レギュレータが壊れた ! (初めてのパラオ)

 1996年 6月15〜19日 AM 8:30自宅から空港に向かう、フライトはAM11:20パラオ到着はPM15:35(時差は無し)の予定だ、土曜のせいか、駐車場は満杯、空港の周りを一周して、運良く国際線搭乗口の近くの駐車場に転がり込む。 名古屋→パラオの直行便なので、満席かと思うと、以外に空席が目立つ乗車率は70%位だろうか、平均年齢も高そうだ。
 パラオ空港は野原の中に滑走路が一本だけの、ローカル空港だ、ボーイング 767が 方向転換するのが、やっとだろう、大人数の到着に、入国手続きにかなり待たされる、例の如く旅行社が(今回はR&Cツァーズ)散々待たせた挙げ句、ホテルに付いたのはもう夕刻だった。
 2日目は朝から雨、AM 8:30 SPLASH に集合、ヘリーハンセンのパーカーを買う、ボートは、すぐ前の桟橋に大小十隻程が集まっている、我々のグループは、男女2人づつの3組に、ガイドの太田さん(マネージャー)、カナダから来たサヴァ、とボートオペレーターの計11人だ、ボートは、猛スピードで、島の間を抜け突っ走る、雨のせいで海の綺麗さは今一つだが、根元をまるで虫歯の様に浸食された島々の奇観は目を飽きさせない、30〜40分も走っただろうか、 1本目のポイント「タートル コープ」に到着。さあ潜ろうと、タンクにレギュレータを取り付けてびっくり、セカンドステージから勢い良くエアーが吹き出して来る、大事を取って今回の旅行に備え、オーバーホールをしたばかりなのに!指をくわえて一日、シュノーケリングをする羽目になった、あろう事か、 2本目には「ジャーマン チャネル」ではマンタを見られたと言うのに!
 3日目は晴天、眩しいばかりの日差しが降り注ぐ、今日のメンバーはガイドがサヴァに替わって二宮さん、PHOTO PALAU のカメラマン ロバートの総勢12人。昨日とは打って変わった晴天で、ボートの巻き起こす風も心地好く感じられる。
海は抜ける様に青く、珊瑚礁の浅瀬はエメラルドグリーンに輝き、島々は緑色に映える、絵に描いた様な南国の景色の間を 1本目「ゲドゥブス コーラルガーデン」に到着。
 私にとってパラオでの初ダイビング、昨日のシュノーケリングで珊瑚の見事さは知っていたが、エントリーして改めて感激!到るところに見事な珊瑚があり、色々な魚がいる、暫く泳ぐと中層を悠々と泳いで行くウミガメを見つける、見惚れていると、岩蔭に一寸小さめだがもう一頭ウミガメが潜んでいる、まるでビックリ箱の様な海だ!
 2本目は「ブルー コーナー」エントリーして水深20mをキープするが、初心者らしい 4人はどんどん沈んで行く、太田さんとロバートが慌てて浮上させようとするが、人数が多いのでてんてこ舞いだ、どうやらドロップオフでの潜水は初体験だったらしい。
 ドロップオフに沿って泳いで行くと、先ずギンガメアジの群れが、そして始めてみるサメがやって来た、マスクやレギュレータをもぎ取られそうな流れの中、コーナーの棚の上に取り付くと、ギンガメアジ、マダラタルミ等々の魚の群れが次々と通り過ぎ、その間をサメがヒレひとつ動かさず悠々と泳いで行くが不思議に恐怖は感じない、ふと振り向くと、ナポレオンの大物がそこにいる、暫く雄大な海を眺めた後、コーナーを離れると、今度はマダラトビエイが巡ってきた、マンタ程の迫力はないが、その泳ぐ姿は優美だ、もう終わりだと思っていると、バラクーダの群れが、駄目押しの様にやって来た、もうとっくの昔にフィルムは使い尽くしてしまった、なんてエキサイティングな海だ!
 オプショナルの「ジェリーフィッシュ レイク」は険しい山道を20分程歩いた所にある、静かな海水湖だった、シュノーケリングの準備をして湖の中に進むと、無数のオレンジ色をしたクラゲが漂っていた。いや正確には、元気に泳いでいた、それぞれは勝手な方向に泳いでいる癖に、結構まとまった群れになっている、群れの中に泳ぎ入っても、何の抵抗もなくクラゲは上下左右に分れていく、何とも不思議な光景だ。しかし台湾人らしい観光客の団体の登場で興醒め。
 PPRに戻って、ロバートが今日録画したビデオを鑑賞する、予想以上の出来だ、しかし撮影技術もさることながら、ダイビングテクニックの差を感じる、中性浮力や耳抜きに四苦八苦している様では、撮影どころでは無い。
 帰りのボートの上で焼いた背中が痛む、着られるだけTシャツを着込んでもベッドの上で身体が震える程の悪寒に襲われる、どうやら軽い熱射病にかかってしまった様だ。
  4日目も晴天、 1本目「ブルー ホール」にはボートが、順番待ちをしていた、シュノーケリングで覗くドロップオフには、魚の群れがひしめいていた、しかし、急激な海流の変化で、初心者の多い我々のグループは潜水を断念、急遽 2日目に私が潜り損ねた「ジャーマン チャネル」に向かう。
 エントリーするが、透明度が極めて悪い、薄めたミルクの海に潜っている様だ、白い砂地の中を暫く進むと、目に見えて見通しが良くなって来た、ウミウチワにくっついているクダゴンベを見つける、思ったより、小さくて可愛い。砂地にはハゼの仲間やガーデンイールだろうか、あちこちの穴から顔を出している、結局マンタは見られず仕舞いだったが、海流に逆って泳ぐ小魚が印象的なポイントだった。
  2本目「ブルー ホール」に再チャレンジ、透明度は今一つだろうか、水深 3m位の一番大きい穴からエントリーする、穴の中は暗い、海面を見上げるが、光を感じない、穴の中は複雑に入り組んでいるようだ、グァムの「ブルー ホール」とは少し印象が違う、穴を抜けてドロップオフに沿って、深度を上げながら泳いで行くと、「ブルー コーナー」に張り付いているダイバーの姿が、下方に見える。
  5日間が、あっと言う間に過ぎてしまった、今日は朝から雨模様、暇を持て余す事になった、ダイビングショップに行ったり、DFSで土産を物色したり、ホテルで飲物を飲んだり、天候に恵まれないパラオは退屈そのものだ。
 帰って来て器材を整理中、ダイビングナイフをパラオに忘れて来た事に気付いた、ダイビングと言う奴は、興奮するせいか終わった後、一時的に虚脱状態に陥ってしまう様で、つい忘れ物をしてしまう。
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ポイントまでまっしぐら ウミガメ PPR

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