漢達との邂逅




私が何時、何処で、何故、かんちょうときし〜んのことが好きになったのか、

明らかにしたいと思う。



★青柳館長との出会い

私が青柳館長のことを知ったのは、約10年前。本当はデビューしてインディーで大仁田厚選手と闘っていたことは、週プロを見て知っていたのだが、別に興味もなかったのである。
それがある日、ワールドプロレスリングを見ていると、突如、木の板を持った数人の道着姿の男性が乱入してきた。
それが青柳館長、斎藤彰俊、田尻を中心とした誠心会館の人達だった。
「この看板をかけるから、闘え!」と、看板を持参し、新日に対して公開道場破りとでも言う行動をとったのだ。
誠心会館では、それ以前に松永が新日に参戦しており、それと関係しているのかな?とは思ったが、この行動に松永は参加しておらず、またすぐに新日から姿を消した。
その時の新日vs誠心会館の闘いは、かなり殺気ばしったもので、見ていてとても興奮したのを覚えている。
ただ、その時は『格闘三兄弟』として名を馳せていた斎藤彰俊に目が行っており、残念ながら館長はあまり印象になかった。
その後、館長と斎藤は越中らと和解、反選手会同盟と『平成維震軍』を結成し、新日にレギュラー参戦をして行ったのだが、私の関心はどんどん冷えていった。
新日に取り込まれることで、館長と斎藤の良さが消されていったからである。
そのままほとんど両名のことは忘れかけていた。
私は全日を経て、NOAHのファンになっていた。
すると2000年の秋、突如『青柳館長、三沢社長にNOAH参戦を直訴』というニュースが飛び込んできたのである。 大変申し訳ないが、その時の私の感想は
「青柳なんてロートルはいらねぇよ!」
あぁ、なんてことを思ってしまったのだろう・・・(T_T)
館長・斎藤組はNOAHで快進撃を続けた。結局12.23の有コロで、小川・池田組に敗れるまで、連勝記録を続けていた。
そこで「あれ、青柳もまだまだやるんだな」と思い始めたのである。
年が明けて1.18の後楽園。vs志賀のシングルがあった。
それまでまともに館長のNOAHでの試合を見たことがなかった私は、初めて館長のシングルを生で見た。
館長の圧勝だった。「スゴイ!」と思った瞬間、館長がマイクを握った。
「志賀!お前はもう死んでいる!」
これで私のハートは鷲掴みされてしまった。
その後はファミ悪に組まれることが多く、NOAH参戦当初のような殺気に満ちた館長を見ることは少なくなった。
しかし現在の館長はまた違った魅力を醸し出している。
ファミ悪だろうが、なんだろうが、館長が出ている興行は締まるのだ。
館長が試合に出ているかどうかで、私の満足度は雲泥の差になってしまう。
現在の館長の魅力は『熟成された漢の魅力』と言えよう。
弱い者には優しく、強い者には向っていく、武道者の鑑だ。
菊地の師匠として、常に寄り沿い見守る暖かさ。
新日選手の乱闘には、フリーにもかかわらず、先頭に立って向っていく男気。
この姿に惚れずにはいられないのだ。


★川畑輝鎮選手との出会い

川畑選手がデビューしたのは1992年、SWSでのことである。
私は当時、全日ファンで、週プロ派だったので、SWSのことはほとんど知らなかった。
週プロでSWSの報道が解禁されてからも、時々『川畑輝鎮』という珍しい名前が目に付くことがあったが、内容までは頭に残っていない。
2000年秋にリッチが怪我をし、その代わりとして川畑選手が12.23有コロ大会に急遽出場。これがNOAH初参戦だ。
「たしかセントーンが得意技だったよな」という知識しかなかった。
試合はそれほど印象にも残らず、その一戦だけの選手だろうとさえ思っていた。
次の年もフリー参戦を続けていた川畑選手は、やはり試合での存在感が薄かったが、どの会場でも一生懸命セコンドに付いている姿を見て、「真面目な人なんだな」と好感を持つようになる。
1周年記念の武道館大会。NOAHの所属選手と館長・斎藤・外人選手は全員出場したにもかかわらず、川畑選手だけは試合が組まれていなかった。
それなのにセコンド業務のためだけに会場に来ており、第1試合から一生懸命 セコンドとして働いていた。
私はその姿に目を奪われた。フリーなのに何故?
武道館大会の1ヶ月後、後楽園での2連戦。
その2日間の川畑選手の動きは、それまでとは格段の差だった。
それを見た時、川畑選手が武道館大会において何らかの思いがあり、奮起したのだと推測した。そして変わった川畑選手をスゴイと思ったのである。
その後、試合中もセコンド業務中も川畑選手の動きを見ているが、どんな時でも一生懸命なのだ。
それは若手のガムシャラさとは違い、分かりづらいかもしれない。しかし川畑選手の誠実さは、確かに伝わってくる。
だからそんな川畑選手がNOAHの所属となれた時、彼の誠実さと一生懸命さ、真面目さが評価されたのだと、すごく嬉しくなり、珍しくも三沢社長に感謝などもしてみた。
若くもなく実績もない川畑選手は、ノアヲタにしてみたら取るに足りない選手だろう。
しかし川畑選手にしか伝えられないモノがあるのだ。
いつか皆に川畑選手の魅力が伝わる日が来ることを望んでいる。





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