忘れ物を取りに再びサイパンに。

 先回の旅行でサイパンに行ったメンバーの一人が MOC にウェットスーツを置き忘れて来たので。これを口実に、もう一度乾期のサイパンに行く事にした。
 1991年12月 7日 集合時間は名古屋空港 AM11:00なので国際線待合室でのんびりしていると、コンチネンタル航空のフロントが、PM13:00発のCo978便は欠航になったので、AM11:20発のCo970便に振り替えると言う、出発まで30分も無い、慌ててメンバーを捜して、荷物検査・搭乗手続きを済ます、実際に出発したのは、乗客集めに手間取ったのか PM12:00となったが、予定より1時間早い出発となった。
 フライトは順調で、サイパンに着いたのは現地時間でPM16:07 R&Cの送迎バスがホテルに着いたのは、PM16:44だった、少々涼しいが、まずはプールでひと泳ぎ、予想外の水の冷たさに、早々に引き揚げるが、気分はもうリゾート。
 夕食を済ませ、近くの土産物店を覗く、真夏の暑さを期待していたのだが、Tシャツ1枚と短パンでは少々肌寒い。
 12月 8日 目を覚ますと、激しい雨が降っていた、乾期のサイパンでは、雨は降らないと思っていたのに、がっかりして、MOC に電話を入れるが、ダイビンクは実施すると言う、ひょっとすると晴れるのだろうか。
 MOC を覗くと、既に数人がタンクのセッティングを済ませ、器材を小型トラックに乗せている、シーズンオフだと思っていたが、 9月に来たときより、賑やかだ、ダイバーの数は30人以上、ワゴン3台に分乗して出発、15分程で港に着いた。
 今日の目的地は?マニャガハ島を横に見て、どんどんボートは外洋に出ていく、雨と風は激しく、船酔いしそうだ、途中、トビウオを見た、海面を滑る様に、群れになって飛んで行く。
 2時間程かかって、ちょうど昼頃、テニアン島に着く、天候もどうやら回復し、器材を準備して、早速ダイビング開始、本格的なボートダイブは、これが始めてだ、ボートの中は狭いので、順番に後部のデッキからジャイアントストライドでエントリー、船首のアンカーロープに沿って潜水する、ポイントは「テニアングロット」。
 久し振りの潜水で、リズムが掴めない、レギュレータのマウスピースがもぎ取られる様な感じがする、エキジットした後、気分が悪くなったが、無理やり昼食をつめこむ、暫く休憩すると、体調が良くなる、多分初めてのボートダイブで軽い船酔い状態だったのだろう。
  2回目の潜水は「ツーコーラル」珊瑚が一面に広がる、開放的な海底を散策する、ここで大失敗、水深20m程で BCにエアを入れたのは良いが、体が浮き気味になったのに慌てて、吸気と排気の操作を間違って浮上しそうになってしまった、緊急排気弁を引っ張って、事無きを得たが危うく急浮上する所だった。
 回復した様に見えた天候が、また崩れてきた。行きと同じ様な横殴りの雨の中をサイパンに向かう、今日は結構ハードな一日だった。
 12月 9日 3日目の朝も雨で始まった、しかし朝食を済ます頃、空は晴れて来た。今日の目的地は、「グロット」103段の階段が待っている。
 強烈な日差しが、夏の思い出させてくれる、やっとサイパンらしい気候になった、エントリーポイントの岩の上から、真先に飛び込む、同行するのは、女性 2人と男性 2人のグループ、例によって、金魚のフンの様に、ガイドの後をくっついて泳ぐ、これはこれで楽しいが、何となく、みっともない様な気がする、水深計が無い悲しさで、一体自分がどの位の深さにいるのか分からない、きょろきょろ回りを見回している間に、残圧がもう1000psiを切っている、もう戻る時間だ。
 食事を済ました後、マイクロビーチで甲羅乾し、ほんの十数分だが、背中の焼けるのが感じられる、ここは真夏だ。
 午後のダイビングポイントは「ラウラウビーチ」フィンを履いてペンギン歩きでエントリーするのか、と思っていたら、、珊瑚礁の切れ目まで歩いて行って、おもむろにフィンを履き潜水する、タイヤの目印の下には 3m程の深さにロープが張ってあり、これを伝って透明度の悪い海域を抜ける。
 海底には人一人やっと通れる程の、岩礁の小トンネルが連なっており、ガイドに従って次々と通り抜ける、浮力と重力とのバランスを保ちながら、魚にでもなった様に泳ぐのは快感だ。
 ダイビングの後で塩抜きに、ホテルのプールで一泳ぎ、サイパンのプールの水は、濾過とも消毒とも縁がなさそうだ、まさに雨水をそのまま溜めたような味がする、海外のリゾートホテルのプールはこんな物だろうか、一寸興ざめする。
 12月10日 AM 6:25にモーニングコールされる、今日でサイパンともお別れ、天候は又雨、乾期とは言う物の、まだ天候は安定していない様だ、サイパンのダイビングのベストシーズンは 3〜 6月の乾期の終わりなんだろうか。

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