10・馬虎

「馬鹿」 これくらい良く聞く、人を侮辱する言葉も無いでしょう?

ずっと 「指鹿為馬(鹿を指して馬となす)

秦の趙高が、鹿を二世皇帝に献じて馬であると披露すると。
群臣は、趙高の権勢をはばかって反対を唱えなかった(史記) のが語源と思っていたら・・・。
j実は、サンスクリット語の「莫迦」が語源であるとか?

確かに、中国語の辞書で「馬鹿」を調べると・・。
「馬鹿(マールー)=アカジカ(実在の鹿の一種)」としかありません!

一方、中国語には「馬虎」と言う言葉があります! 「馬虎(マーフー)=いいかげん」

この言葉の、語源は・・。
宋代に、ある画家が一匹の虎の絵を描き終えた時。 人が、彼に馬の絵を描いて欲しいと言いました。 そこで、彼はこの虎の後ろに馬の体を描きました。 「あなたが今、描いたのは馬なのか虎なのか?」と聞きますと、画家は「馬馬虎虎」と答えました。

彼が、この絵を壁にかけて置きますと。
長男が「これはなんだ?」と聞くので、画家は「虎だ!」と答えました。
次男がやってきて、同じ質問をしたので、画家は「馬だ!」と答えました。

この後、長男が狩りに行った時、馬を虎と思って、これを撃ち殺してしまったので。ウマの持主から賠償を求められました!
また、次男がトラに出会った時、馬だと思ってこれに乗ろうとして虎に噛み殺されてしまいました!
画家は傷心して、この絵を焼き捨て、詩を詠みました。

馬虎図馬虎図
馬に似てまた虎に似て
長男は図のために馬を殺し
次男は図のために虎に食い殺された
粗末な家で焼いた馬虎図
尊敬する諸君 私を真似るでない

何故か、日本には入って来なかった言葉の一つですが?
いいかげんな行動が、時には重大な結果をもたらす!
戒めの、言葉です!
 

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