この記事は祖父の書置きした
太田町会議員在職中記事による
(文中●部分は判読不能部分、及び人名については敢えて一部●にしてある部分がある
本記事について無断流用、無断使用は禁じさせていただきます 松野博)
大正十一年四月より町会議員在職中の顛末を記録す
但し大正十一年四月以前の文は略す
大正十一年四月二十八日午前九時町会招集
議案
第一 郡道山之上道路改修工事設計変更事後承認
第二 墓地移転の件
第三 小学校増築委員設定の件
第四 戸数割りに関する委員設定の件
第五 太田収入役故障ある時代理すべき委員を設定する件
議決の顛末
第一議案は最初此の道路設計は現停車場の地盤と平高にする目的にて郡役所より工事費弐千四百八十四円十八銭にて太田町へ請負わせたるも当時其必要の認めざるに付郡役所へ交渉して現今出来上がり居る道路にて一時打切ることとされたるを以て請負金を改めて金千五百七十四円六十三銭に減額せり、太田町は此の工事を千八百七十円にて三谷○○者に請け負わしたる為その時の設計は埋め立て土坪百二十坪の見積もりなりしも実際の埋め立て土坪は七十坪内外なるを以て其の時の町長及び町会議員道路委員の失態にして三谷○○なる者は不当利益を得たる訳なり依って三谷○○の得たる不当利益を取り戻すことを太田町長事務●●保木口恭造郡委員に町会議員より提案せり其後保木口は三谷を呼び付け交渉したるに多少の金員は返金する旨承諾したるも四月廿八日迄には未だ其の解決せず不止得変更案は原案を可決す
第二議案は今回濃越鉄道起工に際し此町三十戸の墓地移転の必要を生じ移転地設定に付関係者より申し出たるを以て蔵ノ内墓地連続する畑地弐拾坪を買入れ若し不定する場合蔵ン内墓地を利用することに決せり。翌三十日聞くところに依れば蔵ノ内連続する片●籐次郎所有の畑弐畝歩あまりを関係者にて買い入れたる噺しあり太田町としては関係者土地買い入れ代金は提供する事も議決す
2008.1.20
第三議案 太田小学校増築の件増築の止得さるを以て原案可決す。増築委員選挙結果記の通り決定す。
増築委員長林奬、委員 校長田原廉 、佐光○○郎、猪子銀次郎、平川征太郎、仙田猶次、林繁次郎、佐藤 松、松野竹次郎を選定す
第四議案 戸数割りに関する件は議論百出あり充るも結果、太田町六組の内より弐名宛の委員を町長に於いて指名する事。外に役場内に常設雇書記を置く事に決す
第五議案は当分西田○○郎氏を以て補佐する事と決す
大正十一年五月三日太田役場に於いて太田商業組合評議員会あり 出席者則竹文次、林金太郎、仙田猶次、平川徳太郎、猪子銀次郎、林玉三郎、松野竹次郎、猪子三○
協議問題は鉄道開通式祝賀会費用費用の内へ商業組合より金壱百円寄付する事に評議委員会に於いて先に決定し居りたるも委員配当賦課を出金せざるもの多数ある為め町へ納付する●す故に其の徴収方法に付き協議あり其の結果は来る本月十二、三日頃組合総会を兼ねて大松楼に於いて宴会を開し其の席上に於いて徴収方法を決定する事として午後九次解散
大正十一年五月四日午後七時より小学校増築委員会あり
出席委員林奬、田原校長、林繁次郎、猪子銀次郎、佐光玉三郎、佐藤繁松、平川徳太郎、松野竹次郎
町長提案
一.増築の程度 一.番血の選定 一.建築設計 一.建築費財源決定
右顛末 増築の程度は平屋建てにして工費最小限度のもの 番地の選定は財源の許す限り中央に建築すること予定地は郡役所西件行く設計は或る時期に於いて専門家に委託する事 建築費の財源は一時農工銀行又は他の方面に於いて借り入れの運動のする事●も来月五日岐阜市に於いてかく町村会あるを以て太田町長も出席せらるるに付き其際林繁次郎氏同行して両氏にて資金借り入運動及び停車場道路も県庁に出●して速成運動する事を両氏に託し午後十二時散会
2008.2.9