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えびだんごの文具発信

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↑リンクの貼っていないところはまだ完成していません。(黒い文字の部分)

気長にお待ちください。

その他の三菱とトンボ

uniとMONOは別ページで紹介したので、ここでは三菱鉛筆とトンボ鉛筆から出ているそれ以外の鉛筆を見てみる。

三菱...............................................................................................................................................................................................

 9800

 42円 昭和21年(1946)発売当時は80銭 今も続くロングセラー商品。安価なので学生時代に使った記憶のある方も多いのではないでしょうか。2Hから2Bの硬度があり、今では筆記用というイメージだが、当時は製図用としての基準とされたようだ。軸色がファーバーカステル9000を思わせる。

 久しぶりに使ってみる。たぶん小学生の時以来(ありふれている鉛筆なので気付かぬ内に使っていたかも知れない)。削ってみると木がとても硬い。よくぞまあこんなのを毎日研いでいたものだと思う。それでも鉛筆を削る時にけがをした憶えは無いのでこれが普通だったのかも知れない。深い緑の軸に金の文字、そして削った後の赤っぽい木、久しぶりだ。

 書いてみると柔らかい。HBでも柔らかすぎる(脆い)。これの2Bを使っていたのだから、どうりで手が真黒になるはずだ。芯はすぐつぶれ筆跡はこわごわしてスレる。しかし、摩擦はあるが引っかかりすぎず、字を書くのに良い。特に大きな字をゆっくり書く小学生には丁度だと思う。ただし早く書く人にとっては摩擦が大きすぎるし、芯がすぐ潰れるのでもうもっと高級な鉛筆が良いと思う。(かくいう私も字がミミズのズリズリなので不満をおぼえる)

 uniがいかに高級かが解る鉛筆であった。

 9000 

 52円 昭和25年(1950)発売。9000という型番は当時憧れだった、ドイツのファーバーカステル社の鉛筆なあやかったもの。9800の上位にあたる。9800の頭が切落しなのに対して、9000は頭も軸と同じ鮮やかな緑に塗られている。(以前は本体色が濃く、頭は切落されていた)

 9800より少し硬いか、といった感じ。摩擦が強いが9800よりだいぶ軽い。筆跡はスレるが、太さは安定している。そして芯が減りにくくなっている。私は筆記ようにこの鉛筆のHやFを好んで使う。あまり手が黒くならない事が助かる。これ以上に上級を求めるならばuniを選ぶ事になる。トンボでいうならば、MONOJ のあたりのランクだと思う。

 9850

 9800の頭に消しゴムが付いた物である。型番の9850は茶色の軸に白いゴムが付いているが、9852は橙の軸にピンク色のゴム付いている。 9850には`SMOOTH WRITING` `Office Use` とあり、 9852には`Master Mriting`とある。 

 芯は9800と同質である。木材の質も素人が見る限り同じように思われる。

 

トンボ..........................................................................................................................................................................................

 8900

 写真上が現行の物、下の色の濃いものは昭和50年前後の物

現行   表「SINCE 1913 High Quality Tombow」 裏「FOR GENERAL WRITING」           (ハイクオリティ/一般用)

古い物  表「MADE BY H.O.P Micro Crystallite Tombow」 裏「FOR DRAFTING AND RETOUCHING」  (微結晶/図面用、修正用)

 若草色をした、トンボの廉価品のスタンダードモデルである。昭和20年(1945)の11月に発売開始と云うのはすごい。8900という型番は、世界の頂点、エベレスト山頂が約8800メートル。(正確には8849)そこにちなんだ8800という現行品があったが、その上をいく商品として出された。89とかけて破竹の勢いで売れるよう願ったとか。当時、価格統制下にあったため、一本30銭というのは`製図用`という高級枠の上限にも入れることが出来ず、さらに高級な`写真修正用`として出された。金文字の`High Quality`が誇らしげだ。

 使用感はトンボらしく、ちょっと硬めで、芯が丸くなってくると薄く一定した筆跡になる。スレやすいが、紙に筆跡がよくのり、手も汚れにくく、字を書くには使いやすい一本である。三菱でいう9800級だろうか。私はたまに使う程度である。

 9558

 昭和25年(`50)発売。みかん色軸に消しゴムの付いた物である。三菱の9852よりも軸色はうすい、9852は銀色の文字が捺されているが、本製品は茶色の文字が彫られていて比べると高級感は無い。以前は2559という軸が緑の兄弟もいた。

 やはりトンボらしい少し硬めの感じで、三菱9850より薄い。摩擦が強く、8900より書いた感じが重たい。尖っている時にはあまり思わないが、少し丸くなるとスレがひどく出る。8900より質が悪いように思って、私は普段あまり使わない鉛筆である。


えびだんごと鉛筆。

 初めて鉛筆を手にしたのはいつの時だったかもう覚えていないが、幼稚園に通う前から落書き好きで、被害は ちゃぶ台、壁、電話帳、ゼンリン地図、と広くに渡り、特に壁(居間の塗り壁)に描いた時などはこっぴどく叱られていたので、付き合いは長い。

 初めて買ってもらった鉛筆は覚えている。小学校の入学の用品を買うため、祖父に商店街にある町で一番大きな文房具店に連れて行ってもらった時である。あの時はデパートのようにわくわくしたが、今行けばただの小さな文具屋である。

 そこで買ってもらったのが三菱の9800が1ダースと色鉛筆だった。色鉛筆は三菱の12本入り`くじゃく`を持っていたが、すでにどれも短く、緑と黄色だったかが失くなっていた為、新しく買ってもらった。本当は友人の持っていた36色の物が欲しかったが、お店に無かった為、24色のポリカラーを買ってもらった。

 はじめは鉛筆が潰れると台所に持っていきお母さんに包丁で研いでもらっていたが、祖父が肥後の守(ひごのかみ 鉄鞘の折畳み小刀)を買ってきて、これを使うようにと研ぎ方を教えてもらってからはずっと自分で研いでいる。肥後の守を買ってもらえて嬉しかった。というのは肥後の守を持ってい無いと小学生当時、男の子の遊びに加たしてもらえなかったからである。そうして自分の鉛筆を手に入れ、自分で鉛筆を削ることが出来るようになった私はさらに強力な落書王となって家族を困らせた(しかもカラフルな24色がなかなか消えなかった)。

 鉛筆に興味を持ったのは小学校2,3年の時だった。隣の席の娘がピアノのように黒く光り、金文字の入った新品の鉛筆を持っていたからである。それが私とMONOの出逢いであった。なんというか上品でカッチョ良かったのである。それに比べて私の鉛筆は噛んだ跡だらけの深緑のボコボコの鉛筆が2本、短くなったて消しゴムの取れたオレンジが一本だった。あの鉛筆はかっこいい、欲しい。そう思ったのがきっかけであった。(と、思う)

 その後、やっと鉛筆を使い切ったか失くしたかして、鉛筆を買う機会が来た。自分で行くと強く言張り、お小遣いをもらって学校下の文具屋に行った。ここで憧れた黒塗りを探したが見当たらず、代わりに明るい鮮やかな緑色の鉛筆を買って帰った。母には「たった一本買ってきてどうするんですか」と叱られたが、そんな事が耳に入らないくらい緑の鉛筆に夢中になっていた。なんと云っても硬度表記の所だけ色が濃くなっている所がかっこいい。(皆さんお解りか、その鉛筆は三菱の9000番であった。) この色の濃くなっているラインがかっこいい…、この`2H`って書いてある所が… と惚れていたがその鉛筆は小学生には薄すぎたのである。翌日また同じ9000の2Bを買いに行く事になった。

 かくして、数ある鉛筆の中からトンボでは無く三菱を選び、完全な三菱党になって現在に至る訳である。 今一番よく使うのがuniのFである。

2014‐2.15作成

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