
・真・女神転生 デビルサマナー(サターン)- 敵ボスとして「ストリゴイイ」「ストリゲス」「天堂天山(というやくざにして吸血鬼)」が出てきます。ザコ敵として「クドラク」が、仲魔としてヴァンパイア・ハンターの「クルースニク」が居ます。特にクルースニクは格好良くてグーです。
・ファイナルファンタジータクティクス(プレステ)- 「バンパイア」という敵キャラが居ます。ただ、外見はヤマネコみたいなもので、しかもたまごから孵る…。それから「エルムドア侯爵」が「吸血」というアビリティを持っており、噛まれるとキャラが「バンパイア」化してしまいます。彼は吸血鬼でしょうね。色っぽいおねーさん二人を従えています。あと、「ドラキュラマント」という装備品があります。いかにもな感じですが、特殊効果は無くちょっと残念。
・幻想水滸伝2(プレステ)- 108人も仲間がいる、凄いゲームですが、そのなかに「シエラ」というバンパイアの始祖がいます。外見が16才の女の子で、実は800才以上です。(情報提供:くるりさま。ありがとうございます〜)
・ロマンシングサガ3(SFC)- フリーシナリオが売りのスクウェアRPG。8人の主人公の中から1人を選んで冒険します。仲間にするキャラクターも好きなように選ぶことが出来るのですが、その中にレオニード伯爵という吸血鬼が居ます。全キャラクター中、1、2を争う強さです。しかしLPという数値が1しか無い為、戦闘中に死んでしまうと灰になってしまい、その戦闘中は復活できません。(戦闘が終わると自動的に復活してます)
・ヴァルキリー・プロファイル(プレステ)
・ガンバード2(ドリームキャスト)- 彩京シューティング「ガンバード」の第2弾。吸血鬼ゲームとして話題がのぼっているのをよそで見たことが有りませんが、実はメインキャラクターの1人が吸血鬼だったりします。名前がアルカードでルーマニア出身の300歳。コミカルなこのゲームのキャラだけあって、実は彼には重大な秘密が……!!いや、ハゲってことなんですけどね(笑)。
・ポップンミュージック2,4,(7),8(アーケードゲームですが、PS(7からはPS2)で家庭版も出ています。- 可愛いキャラが大人気の音楽ゲーム。ユーリというヴァンパイアが出てきます。
(カゲルさまより情報を頂きました。有難うございます〜♪以下に御紹介します)
メルヘン王国という国の北部に自分の城を持っているヴァンパイア。200年の眠りから覚めたら暇だったので「Deuil」というバンドを結成し、ヴォーカル兼リーダーを務めています。日焼けするので日光は嫌いですが、十字架は平気だそうです。ゲーム中、バラを手にして枯らせてみたり、羽をはためかして宙に浮いたりしてくれるうえ、頭身が低いのでかなり可愛いです…。
・ギルティギアXX(アーケード、プレステ2)- アーケードで人気の2D格闘ゲーム第3弾。人間離れしたキャラが多いなぁ〜と思っていたら、ついにスレイヤーという名前の吸血鬼まで登場。アサシン組織の創設者で、ダンディなおじさまです。1000歳以上らしい(?)。シャロンという綺麗な奥さんがいます。アクションは派手では無いものの、素手でびしばしと闘う姿は吸血鬼の王道を行っている気がします。俳句が趣味なのですが、内容はギャグです。
【吸血鬼を遊べるシステム】
- ・ヴァンパイア:ザ・マスカレード
- 1991年、米ホワイトウルフ社から記念すべき第一版ルールが発売された「Vampire:The Masquerade」は吸血鬼をロールプレイするという、画期的なTRPGでした。その後も根強い人気に支えられ、1992年に第二版、1996年に舞台を中世ヨーロッパに移した「Vampire:the Dark Ages」、1998年に東洋吸血鬼を扱う「Kindred of the East」と「Vampire:The Masquerade」第二版改訂版が次々と発売されました。そして2000年夏、「Vampire:The Masquerade」第二版改訂版を元に待望の日本語訳がなされ、我が国でも手軽に遊べるシステムとなりました。
このゲームの吸血鬼達は「怪物にならない為に、怪物で有り続ける」宿命をもつ、悲しい存在です。自らの中に住まう「獣」を理性の檻に閉じ込めておく為には、血を吸うという怪物的行為を繰り返さねばならないのです。
吸血鬼達はそれぞれ異なる氏族に属しています(氏族無しという存在も中には居ますが)。氏族はお互いに陰謀の牙を研ぎ、人間社会の中で正体を隠して暗躍します。
内なる獣との葛藤、氏族どうしの軋轢、自らの存在についての苦悩…。この「Vampire:The Masquerade」はそんな様々な「対立」をドラマチックに演じる、大人のTRPGなのです。
(日本語版ルールブック/体裁=B5判ハードカバー/発行=アトリエサード /発売=書苑新社)
- ・ビースト・バインド
- 1999年夏に発売されたこのシステムでは「半魔」という、魔物でありながら人の姿と心を持つ存在をロールプレイします。上記の「Vampire:The Masquerade」と似ていますが、やはり自らの獣(このシステムではエゴと言います)との葛藤を題材にしています。この中に「吸血鬼」というアーキタイプ(ここでは種族と同義です)が有ります。
このゲームでの吸血鬼は「陽光」が苦手だったり、「十字架」が怖かったりと、ドラキュラの流れを汲んだ設定になっています。その割に秦の始皇帝うんぬんという設定があるのがちょっと謎なのですが。
「Vampire:The Masquerade」よりは初心者向きという気がします。ゲームには吸血鬼の他に、「人狼」「魔剣」「寄生体」「降りた天使」「自動人形」「夢蝕み(夢魔です)」「バステトの子ら(猫娘等)」「半魚人」「森の乙女(エルフかドリアードですね)」「鬼」「魔王の息子」「死神」「伝説の住人」「竜」「地獄の道化師」「造られた怪物」などのアーキタイプが有ります。
(ルールブック/体裁=B5版ソフトカバー/発行=小学館)
・トーキョーN◎VA The Revolution- 近未来を舞台にしたサイバーパンク(注:SFの1ジャンルで、電脳世界を含む近未来を舞台とするのが特徴)TRPGの中でも人気の有るN◎VAシリーズ第3版。1998年発売。
- N◎VAシリーズは、キャラクターを3つの「スタイル」で表現します。これは付属のオリジナル・タロットカードで示される表の顔(ペルソナ)、真の顔(キー)、そして自分でも気付かない顔(シャドウ)の3つで、全部バラバラでも全部同じでも良く、このスタイルによってキャラクターの職業や得意なこと、出来ることが決まってきます。
- しかしこの基本ルールだけでは吸血鬼はプレイできません。1999年発売のサプリメント「グランド×クロス」を購入しましょう。こちらに追加のスタイル「アヤカシ」というのが有ります。これはキャラクターが人外の存在であることを示すスタイルで、そのなかの「夜の一族」を選択すると吸血鬼キャラクターということになります。夜の一族は強力な魅了の力を持つ種族ですが、陽光の元では常にバックファイアを受け、その能力にペナルティーを受けます。N◎VAの世界では一般にアヤカシの存在は認知されていません。正体がばれると抹殺されますので気をつけて。
(ルールブック/体裁=B5版ソフトカバー/発行=(株)アスペクト)- (グランドクロス/体裁=B5版ソフトカバー/発行=(有)ゲーム・フィールド)
・ダブルクロス
・ナイトウィザード
・パワープレイ