えびだんごの文具発信

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↑リンクの貼っていないところはまだ完成していません。(黒い文字の部分)

気長にお待ちください。

鉛筆-uniとMONO

 鉛筆、誰もが一度は手にしたことのある文房具だと思います。普段何気なく使っている鉛筆ですが、文具店に行って見てみると、実に多くの種類のものが並んでいます。安い物の3〜4倍の値がする高級な物、6Hだとか6Bだとか使った事の無いの硬度の物。

 ここではそんな鉛筆達に興味を持った大学生がそれらを使ってみて、独断と偏見に満ちた比較をしてみたり、集めた物を並べて悦に浸って語ってみたりする自己満足の為のページです。参考になるかはわかりませんが、文房具について少しでも興味を持っていただけると嬉しいです。

 この記事は個人で書いている物です。内容に間違いがあるかも知れません。御了承ください。


 鉛筆比較第一弾。鉛筆と聞いて先づ思い付くブランドが二つ。 三菱のuni と トンボのMONO。この二つのブランドから見ていきましょう。

三菱 uni

 ‘ウニ‘では無く、‘ユニ‘と読む。昭和33年(1958)に発売。外国の高級ブランドの鉛筆を模造しような製品や、粗悪品の多かった当時、世界に通用する国産高級鉛筆として世に送り出された。唯一という意味のユニークから取って名付けられた。(仏語のユニークには‘滑らか‘という意味もある) 

 ボデー塗装は特徴的な小豆のような色。それまでに三菱から発売されていた鉛筆は、ドイツのファーバー・カステル社の鉛筆を真似た緑色ものもばかり、型番まで同じ製品を作った程である。‘ユニ‘としてのブランドカラーを造らねば、と伝統色である海老茶にワインレッドを混ぜて高級感のある他に無い色となった。特急あさかぜ をデザインした故.秋岡芳夫氏がデザイン、命名した。

 一本の価格が一、二十円の時代50円の鉛筆が爆発的に売れ、ロングセラーとして今日まで愛され続けているのは、やはりそれだけの品質があったからである。粗悪品の多かったっ時代、B芯の黒さでH芯並みの硬さを実現した。ユニは憧れたファーバー・カステルと肩を並べ、世界ブランドへの仲間入りを果たした。

はじめ、9Hから6Bまでの硬度を揃えていたが、2008年より10Hと7B〜10Bまでを追加、世界で最も多い22種類の硬度を揃える。木材はアメリカの100年程のインセンスシダ、檜の仲間。(檜は柔らかく目が均一でささくれない)

(株式会社ロコモーションパブリッシング版「頑張る日本の文房具」を参考)

‘Hi-uni‘

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uniブランドのハイエンドモデル。昭和44年(1966)に発売。トンボMONOのハイエンドであるMONO−100と同等で価格も同じく147円(カタログより、希望価格)

 流れるような描き心地で、非常に滑らか。均等なキッチリとした筆跡が残る。だいぶ柔らかく、uniの以下のモデルの同硬度の物より早めに芯が丸くなる。尻に装飾金具が在るので重量がやや重い。

 サラサラと云うような音がする(謎、人によって違うだろう)。割と音が大きい。

 削った時芯先まで引っかかり無く刃が通る。木は硬め。

‘uni‘

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上で語った昭和33年発売の基本モデル。MONOと同等、94円

 Hi-uniが滑りすぎるという方には、適度に引っかかりのあるuniがいいかも知れない。それでもだいぶ滑らか。癖の無い。字や図を書くならば、Hi-uniよりもこちらの方が優れているかもしれない。Hi-uniと比べると筆跡がザラついている。

 Hi-uniと比べると、こすれる音が強い。これも割と音がする。削るときHi-uniより少し芯が粉っぽい。 

‘uni‐star‘

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廉価版uni。MONO‐R同等か。画材用途では無く、筆字用であろう。63円

 引っかかりがある。持った感じが随分と軽く、書き心地は安い。uniらしい滑らかな筆記感は無い。しかし、uni以外の同社の製品と比べると、モノが良い事は判る。uniとしてのプライドか、書き心地の割には整った筆跡。しっかりと動きについてくる。

 ザリザリと音がする。削った時芯で刃が引っかかり、散れることがある。uniまでの削りやすさは無い。

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トンボ MONO

 ピアノのような艶のある真黒なボデーに輝く箔押しの文字。硬度は

 MONOが発売されたのは昭和38年(1963)の事、一本60円であった。芯1ミリ角の中に80億個もの粒子を入込んだ高品質で滑らかな鉛筆である。唯一で無類の意のギリシヤ語より‘モノ‘と名付けられた。42年(1967)には1ミリ角中の粒子を100億個に増やした上位モデル MONO−100 が一本100円で発売。MONO−100におまけとして付けられていた消しゴムが好評だった為、2年後、単体でも売り出されたのが、あの青白黒の‘MONO字消し‘である。

 MONOというブランドでの発売は三菱uniよりも遅かったが、トンボはMONO発売以前より‘HOMO‘(ホモ)というブランドで高級鉛筆を製造販売していた。MONOはその後継モデルであり、源流はHOMOにある。

 終戦後、粗悪な国産鉛筆が多く出回る中、トンボにおいても芯が脆く折れてしまうという課題を抱えていた。そこで、昭和24年(1949)に東京大学の赤松秀雄教授を中心とした企画「鉛筆の芯を科学する」を開始、芯の高品質化を図り研究が進められ、27年(1952)に完成。均一で質の整った事の意の英語、ホモジナスから取って‘ホモ‘と名付けられた。

 国産鉛筆が高くてもせいぜい10円程だった当時、一本30円という外国の高級鉛筆並の価格であったが、これが大ヒットした。33年(1958)にはuniというライバルも登場し、価格は高くとも国民は質の良い物を求めていると感じたトンボは更なる研究を重ねた。そして舶来品に引けを取らない、世界に通用する高品質鉛筆、MONOが誕生したのである。

(竢o版社 版「トンボ鉛筆 完全ブック」よりウケウリ)

左から MONO100

     MONO

     MONOR

     MONOJ

     MONO30 の順

‘MONO100‘

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 MONOシリーズのハイエンドモデル。昭和42年(1967)発売。147円 6Bから9Hまで。

 持ってみると重たい。Hi-uniと比べてもだいぶ重たい。uniと比べると硬い。濃くて黒いはっきりとした線が出る。しっとりとした持ち心地なので滑らかの書けるかと思ったが、摩擦が強く、芯の荒さが目立つ。MONOシリーズの中では一番柔らかく、紙に吸い付く感じ。

 筆記時、ザリザリと乾いた、削るような音がして結構うるさい。木はしっとりとしていて柔らかいので削りやすい。

‘MONO‘

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 。MONOの高級モデル。昭和38年(1963)発売 94円。元々製図用の括り。6Hから6Bの揃えがある。

 金具が無いのでMONO100より随分と軽い。100より硬めで薄い、筆跡の均一さは劣るが滑らかで引っかかりが少ない、その分滑るので100と使う人が別れそうである。 やはり荒いが100よりはおとなしい。消耗の少ない鉛筆である。

 音はするが100よりだいぶ静かで、流れるような音。100と同じく、柔らかく削りやすい木質は同じ。

‘MONO R‘

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 Rはレギュラー。つまり基本モデル。昭和50年(1975)発売。高級事務用、63円。硬度幅は狭く2Hから4Bまで。

 MONOらしく(筆跡が)黒くて荒い。スレが出やすく、太さも安定しにくい。しかし滑らかさは‘MONO‘と同じくらい。

 MONOより削るような音がしてうるさい、100よりはだいぶ静か。木はMONO,100とはランクが落ちるのか、硬くなる。乾燥した木。

‘MONO J‘

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 Jはジュニア。MONOの子供分というか、ビギナーモデルである。昭和55年(1980)発売 53円。硬度は4Hから4B

 滑らかで芯はRのそれとあまり差を感じない、滑らかである。若干硬さを感じるくらいか。10円の価格差は芯の質よりもボデー塗装にあると思われる。Rまでは軸の頭まで塗装がされており、全体の塗装も分厚いがJは簡素である。

 音は軽い。Rとあまり変わらない。木はRと同じで、硬く乾燥した木。元々54年(‘79)に発売された‘MONO30‘という30円のモデルが翌年に変更されたもの。30は頭が黒く、後に変更され、白く塗装されていた。

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〜トンボのロゴについて〜

 上のMONOの写真を見ていただいて判るように、MONO100とMONORはトンボのロゴと、MONOのロゴが違っている。これはトンボ鉛筆100年事業で2013年にトンボのロゴが一新されたからである。左写真の上は昭和32-平成6(1957-1994)年の物、鉛筆にはこれが今まで使われていた。真中が昨年平成24年までの物。

 そして今回下のようなロゴへと変更された。トンボが上を向いた事が特徴。トンボの商標を得たのが昭和2年だというが、その時からマークのトンボは下を向いていた。

 トンボは高く飛び決して後退のしない、「勝ち虫」と言われ喜ばれた虫である。それを社名に冠した向上心が今回のマークに表れている。

 トンボマークの変更により、MONOマークも変更された。今までは`MONO`のはじめの`O`の穴が六角に切り抜かれ、その中に芯があるという、鉛筆の断面の絵になっていたのだが、今回より普通の`O`になってしまった。少し残念である。


※ここに書かれている比較は私個人の感想です。下位モデルほど評価が下がっているのは、評価基準を最上位モデルにおいた為です。uni、MONO以外の鉛筆と比べたものではないので、ひどく書かれているからといって、uni、MONO以下のランクの鉛筆と比べての話ではありません。

2014‐2.15作成