ダイバーは善人。 (忘れ物は帰って来た。越前・ダイブハウス ログ)

 '97年9月土曜日(雨)、AM 6:40 稲沢でYさん・Tさん・N君と待ち合わせ越前に向かう、早朝のTVニュースでは、先日無くなったダイアナ元英国王妃の国民葬が、今日開かれる事を報じてる。AM 9:10 頃「ダイブセンターログ」到着。「ログ」の建物の周りには器材の準備をする、ショップツァーのグループで、結構賑やかだ、早速受付を済ませ、器材のセッティングに掛かる、Yさんは講習後初めてのダイビングと言う事もあって、かなり戸惑って緊張している、彼女が講習を受けた沖縄の海と、 ここ(越前)では、気候も、海中の景観も全くと言って良いほど違っている筈、潜って大きなストレスを感じたり、がっかりしたりしなければ良いのだが。
 同行するにメンバーは、我々4人と、少し年配の男性と若い男性、元気な女性インストラクターとアシストの男性の総勢8名。 1本目はビーチダイブ「ログ」から、器材全てを身に付けて5分ほど北に歩く。昨年、カガスポーツで潜った場所のすぐ南に当たる「ログ前」から「ログ」まで泳ぐ。
 ステップ状の岩場からエントリーする。海中は穏やかで、思ったより透明度が良く魚影が濃い、水温も24〜25℃と比較的温かい、最初の内ぎこちなかった彼女の動きも後半は徐々に様になって来た様だ、お馴染みのスズメダイの群れやキュウセン・カワハギ・イシダイ・マダイ等々が次々と顔を見せる、ガイドの指さす岩影には巨大ミヤコウミウシやカニ。気が付くとアオリイカの群れが頭上を悠々と漂っている。カメラに収めようと、近づくが結局写す事は出来なかった。
 エキジットすると、雨が降り始めていた、器材を洗うのもそこそこにウエットスーツを脱いで、冷えた身体を玉川温泉が源泉だと言う屋外の温泉で温める。建物の中は他のダイバーの荷物に占領されているので、小雨の中屋外のテーブルで用意してもらった昼食を食べる。
  2本目はボートダイブ「ログ」から、軽トラックの荷台に器材とダイバーを満載して、すぐ南の梅浦港からイカ釣り漁船に乗って出港。 2〜 3分程沖合の「白栗」に潜る、YさんとN君にとっては初めてのボートからのエントリー。船上では、にわかにバックロールエントリーのレクチャーが始まる。
 エントリーして見ると意外に流れが有る、YさんはTさんのサポートでアンカーロープに沿ってゆっくり、潜って行く。水深が深く天候が優れないせいもあって、水中は薄暗い。しばらくして、ガイドが手招きするので覗き込むと小さなサイコロ程の大きさのナンヨウハコフグがヒラヒラと岩影で舞っている。一方では、Tさんとガイドが岩を動かしている。共食いだろうかタコの肉片らしき物が、魚たちにつつかれている、その脇で大きなタコが我々を伺っている、しかし 1本目と比べると全体に魚影は薄い。
 水深が深めなので、エアーの消費が早い。浮上しようとするがダウンカレントが有るのか、中々浮上できない、又中層から表層にかけては、流れが結構有るので、自力で安全停止しようとするが頑張って泳がないと流されて仕舞う。結局アンカーロープに捕まって全員揃って鯉のぼり状態でエキジットする。
 Yさんは 2本目のエキジットの際海水を飲み込んで、体力を消耗している様子だ、N君も例によって船酔いか元気がない、しかし暫くすると 2人ともし元気になった。来月のパラオでのダイビングに備えて、練習になっただろうか?今年の夏は天候不順のせいで、例年の様なダイビングが出来なかったが、来年が楽しみだ。
  9月13日 土曜日、パラオで買ったヘリーハンセンのパーカーが無い事に気が付いた、越前に置き忘れて来たらしい。早速ダイビングサービスに電話して見ると何と残っているらしい。丸一週間も放って置いたのだから、まず残っていないだろうと思っていたのに感激ひとしお。しかも電話した翌日には宅急便で届く素早さ、越前のダイバーは何て良い人ばかりなんなんだろう。

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