眠いです。また、一昨日からじんましん出て痒い。カキフライのせいか。
明日もまたどうなるかわからん身の上ゆえ、少しでもためになる言葉を言い置き、みなさんにいつの日か「ああどこかでいい言葉を聞いたなあ」と思い出してもらえるようになれれば、と思います。
唐の後半、仇子良なるひとあり。宦官であった。
その致仕(退職)して宮廷を去るとき、後輩の宦官たちが送別の会をした。このとき、子良は後輩たちに大切なことを教えた。
天子不可令閑。常宜以奢靡娯之。使無暇及他事。
天子は閑ならしむべからず。常に奢靡(しゃび)を以てこれを娯(たのし)ましむべく、他事に及ぶ暇無からしめよ。
(わしらが側近くお仕えする)皇帝さまには、時間的なゆとりを与えてはいけませんぞ。あれは、常に贅沢な娯楽に耽溺させてお歓びいただき、他のことに興味をお持ちにならないようにさせなさいませよ。
ここまで、柔和な笑顔を浮かべて話していた仇子良、突然、目をぎろりと光らせ若い宦官たちを睨みつけて、曰く、
慎勿使之読書親近儒生。見前代興亡、心知憂懼、則吾輩疎斥矣。
慎んでこれを読書し儒生に親近せしむるなかれ。前代の興亡を見て心に憂懼を知らば、すなわち吾輩疎み斥けられん。
よいか。絶対に、あれに書を読ませたり歴史や経典を研究するやからに親しく近侍させるようにしては、ならんぞ。あれが前の王朝がどうやって興り、どうやって滅んでいったかを勉強すると、心の中に心配が沸くようになる。そうしたら、わしら宦官は疎まれ、周りから退けられてしまうのだから、な。
その言を聞いて後輩の宦官たちは、心得たとばかりに頷いたのであった。
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以上、今日は眠いししごとで精神ヤラれてダメになっているので、手抜きで「十八史略」巻五・唐「武宗皇帝」条より。
この言葉を聞いて、あなたはどう思いましたか。
@「なるほど、そうすればいいのか」と思った。
A「なるほど、そうされてはいかんな」と思った。
B「なるほど、けしからん、わしが天子さまに前代の歴史や経典を教えなければ」と思った。
C「天子でも宦官でも儒生でもないので関係無い」と思った。
回答欄 ( )
武宗は在位841〜846、会昌の法難により仏法を弾圧したことで有名ですが、その末年、仇子良は籍没された。「籍没」というのはその家の財産をすべて帳簿(「籍」)に書き上げて官に没収することをいう。家族・使用人もみんな没収されるのである。