1997年
5月16日 AM 7:00自宅発、途中メンバーと待ち合わせ名古屋空港に向かう、フライトはAM10:45パラオ到着はPM15:00(時差は無し)の予定だ。 飛行機の中は、空席が目立つ、昨年もそうだったが、如何にもダイバー然とした若者は目立たず、結構年配の人が多いように感じる、乗機率は60〜70%位だろうか。
昨年はパラオ国際空港からダイレクトに自動車でホテルに移動出来たが、KBブリッジが崩落したせいで、この間ボートでの移動となった、ホテルに着いたのはPM16:00頃、まずはウエルカムドリンクで喉を潤し、チェクイン。
リピーターの我々はPPR特製Tシャツを
GET!(もっとも、他のメンバーも、ホテルの手違いで我々と同じTシャツを1日遅れで、手に入れたが。)荷物の整理もそこそこに、スプラシュの受け付けを済ませる、我々のリクエストは「大物」。
5月17日AM 8:30スプラシュ集合、マネージャーの太田さんは我々を覚えていた様だ、同行するのは、男ばかりの同じ「大物」狙いの4人組、結局このメンバーとは最後まで、ろくに話をしなかったが。
”名古屋発JAL直行便の飛ぶ日は天候が悪い”と言うジンクスがあるとか。心配していた天候も、晴れ間が広がり、
1本目は「ジャーマンチャネル」と思いきや、ポイントには一番乗りしたものの、続々ボートが到着、混雑して来たので、急遽予定を変更、「ゲドブスウォール」に向かう、一寸水深は深めだが、比較的流れの少ない穏やかなドロップオフを泳いで行くと、チョウチョウウオが海底から沸き上がる様な黄色と白色の群れを作っていた。
浮上してカメラを見てあわてた、ハウジングの中に水が溜まっているではないか、「水没だ〜!!」慌ててカメラを取り出すが、運良く電池は熱を持っていない、レンズも無事な様だ、シャッターも落ちる。どうやら、パッキングの接触面に、何かが挟まっていた様だ、改めてパッキングの表面をなめる様に掃除をしてセットし直す。
2本目は、改めて「ジャーマンチャネル」に向かう。潜行してすぐ珊瑚の中に一抱かえもある、シャコ貝を見つける、マンタ待ちの根に向かう途中で、バッタリとマンタに出会ってしまった、海底すれすれに泳ぐ姿は、見る角度のせいか、とてもスマートに見えた、しかし、肝心のマンタ待ちの根では、結局、待ちぼうけとなってしまった。
仕方がないので、海底の砂地から、ハゼが巣穴から顔を出すのを観察する、同じ巣穴からエビが砂を運び出して来る、どうやら共生しているらしい、昨年と同じ様に、頭上を覆う数えきれない程の魚の群れの中をエキジットする。
PPRに戻って少し休憩してから、タンクを借りて、ビーチでもう
1DIVEすることにした、DIVEフラッグを持たされるが、後は全くのフリー、スプラッシュの桟橋の左手からエントリー、沖合に向かって水深15m位の珊瑚礁の切れ目まで泳ぎ方向転換、視界の効かない砂地を、再び珊瑚礁に突き当たるまで北に向かう、ビーチ前の珊瑚礁は砂を被って決して綺麗とは言えないが、魚もそれなりに多く、グァムやサイパンのビーチと比べればずっと楽しい、しかし、ここですらオニヒトデを発見!
ホテルでの夕食も良いが、たまには外出するのも悪くない、タクシーを呼んでコロールに繰り出す事にした、運ちゃんは自称”Mrソルト(SALT)”伊東ユカリの曲をかけ、俺のワイフは、これを歌っているパラオNo.1の歌手だと言い張る、変な奴だ。運転している途中で、盛んにチャイニーズガールのマッサージに誘われる、どんなマッサージだと聞いてやるとフィーリングマッサージだと言う、一寸興味をそそられる。
取り合えず目的地は「美登寿司」女主人は日本人だが、後はフィリピーナらしいウェイトレスが
2〜 3人、玄関の怪しげなネオンが一見スナック風だが、中の作りは間違いなく寿司店だった、早速ナポレオンとシャコ貝の、お作りと寿司の盛り合わせを、注文する。ナポレオンは意外に美味しく、身に腰があり歯ごたえが中々いける、これはお勧め。シャコ貝は大味そのもの、決して不味くは無いが、何となく水っぽい、魚の苦手なGさんには一寸気の毒だったが、結構楽しむ事ができた。帰りのタクシーも”Mrソルト”又々チャイニーズガールのマッサージに誘われるが、時間が遅いからと断る。(ちなみにパラオでは、夜12時以降は外出禁止(理由は不明)なので、タクシーの営業時間も10時まで)
5月18日
定番の「ブルーコーナー」に向かう、「ジャーマンチャネル」を過ぎてずいぶんボートを走らせた様に感じる、
1本目はブルーホール、透明度は上々、先に潜ったグループの排気の泡が、輝きながら、ホールの天井に向かって沸き上がって行く、青いアーチ状の出口を出ると流れがないので、「ブルーコーナー」に向かってひたすら泳ぐ、残圧が底を付いたころ、何とか、たどり着く、そこにはバラクーダの群れが待っていた。
2本目はブルーコーナー、潜行して棚に沿って泳ぐが、群れらしい群れには出会わない、流れも殆ど無い、(折角買ったカレントフックの使い道が無い。)と思っていると、ナポレオンが目の前を悠然とこちらに向かって来る、こんなに近くでナポレオンと体面するのは初めてだ、しかも人を怖がらない、気が付くと、ギンガメアジの群れや、バラクーダの群れが入れ代わり立ち変わり頭上をかすめていく、サメも比較的小さめだがドロップオフに沿って、すぐそこまでやって来る、バラクーダの群れに囲まれながらのエキジットは最高!(でもフィルムはとっくに使い果たしてしまった。)
5月19日
ブルーコーナーより更に西、「シャークシティ」に向かう、運が良ければジンベイザメが見られると言う、ところが、ここで大失敗、ボートの反対側にエントリーしてしまいカメラを取りにボートに戻っている間に、メンバーに遅れてしまう。
水中でも、流れが早く、泳げども泳げども追いつけない、海底には素晴らしい珊瑚礁、目の前には色とりどりの魚の群れ、しかし見とれている余裕は無い、うっかりすると置いてけぼりを食ってしまう、焦れば焦るほどエアーの消費量が増え、やっと追いついた頃には、残圧が殆ど底を付いてしまった。その上、水中カメラが又、異常を起こし途中で撮影不能になる始末、初日の水没の影響だろうか?
「シャークシティ」からの帰路カジキに遭遇、しかし眼鏡を付けていなかったので見逃す、全く残念!ところで、
2本目は、何とこの場所で、カジキを狙って潜ることになった、ポイント名は無い、取り敢えず、「ピースフルウォール」命名。
1本目の「シャークシティ」と比べて流れも無く、ドロップオフの壁一面の珊瑚礁の見事さは見応えがあった、大物には出会えなかったが、海亀にも遭遇、のんびり余裕を持って、楽しむことが出来た。
オプショナルの 3本目、「シャンデリアケーブ」
1度 PPRに戻り、ボートで10分位の港の直ぐ傍の水深
5m
位の所に、洞窟の入口があった、水中ライトを手に、暗闇の中におっかなびっくり入っていく、深さの感覚が全く分からない、自分の手さえ見分けられない水中を、海底の泥を巻き上げ無い様に注意しながら、ゆっくり進んで行く、鍾乳洞の中で時々水面に顔を覗かせながら一番奥まで進む、ライトを消すと、洞窟の入口がぼんやりと、暗闇に浮かび上がって見える、最期にライトを消したまま、入口まで戻る、真暗な中に、入口の青いアーチがだんだん近付いて来る、何とも神秘的な雰囲気だ。
外に出て、明るさに戸惑っていると、太田さんが、珊瑚の固まりの下を指さしている、よく見ると極彩色のハゼが岩影に隠れている、これが彼の有名なニシキテグリなんだ、それにしても良く見つけるものだ。
夕食は又、コロールに繰り出す事にした、目的地は「ドラゴン亭」沖縄料理の店だとか、店内は中々賑やか、日本人らしい女性が、フィリピーナらしいウェイトレス3〜4人を仕切っている、適当に料理を頼んでみると30cm程の魚のケチャップ煮が出て来た、新鮮で不味くは無いが酢の匂いが鼻を刺激する、続いて海亀のステーキ、これは日本では一寸食べられそうも無い、味は中々行ける、タレが強過ぎて本来の味が分かりにくいが、鶏の肉の様な淡白な味わいだ、全体に魚料理主体なので魚嫌いには、少々辛い物がある。
帰って来て、現像から上がった写真(スライド)を見て真っ青、ダイビング初日、ゲドブスウォールでの水没の影響は甚大、真っ黒なコマが並んでいる、しかし、何とか全滅は免れた様だ、奇妙な事に、水没直後のジャーマンチャネルは無事で、
2日目のブルーホールは、ほぼ全滅、ブルーコーナーは、まあまあ、
3日目のシャークシティは、やはり、ほぼ全滅、次のピースフルウォールは、何とか、そして空港に向かう途中、KBブリッジを写した部分はやはり全滅、ところが、すぐ後、機中からパラオを鳥瞰撮影した部分はしっかり写っている。
後になって、メーカーにオーバーホールに出すが、何のことは無い、電極が局部的に錆びついていたのが原因だったと思われる、一寸ヤスリで電極を擦ってやると復活した。
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