乳癌・私の場合

2004年6月
        お風呂あがり、なにげなく触れた左の乳房に、しこりみたいな感触。    
        右の乳房にはない。仰向けになるとわからないかんじ。
        起き上がると、あきらかに右側にはないものが、左にはある。
        心配性の私。すぐに病院に行くことを決める。
        この時点では、まだ安心していた。まさか自分が、癌になるなんて
        おもってもいなかった。

6月中旬
        乳腺外科の個人病院へ。その場で、エコー検査・マンモ検査。
        肺のレントゲン。3日後、細胞の検査予約をする。
        その足で、本屋へ。「乳癌全書」を立ち読みする。
        本を見て愕然!私のマンモの写真と同じものが、その本にあった。

            3日後、細胞検査をする。痛みは感じなかった。

            検査結果まで1週間かかるといわれる。

           この時点で初めて両親に伝えた。

            「乳腺症だよ。大丈夫」そう言われた。私が癌になるわけがない・・自分で自分に言いきかせた。 


           6月末

            検査結果を聞きに病院へ・・・。

            結果はクラスX・乳癌確定。その場で、大学病院に紹介状を書いてもらう。

            再度、エコー検査。それを持って、大学病院へ直行する。

            大学病院での診察結果、しこりはすでに3センチ。

            乳首に近いため、胸は残せない。全摘になる。手術は2週間後。

            私は、ありのままを受け入れた。

            もともと胸は小さい。執着はなかった。

            悪いものがあるのなら、早くに取ってしまった方がいい。

            何件も病院を見て周り、その分手術が遅れるのはいやだった。                           

            淡々と説明していく先生、それを冷静に聞く自分がいた。

            駅までのタクシーの中から、両親に結果を伝える。

            そこで初めて涙がこぼれた