昨年の慰安旅行での、シュノーケリングツアーで経験した沖縄の海を忘れられずスキューバダイビングにトライする事にした。
スキューバダイビングにはライセンスが必要なので、まずスクール選びから。ダイビング関連の雑誌を購入して調べると。これがライセンスの種類・費用。ピンからキリまで色々ある。会社・自宅の近くのショップの中から、4軒ほど覗いて見た結果。柳橋のカガスポーツに決めた。学科講習は教材を渡して自習。週末2泊
3日の海洋実習。
カガスポーツにダイビンクスクールの申込に行った、教材を見ると読むだけでも時間がかかりそうだ。指導団体はJUDF(全日本潜水連盟)Cカードのビギナークラスの名称はBASIC
SCUBA DIVERで 4級となり、OPEN WATER SCUBA DIVERは
3級とよばれる、これは他団体のビギナークラスの名称になる。つまり
2回通って一人前。
1991年 7月 5日、昨夜は激しい雨、今日の天気も愚図つき気味ですっきりしない、食事を済ましてカガスポーツに集合する。小雨混じりの中、総勢
9人で名古屋を後にした。玉川温泉までは、名神・北陸道を経由して約
3時間、「波路」に着いたのはPM11時すぎだった。
翌朝も空はどんよりと曇っていたが、プールに到着するころには、すっかり晴れ上がっていた。プールとは名ばかりの入江は片側に50cm程の岩棚のある絶壁に囲まれた場所だった。水中を覗いてみると海底が良く見える。早速ウエットスーツ3点セットを着けて水中に飛び込むと水中眼鏡が吹き飛んでしまった。
形通りのシュノーケルクリア・マスククリアの後ヘッドファーストでの潜水。少し深く潜ると耳が痛む。未だ耳抜きが上手く出来ない。
初めてレギュレータをくわえて入った水中では、体が自分の思う様にコントロール出来ない。BCの空気を懸命になって抜いても体は浮き上がってしまう、ロープにしがみついてなんとか体勢を整える、ほんの少ししか潜水していないのに、鼓膜が破れる様に痛む、耳抜きをしなければ。懸命に鼻をつまみ、耳に空気を吹き込むプシュと音がして、痛みが和らぐ。しかし、また少し潜るとその繰り返し。何とか海底にたどりつく。
海底に張られたロープに掴まって、インストラクターの手信号に答える、ところが浮上する時大失敗。マスクの浮くのに気を取られレギュレータを口から離してしまった、パニックに陥っても不思議ではなかったと思うが自分でも不思議な位、落ち着いてレギュレータをくわえなおす事が出来た。
2回目は最初と比べると、ずっと落ち着いて潜水する事が出来た、ウェイトが 5kgと軽めだったせいか、水面から潜るのは苦労したが一度潜ってしまえば重力の無い世界を、自由自在に動き回る事が出来る、入江の回りをインストラクターに続いて散歩する、最大水深
約 9m水面から覗いた程は視界がきかないが、小さな魚がすぐ近くを泳いで行く。
3時頃まで実習を続け、船で民宿に引き上げる、後片付けもそこそこに、民宿から歩いて
5分程の保養所に全員で風呂に入りに行く、まだ出来たばかりの、真新しい湯船が気持ち良い。
玉川温泉は山と入江に挟まれた、ほとんど平地の無い漁港だ。温泉宿と漁港、小さな岩場の海水浴場。
2日目は朝から青空が広がる、筆記テストを済まして、プールに向かう、昨日に続いて、スキンダイビングから。ヘッドファーストで潜水するのは思ったより難しい。潜水する時はとにかく、浮上時の水面が近づいて来る時の息苦しさは想像以上だった。
ウエィト 7kgに増やすがオーバーウエィトだったらしく、海底で体が沈んでしまい、動きが自由にならない。今回の散歩の最大水深
約11m。 昼食抜きで 2時頃まで実習を続ける。「波路」で食事をすませ一路、名古屋に向かう、カガスポーツ着は
PM20時頃、早速講習中に撮影したビデオを鑑賞するが水中姿勢の悪さにがっかり
7月11日
講習の結果を聞きに行く。実技は合格だとツァーの帰りに聞いていたが、ペーパーテストが以外に難しく少し不安だった、親父さんに聞いて見ると、事も無げに「合格だよ。」と答えたのでやっと一安心。
4級ダイバーのライセンスはすぐにでも申請できるが、1ランク上の
3級を受かってからライセンスを申請する事にする。
オープンウォータダイバーになる為には、ウエィト無しでの
5m潜水をクリアしなければならないとか、課題は効率の良いフィンキックと息堪えだ。
7月26日 2回目のスクールに参加する予定だったが、越前方面は海況が悪く。ツァーは中止。ただ本当の所少々体調が悪く、日程が延びたのは好都合だったかも知れない。
8月 3日
小雨がちらつく中、伊豆海洋公園グループと越前グループの
2グループに分かれて出発。
8月とは思えない肌寒さの中ウェットスーツを着込んで船に乗る。今年北陸は未だ梅雨明けしていないとかで時折雨がぱらつく。
湾内はうねりが高く浅瀬に立っていると体が振られてしまう、海に浮かんでいるだけで船酔いしそうだ、その為プールでの講習は午前中で切り上げ、午後は玉川港の中でコンパスナビの練習、
3m程の海中にBCを沈めて、素潜りで水中装着しようとしてレギュレータをくわえたのは良いがエアが出て来ない。バルブの開閉を確認せずにタンクを沈めてしまった為水中で泡を喰う羽目になってしまった。
2回目も又失敗。 3度目の正直成功した。
波は相変わらず荒く、本来ならタンク
2本は潜水するのだが、 1ダイブのみで切りあげた。水面では波に振られて体が自由にならないが、水中では静かなものだ、今回はBCのエアを調整して中性浮力を体験する。肺の中の空気を吐き出すのは結構不安。今回の最大深度は20m近く深度に応じてこまめにBCのエアを調整しないと体が浮き上がってしまう。
帰宅して、翌日になっても、左耳の中に水が入っている感じが消えない。耳抜きをすると口笛のような音がする。
「鼓膜に穴があいたのか!!」10月にはサイパンに行く予定は決まっているし。一寸あせった。
耳鼻科に行くと、耳を覗いた医者は「中耳炎だね。」と言った。こんなに簡単に中耳炎になるとは!
8月30日 Cカードが手に入った。これで晴れてダイバーの仲間入り。
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