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目次 しんぶん赤旗 記事(事件経過を知るのに最適です)。
葛飾ビラ弾圧 高裁判決に厳しい目 2007年12月17日(月)
葛飾ビラ配布事件 逆転有罪の不当判決
東京高裁 違法弾圧を追認
=2007年12月12日(水)
主張 葛飾ビラ配布事件
社会常識無視した不当判決 2007年12月12日(水)
葛飾ビラ配布判決について
日本共産党 市田書記局長が談話 2007年12月12日(水)
政党ビラの配布 無罪 東京地裁 =2006年8月29日(火)
ビラの役割を証言 東京・葛飾弾圧事件 弁護側立証始まる =
2006年3月10日(金)付
「現行犯逮捕」は不成立 葛飾ビラ弾圧事件 110番通報者証言で判明 東京地裁 =2005年11月14日(月)
ビラ配布 弾圧の裏 元公安警察官が語った“プライバシー暴き、尊厳もてあそぶ日常でした” =2005年9月15日(木)
「ビラ・セールス入る」
マンション元理事が証言 = 2005年9月6日(火)
地裁初公判 被告、公訴棄却求める“表現の自由侵害” =2005年5月21日(土)
初公判 被告男性意見陳述=2005年5月21日(土)
ビラ配布の自由守る東 京・葛飾で「会」結成=2005年4月26日(火)
ビラ弾圧 改憲反対つぶす狙
い 奥平・市田氏訴え=2005年4月27日(水)
検察権行使、厳正・公平に 検事総長に申入れ=1月20日(木)
主張 許すなビラ配布弾圧 民主主義と人権を守る
ために=1月7日(金)
妻の訴え 自由守る真剣なた
たかい 夫婦で同じ方向見つめ=1月9日(日)
民主主義揺るがす暴挙=日曜版1月16日号
ひと 中 村 欧 介
(なかむら おうすけ)さん=05.4月1日(金)
4弾圧事件勝利へ集会 言論侵す権力犯罪告=2005年4月7日(木)
立ち会い認めず家宅捜索=12月25日(土)
支援団体=釈放、不起訴を要求=12月26日(日)
支援団体が宣伝=12月28日(火)
東京地裁勾留理由開示=12月29日(水)
ジャーナリスト会議の抗議=12月29日(水)
朝日新聞社説にたいして=12月30日(木)
勾留延長に抗議 「許さない会」宣伝=2005年1月5日(水)
市民団体が緊急集会一政党の問題でない?=1月7日(金)
報告集会「党派超え断固たたかう」無所属区議、市民が激励=1月8日(土)
憲法研究者が声明 “民主主義の根幹崩す”=1月11日(火)
不当逮捕の男性起訴 東京地検 表現の自由侵す暴挙=1月12日(水)
驚きと憤り ビラ配布不当起訴=1月12日(水)
許すな ビラ配布弾圧 談話=1月13日(木)
ビラ弾圧事件起訴で各紙 朝日「司法適切か」 東京「行過ぎ捜査」=1月13日(木)
治維法同盟が釈放求め電報=1月13日(木)
不当起訴の男性保釈=1月15日(土)
特定政党へ露骨な干渉 澤藤統一郎弁護士=1月16日(日)
集会 市民、記者、学者 民主主義守ろう=1月23日(日)
政党こえ集会「民主主義のため」150人参加 =1月30日(日)
ジャーナリスト有志らシンポ 不当逮捕事件=2月15日(火)
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2006年3月10日付
ビラの役割を証言
東京・葛飾弾圧事件 弁護側立証始まる
東京・葛飾区のマンションで日本共産党の区議団だよりなどのビラを配った荒川庸生さん(58)が、住居侵入罪で不当に起訴されている弾圧事件の第九回公判が九日、東京地裁(大島隆明裁判長)であり、無罪を求める弁護側の立証がはじまりました。逮捕当時に日本共産党都議団長だった木村陽治氏と同葛飾区議団長だった高橋信夫氏が、荒川さんが配布した党都議団の「都議会報告」、「区議団だより」と区民アンケートの意義を証言しました。
木村氏は都議会報告について、「都民に選ばれた都議は、議員活動を都民に知らせる責務がある。ビラは都政と都民をつなぐパイプであり、都政・都議会の問題点、議論を都民に知ってもらうにはビラの発行はどうしても必要」と証言しました。
高橋氏も区議団だよりの役割について、「議員は仕事を報告する義務・責任があり、区民も議員が住民の立場で働いているか、声を反映しているか、行政をチェックしているか、活動をチェックすることができる」と証言。区民アンケートには七百通を超える回答があり、「ビラとアンケートは議員と地域住民を結び、住民の声を議会に届けるホットライン。民主主義の学校といわれる地方自治の血流の役割を持っている。それが弾圧されることに怒りを持っている」とのべました。
公判には、荒川さんの逮捕の際に弁解録取書を作成した亀有署刑事・組織犯罪対策課の北山新一警部補・係長(当時)も証人として出廷。荒川さんが長時間の事情聴取をされた後、帰宅を申し出てはじめて「逮捕されている」と告げられたと証言していることに反して、「逮捕は(弁解聴取前に)告げた」とし、「(聴取中、荒川さんが)ビラや封筒を持っていたが、とりあげずに聴取を続けていた」などと不自然な証言をしました。
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■言論弾圧 黙っていられない
■国民救援会がビデオつくる
憲法をおびやかす警察の言論弾圧事件の真相を伝え、はねかえそうと、日本国民救援会はこのほど、ビデオ・DVD「黙っていられない―言論弾圧とのたたかい―」(36分)を制作しました。国公法弾圧、東京・葛飾ビラ弾圧、大分・選挙弾圧、立川反戦ビラ弾圧の4つの事件をとりあげています。不当逮捕された被告のインタビュー、地元住民の声、公安警察の違法な尾行捜査の再現などを通して真相をときほぐします。
憲法学者の奥平康弘さん、亜細亜大学の石埼学助教授のコメントも紹介。言論・表現の自由の大切さをうきぼりにしていきます。
ビデオ・DVDは定価2000円。問い合わせ先は日本国民救援会 電話03(5842)5842。
4弾圧事件勝利へ集会 言論侵す権力犯罪告発
2005年4月7日(木)
「これは犯罪ではない。公安の暴走を許さず、言論社会を守ろう」――。戦争反対や議会報告などのビラを配ったことを犯罪として起訴さ れた四つの弾圧事件の弁護団が六日、東京都内で集会を開きました。被告と弁護団が“四事件の裁判での勝利を目指し、共同して表現の自由を守る活動をすすめ
よう”と訴えると、約四百人の参加者は大きな拍手で応えました。
集会では、四事件の弁護団が事件報告し、被告が決意表明と支援の訴えをしました。
国公法事件では、のべ百七十一人の公安警察が半年以上にわたり被告の堀越明男さんを尾行していたことなどが報告されました。堀越さんは「用意周到に準備された政治的弾圧。逮捕・起訴は国家権力の犯罪だと思っている。明るい日本をつくるためにも勝つまでたたかいぬく決意です」。
葛飾事件では、日本共産党の区議会報告などの配布を弾圧したために、起訴状に何を配布したかも記載されていないと弁護団が報告。被告の荒川庸生さんは「裁判所は憲法に忠実に従って公訴を棄却してもらいたい。みなさんの支援で、『憲法に従え』の声で裁判所をとりまいていただきたい」と訴えました。
立川事件では、「立川自衛隊監視テント村」が二十年以上も官舎にビラを入れていて、一度の抗議もなかったことなどが報告されました。 被告の高田幸美さんは「四事件とも、政府に異論を唱えることが取り締まられた。一人でも有罪になってはいけない。私たちは団結して一緒に、“こんな政府お
かしい”の声をあげていきたい」。
板橋高校事件で弁護団は「保護者に着席を静かにお願いしただけだった。起訴状には卒業式が遅れたともとりあげられていない」と報告。被告の藤田勝久さんは「都教委が学校をこわしている。その集大成として『君が代』を起立して歌えと。上からの命令通り服従する体制が持ち込まれている」と訴えました。
集会では、ジャーナリストの魚住昭さん、憲法学者の奥平康弘さんが講演しました。
東京・大田区の女性(66)は「東京大空襲で親族を殺され、平和を脅かすことには引き下がれない。いいたいことがいえなくなるのが一番こわい。民主団体の集まりで今日のことは報告したい」と話していました。
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四つの弾圧事件 ▽葛飾区マンションビラ弾圧事件=日本共産党の都議会報告などを配り、住居侵入罪で起訴▽国公法弾圧(堀越)事件= 休日に「しんぶん赤旗」号外などを配り、国家公務員法違反で起訴▽立川反戦ビラ弾圧事件=自衛隊官舎にイラク派兵反対のビラを配り、住居侵入罪で起訴。一
審無罪▽板橋高校「君が代」強制反対弾圧事件=卒業式開始前に週刊誌のコピーを配り、威力業務妨害罪で起訴。
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しんぶん「赤旗」主張 2005.1.7
許すなビラ配布弾圧
民主主義と人権を守るために
国民から選挙された議員の活動や、議会で決まったことなどを、主権者である国民に報告することは、民主主義の前進のために不可欠の活動です。マスメディアの報道だけでは、地方議会の様子などは、ほとんわかりません。
ところが、昨年末、東京都葛飾区で日本共産党の「都議会報告」「区議団だより」を配布していた男性が、亀有警察署に逮捕され、正月も帰されずに勾留され続けるという、とんでもない事件が起きています。
民主主義の根幹をなす言論活動への不当な弾圧、人権侵害の長期勾留を許すわけにはいきません。
憲法が保障する活動
逮捕された男性は、マンションの廊下で「都議会報告」と「区議団だより」を静かに配布していました。居室に立ち入ったり、チャイムを鳴らしたりはしていません。部屋から出てきた男から「迷惑だからやめろ」と言われたのにたいし、「入れてほしくないなら入れません。何号室ですか」と確認しようとしたら、いきなりその男が警察を呼びました。やってきた警官と亀有署に行ったところ、「住居侵入」容疑を口実に逮捕されました。
男性の行為は、どこから見ても正当な政治、言輪活動であり、「侵入」ではありません。居住者の「苦情」にも誠実に対応しています。それにたいし、逮捕のみならず、家宅捜索で強行して勾留を続ける警察・検察の対応は異常です。
この弾圧は、自衛隊官舎へのビラ配布で「住居侵入罪」に問われた裁判で無罪判決が出た直後に起きました。あたかも、ビラ配布無罪判決に挑戦するかのような事件です。
東京地裁八王子支部が出した無罪判決の概要は次のようなものです。憲法二一条一項(集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由 は、これを保障する)で保障されている政治的表現活動は「民主主義社会の根幹を成すもの」であり、商業宣伝ビラなどより「優越的地位」が認められている。
ビラ配布で立ち入っただけで刑事罰に処するほどの違法性があるとは認められない。―憲法学界の通説や住居侵入罪にかんする最高裁の判例、一般常識にそった 当然の判決でした。
この判決は、「いきなり検挙して刑事責任を問うことは、憲法二一条一項の趣旨に照らして疑問の余地なしとしない」とものべています。警察は、重大な警鐘として受けとめるべきです。
ビラ配布弾圧は、憲法が保障する言論・表現の自由を抑圧し、民主主義の根幹を崩すものです。
ただちに釈放せよ
東京地裁は、検察の請求にそって勾留延長を決めています。「逃亡したり証拠を隠したりするおそれがあるから」というのが、勾留延長の決まり文句です。
しかし、葛飾の男性は、仕事をもって働いており、「逃亡のおそれ」はありません。正当な活動であり、「住居侵入」でないことに確信をもっていますから、「証拠隠滅」などするはずがありません。勾留延長の理由など、何もないのです。そもそも逮捕自体が間違いであり、十日間も勾留し、まともな理由もなく、さらに勾留し続けるのは、重大な人権侵害です。「法の番人」たるべき裁判所が、人権侵害の片棒を担ぐなど、絶対に許されないことです。
東京地検は、ただちに男性を釈放し、不起訴にすべきです。
民主主義と人権を守るために、不当弾圧を許さない声を広げていきましょう。
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ビラ配布弾圧事件 妻の訴え
自由守る真剣なたたかい 夫婦で同じ方向見つめ
2005年1月9日(日)「しんぶん赤旗」
日本共産党の「都議会報告」「葛飾区議団だより」をマンションで配布していた男性が不当逮捕された事件で、「マンションビラ配布弾圧事件を許さない会」が七日、東京・葛飾区内で真相報告会を開き、不当逮捕された男性の妻が寄せたメッセージが読み上げられ参加者の感動を呼びました。メッセージを紹介します。
夫が不当逮捕され、16日が過ぎました。この間のみなさんの寒い中での亀有警察署や地検での抗議行動に大きく励まされています。あり がとうございます。
私自身もこの緊張感の中、ずいぷん変わりました。
当初は、家宅捜査や新聞ニュースの報道の影響で人の眼も気になり、外に買い物に出るのもためらったり、何をどうしていいか分からず、周りのアドバイスに支えられながら一日一日をしのいでいました。夫や家族を守るのに必死だったように思います。
しかし、今は少し違います。守るべきものが自分を超えたもっと大きなものへと変わっていきました。夫はすでに、この弾圧が個人を超えた事件であり、今後の歴史の流れを左右する重大な問題であることを認織し、自らその渦中に身を置き闘っています。私達夫婦は今までになく真剣に向き合い、同じ方向を見つめています。
今回の夫の行為は何一つ悪いことをしていないということが明らかですし、むしろ、ビラを通じ、区民に必要な情報をお知らせしようとしている善意の好意です。その行為が、「住居侵入罪」ということで逮捕されるという異常な今の日本の社会の現状を、一人でも多くの人に知ってもらいたい気持ちです。
とはいえ、今、夫の留守を守ることで精一杯の私にできることは限られています。皆さんの輪の中に入って一緒に行動することは出来ません。しかし私自身も、少しずっですが、友人知人にこの現実を知ってもらい、早期釈放、不起訴への支援を呼びかけ始めたところです。子どもたちには辛い思いをさせてしまいましたが、幸い2人とも元気です。
大晦日は三人でお父さんに手紙を書き、つい先日、父親から子供たちに返事の手紙が届けられました。
この言論の自由、民主主義を守る闘いは、私たち家族にとってはしんどい闘いですが、この事実に怒りと恐怖を感じるすべてのみなさんを味方につけ支えられながら乗り切っていきたいと思います。頑張りますのでよろしくお願いします。
2005年 1月7日
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民主主義揺るがす暴挙
日曜版1月16日号
マンションの廊下で静かに日本共産党の議会報告を配ったことがなぜ犯罪なの?
東京でおきた弾圧事件に怒りと驚きの声があがっています。「一政党の問題ではない。民主主義への挑戦だ」 −。
ビラ配布で逮捕・起訴 党派超え怒り
事件は昨年12月23日に起きました。
東京・葛飾区に住む男性が日本共産党の「区議団だより」などを区内のマンションの各戸ポストに配っていたところ、「住居侵入罪にあたる」として逮捕されたのです。
男性は、年末年始をはさんで20日間にわたって身柄を拘束された末、11日に東京地検公安部に起訴されました。
11日、ただちに記者会見した日本共産党の高橋信夫葛飾区議団長は「今回の逮捕・起訴は、直接区民の声を聞いて議会で質問し、その議 会報告をする活動への挑戦であり、弾圧だと感じている」と怒ります。
弁護団の中村欧介弁護士は、「あえて起訴するねらいは、マンション等の集合住宅に対するビラ配布という表現手段を、刑事罰を用いて抹殺することにあると断ぜざるをえない。民主主義の根幹をなす表現の自由、言論の自由を抑圧するものだ」とのべました。
党と民主団体は、起訴取り消しと男性の即時釈放を求めています。
◆ ◆
男性がビラを配布したマンションは、広い道路に面しており、事務所も混在。オートロックはなく、不特定多数が出入りしています。
男性は、日中に静かに共用廊下を歩き、ドアポストに投かん。住民からやめるよう求められた際にも、「入れてほしくないなら入れません。何号室ですか」とていねいに応対しています。
男性にビラ配布をやめるよう求めた住民は、携帯電話で「PC(パトカーのこと)を使え」「ガラ(身柄のこと)は押さえた」などと特殊 な用語で警察に連絡しました。
警察はパトカー1台、覆面パトカー1台と警官12人を動員。男性は、「事情を聞かせてほしい」といわれ、亀有警察署に同行。そこで初 めて.「私人による現行犯逮捕」で、すでに逮捕されていることを知らされました。
◆ ◆
マスコミからも、「自由な表現活動を保障された市民社会を萎縮させるという点で、重大な問題をはらんでいる」(東京新聞12日付)と 告発する声が・全国の憲法研究者51氏は10日、緊急アピールを発表。「日本国憲法が保障する人権と民主主義に対する重大な挑戦」とのべています。
「自由と民主主義を守るために、党派を超えてたたかわなくてはならない」。葛飾区の日本共産党と区民でつくる「マンションビラ配布弾圧事件を許さない会」の報告集会に出席した無所属の葛飾区議、石田千秋さんはこうあいさつしました。
市民団体も、「ビラ配布の自由を守る葛飾連絡会」を結成。駅頭で抗議ビラを配り、亀有署に抗議。月末には不当起訴抗議の集会も開きます。
そのひとつ、「かつしかピースウェーブ」実行委員の藤倉良子さん(57)は、「政党政治を揺るがす危機的なことが行われた。市民運動にとって重要な表現手段が封印される危険を感じます」と話しています。
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一政党の問題ではない
愛知大学法科大学院 小林武教授
公党の議会活動報告ビラを住宅のポストに配布する行為を犯罪視し、起訴するにいたったのは、表現の自由を保障した憲法によって導かれる国家では起こってはならない、異常かつ不当な事件です。
昨年12月、自衛隊のイラク戦争に反対するビラ配布で住居侵入罪に問われた事件で、東京地裁八王子 支部は明確な無罪判決を下しました。政治的表現の自由は、民主主義の根幹をなす優越的地位にあると明確に示しました。本質的に同じ表現行為について、起訴
におよんだことは、司法の判断を無視したものであり、無罪判決への挑戦だといえます。
これを許せば必ずや政党のいかんを問わず、政治的表現のすべてが規制の対象となるときがきます。一政党の問題だと「対岸の火事」視せず、どのような立場の人であれ、抗議の声をあげ、起訴取り下げのために力をつくさねばならないと思います。
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2004年12月23日 逮捕から起訴
昨日、亀有警察が、「都・区議団だより」配付直後に不当逮捕、直ちに抗議
憲法と民主主義を守るために緊急の抗議行動にご協力を
昨日午後、亀有在住の男性Aさんが、環七道路近辺のマンションに「都議会報告」と「区議団だより」などのチラシを配布中 に、任意同行を求められ、直後に亀有警察署に拘束されるという不当な弾圧事件が発生しました。
通報を受け地区委員会は、木村ようじ都議、渡辺キヨ子区議、中村しんご区議、野島英夫区議、三小田准一区議、中江秀夫元区議、地元と周辺の支部などから二〇人近くが緊急に亀有警察署に結集、「ただちに釈放せよ」の要請・抗議行動を展開、国民救援会、弁護士らとともに深夜まで続けました。
男性は元気で、「何も悪いことはしていない。断固たたかう」と弁護士に表明しています。
経過は、配布中に「迷惑だからやめろ」との住民の声に「正当な政治活動です」と毅然と対処したところ、「PC(パト カー)でこい」やガラはおさえた」「警備課につなげ」などの専門用語をつかって通報し、数名の警官がきて亀有警察署に拘束され逮捕したものです。
正当な政治活動への不当な弾圧事件です。過日、イラク派遣反対ビラを防衛庁の官舎の郵便受けに入れた事件の判決でも「憲法に保障された政治活動の一つとして民主主義社会の根幹をなすこと」と「違法性はない」と八王子地裁が無罪判決を出したばかりでした。
地区委員会は、この事態をふまえて、憲法に保障された政治活動の自由を守り、民主主義を守る立場から、亀有署への全地区的な抗議行動と男性への支援活動を緊急に起こすことを呼びかけます。
●亀有警察薯への緊急抗議行動を呼びかけます。
▼と き 十二月二十四日(金)夕方6時〜
▼ところ 亀有警察署前
連絡先・日本共産党葛飾地区委員会
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12月27日付
葛飾区・亀有警察署によるマンションでのビラ配布弾圧事件
即時釈放と不起訴決定をもとめる
宣伝・要請と抗議行動へのご参加を!
日本共産党の「都議会報告」「区議団だより」などをマンションで配布中に、亀有警察署に不当逮捕されたAさんは、東京地 検に送検のうえ、10日間の拘留延期が決定されました。ビラ配布については、東京地裁八王子支部が「民主主義の根幹」「違法性はない」との判決を出したば
かりです。
イラクへの自衛隊派兵が延長され、石原都政による教育現場での日の丸・君が代が強制されています。そのうえ、こうした民主主義を破壊する行為を許すことは絶対にできません。
地検への要請と亀有警察署への抗議で、即時釈放と不起訴決定をもとめます。ぜひ、ご参加下さい。
27日(月)
東京地検前 12:30〜宣伝 1:00 〜要請
亀有署前 18:00〜抗議
28日(火)
東京地検前 2:30〜宣伝 1:00〜要請
亀有署前 1:00〜抗議
※ 東京地検へは、京成立石駅11:30集合または地下鉄霞ヶ関駅 B−1出口12:30集合
お問い合わせ
日本弗産党葛飾地区委員舎
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12月28日付
葛飾区・亀有警察署によるマンションでのビラ配付弾圧事件
即時釈放と不起訴決定をもとめる
宣伝・要請・抗議行動への参加と、勾留理由開示公判の傍聴を!
亀有のマンションで議会報告ビラなどを配布中に不当逮捕されたAさんの即時釈放と不起訴決定を求める行動が、昨日、東京 地検と亀有警察署前でそれぞれ行なわれました。
地検での行動には地元亀有の支援者やネットで事件を知った人など、約20人が参加し300枚のビラを配布しました。地検 は担当検事の名前すら教えないひどいものでした。亀有警察署前には約50人が集まりました。
本日は、地検での行動に加え、東京地裁で午後3時から勾留理由開示公判(裁判官が釈放しないと判断した理由をめぐっての 公判)が行なわれます。逮捕されたAさんも発言します。傍聴席は20席です。
ぜひ、ご参加下さい。
東京地検前 28日(火)12:30〜宣伝 1:00〜要請
亀有署前1 8:00〜抗議
※ 東京地検へは、京成立石駅11:30集合または地下鉄霞ヶ関駅 B−1出口12:30集合
勾留理由開示公判(地裁417号室)の傍聴は、地裁前に2時45分集合です.
く霞ケ閑駅A−1出口)
お問い合わせ
日本共産党葛飾地区委員会
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12月30日付 日本共産党葛飾地区委員会からのお知らせ
葛飾区・亀有警察署によるマンションでのビラ配付弾圧事件
即時釈放をもとめる抗議行動
本日30日(木)午後2時から亀有警察署前
しんぶん赤旗で報道されているように、東京地裁は、1月3日までの勾留延期を認める決定をしています。
28日には勾留理由開示公判が開かれ、支援者が傍聴する中、勾留されている男性が堂々と意見を陳述、勾留の執行停止を求めました。弁護団も様々な角度から論陣をはりました。この日、検察前の宣伝・要請に前日を上回る30名が参加、亀有警察署での抗議行動には約60名が集まりました。マスコミもひきつづき注目し、取材もつづいています。
今回の事件は、逮捕そのものが民主主義への挑戦であり、年末・年始に勾留を延長するのは人権を無視したものです。
ぜひ、抗議行動にご参加下さい。
お問い合わせ
日本共産党葛飾地区委員会
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1月4日付 日本共産党葛飾地区委員会からのお知らせ
即時釈放と不起訴決定をもとめる
宣伝・要請・抗議行動にご参加下さい!
東京地検でこの事件を担当している崎坂検事は、年末31日に弁護士が面会すると、「釈放を決済する上司が出勤していない」などと述べてあきながら、1月2日に勾留延長を地裁に申請、決定してしまいました。
4日午後、東京地検前の宣伝には、20名が参加し、地検での要請行動に移りまし定。小笠原・渡辺(キ)・三小田・各区議が崎坂検事に面会を求めたところ、応対した公安部の渡辺統括捜査官は、「面会の要望は伝えますが、今日は面会しません。その理由ほ答えません。」の態度。「面会しないのは検察官の意思か?それとも検察庁の態度か?それともあなたの判断か?」と問い詰めると「お答えは控えさせていただきます。」と唇を震わせながら、頑なな返答を繰り返しました。「明日また来るので、今日の面会の要請に対する検察官の返事を必ず聞かせてほしい」と言い置いて、行動を終えました。
4日付の東京新聞が「しのび寄る微罪逮捕の影」「市民感情つぶし狙う?」と題して「明日はわが身の危険はないのか」との記事を掲載するなど、マスコミも注日を続けています。
民主主義破壊を許さず、人権を守るため、行動への参加とご支援をお願いします。
東京地検への宣伝・要請 1月5・6日・午後12時30分集合 地下鉄霞ヶ関駅B−1出口付近
亀有警察署への抗議 1月7日・午後6時・亀有警察署前
マンションでのビラ配付弾圧事件報告集会 1月7日・午後2時か ら
青戸地区センター4Fホール
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東京新聞 05.1.4. ニュースの追跡
しのび寄る微罪逮捕の影 ビラ入れで再び検挙者
市民感情つぶし狙う?
東京都立川市の市民団体による防衛庁官舎への反戦ビラ入れ事件に無罪判決が出た直後、今度は都内で日本共産党のビラをマンションで配った男性が逮捕された。先の無罪判決に対する警察、検察当局の強い反発の意思が垣間見えるが、私たちに「明日はわが身」の危険はないのか−。
立川の市民団体無罪判決の直後
事件は昨年十二月二十三日、葛飾区内のマンションで起きた。警視庁などによると同党の支持者が各戸の新聞受けに「都議会報告」などのビラを配布中、住民の一人が「迷惑だからやめろ」と抗議。
支持者が「ビラを入れてほしくないなら入れない」と応じたが、住民は携帯電話で警察に連絡、支持者は亀有署員に住居侵入容疑の現行犯で逮捕された。
ちなみにマンションには「チラシなどの投かんを固く禁じます」などと書かれたはり紙があったがこれまで問題はなかったという。
立川の事件で東京地裁八王子支部が「立川自衛隊監視テント村」のメンバー三人に無罪判決を出したのが同月十六日。その一 週間後の事件で、翌二十四日には立川の事件でも検察側は判決を不服として控訴した。一連の動きについて、同テント村の加藤克子代表は「今回の共産党の事件
は警察、検察当局が憲法で何が定められでいようと、私たちからみれば″無法″な行いをあくまで貫こうという意思がみえる」と話す。
「無罪判決後、街で新聞などで事件を知った人たちから『警察はひどい。まるで戦前みたい』と話しかけられる。たぶん、警察や検察は市民のそうした雰囲気をつぶしたいのでは」
元公安調査庁職員で、ジャーナリストの野田敬生氏は「公安当局の捜査手法として、微罪逮捕は伝統芸ともいえる手法。その手法が立川の判決で否定され、それが定着することを恐れているのではないか」と今回の事件の背景を読む。
ただ、一昨年以来、政府に対する異議申し立てに警察、司法の厳しい対応が目立つ。
東京都杉並区では二〇〇三年四月、公衆トイレの外壁にスプレーで反戦標語を落書きした男性が逮捕され、従来の軽犯罪法などではなく、より重い建造物損壊罪が適用された。
卒業式で君が代斉唱の際の起立に反対を呼びかけ、雑誌のコピーを配つた都立板橋高校の元教員が家宅捜索を受けたうえ、昨年十二月に威力業務妨害罪で在宅起訴された件も同列上に為る事件といえるだろう。
公安事件を多く手がけている内田雅敏弁護士は「今回の事件で異様なのは、住民がこの支持者を″取り押さえ、民間人逮捕し た″という点だ。
共産党に不快感を抱いても無視するなり、ビラを捨てればよい。しかし、今回はまるで泥棒扱いだ。そこまでやるのか、という感じ。その切羽詰まった雰囲気に社会の深い危機を感じる」と語る。
平穏に見えても″パニック状態″
前出の加藤代表も「政府がどう釈明しようと、イラクという戦場に日本の兵隊が出かけているという事実が、社会の空気にも影響しているのでは。一見静かだけど、世の中は一種のパニック状態にある。冷静に歴史や社会の在り方を考えるという一昔前の空気が失われている」と不安がる。
すでにインターネット上では、今回の事件をやゆして「共産党の存在自体が違憲」「アカを一掃しろ」といった書き込みがある。
それを傍らに野田氏は事件の本質をこうみる。
「一連のオウム真理教の事件では違法捜査がまかり通ったが、世間は『オウムなら仕方ないと受け止めた。現在も市民団体に言論の自由が守られるべきだが、共産党なら仕方ないという雰囲気がある。だが、この論理は確実に拡大していく。やがて、自分がやられる側に流されていくという危険を感じるべきだ。
ビラ配布の男性を不当逮捕「官舎無罪判決」直後に
東京・葛飾 立ち会い認めず家宅捜索
2004年12月25日(土)「しんぶん赤旗」
二十三日午後、東京都葛飾区内で日本共産党の「都議会報告」「区議団だより」などのビラをマンションで配布していた男性、Aさん(57)が亀有警察署に不当逮捕される事件が起きました。「住居不法侵入」などを口実にしていますが、一般におこなわれている正当な政治活動にたいする弾圧です。自衛隊官舎への反戦ビラ配布について「ビラ配りは憲法に保障された政治的表現活動」として無罪にした東京地裁八王子支部判決の直後だけに、警察の不当さがきわだっています。
◇
逮捕にたいし、ただちに党葛飾地区委員会、木村ようじ都議、国民救援会などが同署に抗議。東京地裁八王子支部の無罪判決も指摘し、直ちに釈放するよう求めました。同地区委員会は「東京都議選を前にした時期で、憲法と民主主義に反する重大な政治弾圧だ」として亀有署への抗議と男性への支援を呼びかけています。
Aさんは「都議会報告」や「区議団だより」などを七階建てマンションに配布中、部屋から出てきた男に「何をまいているのか、迷惑だからやめろ」と呼び止められました。「正当な政治活動ですが、あなたが入れてほしくないのなら、入れませんので何号室ですか」といって部屋の番号を確認しようとしたところ、男はいきなり携帯電話で警察に「PC(パトカーのこと)で来い」「ガラ(身柄のこと)はおさえた」「警備課につなげ」などと警察用語を使って連絡しました。Aさんはやってきた警察官とともに亀有署に行ったところ「住居不法侵入」容疑で逮捕されました。
また、同署は二十四日午後六時すぎ、Aさん宅の家宅捜索までおこないました。捜査官十数人を動員し、玄関前を封鎖、党地区委員会の立ち会いを認めないなどの異常なものでした。◇
「ただちに釈放せよ」
日本共産党 亀有署前で抗議行動
日本共産党葛飾地区委員会、党葛飾区議団、日本国民救援会東京都本部は二十四日夕、Aさんを不当逮捕した亀有署前で抗議行動を行い、即時釈放を要求しました。
同署前は警官二十人が入り口を固めるものものしい体制。区内から五十人が集まり、「民主主義を守れ」「亀有警察は不当逮捕をやめよ」「ただちに釈放せよ」と怒りのシュプレヒコールをあげました。
救援会都本部の深澤安治事務局長、高橋信夫都議候補(党葛飾区議団長)、渡辺好枝同団長代行らが「区民に議会での活動を伝えるビラを配ってなにが違法か。ただちに釈放せよ」と厳しくつめよったのに対し、同署側は「正当に職務を執行しただけだ」「議論するつもりはない」などと述べ、最後まで話を聞こうとする態度すら見せませんでした。支援の人たちからは「話しあいもしないなんて異常だよ」と怒りの声があがりました。
不当逮捕された男性の妻(47)は「これで逮捕されるなら、いったい何人の人が逮捕されるの。本当に恐ろしいことです。警察は、こんなことやっている暇があるなら、未解決の事件の捜査を真剣にやるべきです」と怒りに声を震わせながら話しました。
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不当逮捕の男性を送検
支援団体 釈放、不起訴を要求
2004年12月26日(日)「しんぶん赤旗」
東京・葛飾区のマンションで日本共産党の「都議会報告」などを配布中に不当逮捕された男性は二十五日、亀有警察署から東京地方検察庁に送検されました。日本国民救援会東京都本部などは同日、ただちに東京地検に釈放と不起訴を求める要望書を提出しました。
不当逮捕は、この男性が二十三日午後に葛飾区内のマンションで正当な政治活動として「日本共産党都議会報告」「葛飾区議団だより」などを配布していたところ、「住居不法侵入」の容疑でおこなわれたものです。
東京地検に要望書を提出したのは、同救援会東京本部の深澤安治事務局長や日本共産党葛飾区議団の小笠原光雄幹事長、党葛飾地区委員会の新井杉生副委員長など。
要請書は、「東京都選挙管理委員会は、選挙・政治活動にわたる宣伝物の配布について『国民に政策を知らせるために、本来自由でなければならない』」としていることを強調。東京地裁八王子支部が自衛隊官舎へのビラ配布について「ビラの投かん自体は憲法二一条(表現の自由)が保障する政治的活動で、民主主義社会の根幹をなす」「刑事罰に処するに値する違法性はない」との明快な判決をだしていることも指摘し、すみやかに釈放、不起訴決定をするよう求めました。
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《要請先》 東京地方検察庁 〒100―8903 東京都千代田区霞が関1の1の1 電話03(3592)5611
《抗議先》 亀有警察署 〒125―0051 東京都葛飾区新宿(にいじゅく)4の22の19 電話03(3607)0110
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即時釈放、不起訴を
葛飾ビラ弾圧 支援団体が宣伝
2004年12月28日(火)「しんぶん赤旗」
東京・葛飾区の日本共産党と区民でつくる「マンションビラ配布弾圧事件を許さない会」(準備会)、日本国民救援会東京都本部は二十七日、不当逮捕された男性の即時釈放と不起訴決定を求め、霞が関の日本弁護士会館前で宣伝しました。
救援会都本部の深澤安治事務局長は「東京地検は、亀有警察の不当逮捕にくみすることなく、不当勾留をやめ、一刻も早く釈放を」と要求。日本共産党亀有支部の間根山正守さん(63)は「正当な政治活動を妨害する警察権力の不当弾圧です。絶対に許せない」と訴えました。
日本共産党の三小田准一、渡辺キヨ子両葛飾区議が東京地検に担当検事への面会を要求し、「男性が配布した『区議団だより』は、区議の活動として公式に認められている。なぜ違法なのか」と正しました。地検側は「担当検事の名前を申し上げる必要はない」などと拒否しました。
◇
不当逮捕された男性に対し、東京地裁は二十五日、十日間の勾留を認める決定を出しました。期間は一月三日まで。さらに同地裁は二十六日、弁護士の準抗告申し立てを棄却しました。勾留理由開示の法廷は二十八日、東京地裁で開かれます。
立川ビラ弾圧救援会が声明
自衛隊官舎へのビラ配布事件を支援している「立川反戦ビラ弾圧救援会」は二十七日までに、東京・葛飾区のマンションで日本共産党の「都議会報告」などを配布していた男性を警視庁亀有署が不当逮捕したことについて、「表現活動に対する弾圧」とする抗議声明を発表しました。
声明は、東京地裁八王子支部が、表現の自由は「民主主義の根幹」にかかわるもので、手厚く保障されなければならないとの見地から無罪判決を言い渡した矢先の事件だと指摘。「今回の弾圧は、日本共産党に対する弾圧というにとどまらず、裁判所の判断すら無視した、自由な社会と民主主義に対する警察の攻撃」として、「東京地検は、警察の暴走を抑制し、公訴の提起を行うな」と求めています。
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ビラ配布の正当性訴え 葛飾で不当逮捕の男性
東京地裁勾留理由開示
2004年12月29日(水)「しんぶん赤旗」
東京都葛飾区のマンションで日本共産党の「都議会報告」などのビラを配布中、亀有警察署に「住居侵入」だと不当逮捕された男性(57)の勾留理由開示公判が二十八日、東京地裁で開かれ、男性は意見陳述で「政党ビラの配布は正当な政治活動で、『侵入』にはあたらない」とビラ配布の正当性を訴えました。
男性は二十三日に不当逮捕、二十五日に送検され、東京地裁は同日、十日間の勾留を認める決定をしました。
意見陳述で男性は「私が行ったマンションの廊下での政党ビラ配布は、まさしく正当な政治活動で、私の意見表示です。『侵入』にはまったくあたらない。なぜ逮捕、勾留という人格否定がされるのか理解できません」と訴えました。男性は仕事や家庭の事情も訴えて、勾留の取り消し・執行停止を求めました。
公判では男性の弁護人も意見陳述。公の政党が連絡先を明確にしているビラを、居室に立ち入ったりチャイムを鳴らすこともせず、一人で平穏に配布していたことを指摘し、「男性のビラ配りが憲法二一条一項の表現の自由で保障された正当な行動なのは論をまたず、捜査機関の逮捕は暴挙。刑事裁判にのせるのは民主主義社会を崩壊にすすめるものだ」と強調しました。
また、弁護人は、逮捕手続きの異常性にも言及。警察は「私人による現行犯逮捕」としているが、男性が逮捕を告げられたのは警官に同行して警察署に行った後で、その間に身体の制圧も受けてないとして「違法逮捕であり、勾留は許されない」と強調しました。
検察側は意見をのべませんでした。
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弾圧に折議声明 ジャーナリスト会議
日本ジャーナリスト会議は二十七日、東京・慕飾区のマンションで日本共産党の「都議会報告」などを配布していた男性を警視庁亀有著が不当逮捕したことに抗議する声明を発表しました。
声明は、自衛隊官舎への反戦ビラ弾圧での東京地裁八王子支部の無罪判決をひき、「亀有署は、この無罪判決を無視し、表現の自由に基づく活動を弾圧する暴挙を広げているといわざるを得ない」と指摘。「今回の弾圧は、日本共産党への弾圧にとどまらず、自由な言論・表現の保障を大切にする人々、団体、組織および民主主義に対する警察の攻撃である。日本ジャーナリスト会議は、この暴挙を断じて許すことはできない」と述べ、東京地裁が起訴しないよう要求しています。
(参考)日本ジャーナリスト会議の抗議声明(全文 2004年12月28日 )
東京・葛飾ビラ配り弾圧事件に抗議する声明
言論・表現の自由は憲法により保障された権利である。この自由は民主社会の発展・維持に欠くことのできぬものである。
にもかかわらず、12月23日、警視庁亀有署は日本共産党の「都議会報告」などを東京・葛飾区内のマンションに配布していた男性を「住居不法侵入」容疑で不当逮捕し、25日、東京地方検察庁に送検した。
12月16日には、立川反戦ビラ弾圧事件に対し、東京地方裁判所八王子支部が、「表現の自由は民主主義の根幹にかかわり手厚く保障されねばならない」との見地から、無罪判決を言い渡した矢先の事件である。
警視庁亀有署は、この無罪判決を無視し、表現の自由に基づく活動を弾圧する暴挙を広げているといわざるを得ない。今回の弾圧は、日本共産党への弾圧にとどまらず、自由な言論・表現の保障を大切にする人々、団体、組織および民主主義に対する警察の攻撃である。
日本ジャーナリスト会議は、この暴挙を断じて許すことはできない。
警視庁亀有署は、直ちに男性の身柄を釈放せよ。
警視庁は、恥知らずな弾圧を反省し、繰り返すことの無いよう対処せよ。
東京地検は、警察の暴走を抑制し、公訴の提起を行うな。
2004年12月27日 日本ジャーナリスト会議
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ビラ配布不当逮捕 「朝日」社説に違和感あり
2004年12月30日(木)「しんぶん赤旗」
二十九日付の「朝日」社説が、東京都葛飾区のマンションで日本共産党のビラを配布した男性が逮捕された事件をとりあげました。この事件を無視せず、社説で取り上げたことに大いに注目しました。
「朝日」は、東京・立川市の自衛隊官舎に反戦ビラを配布し、今回と同じように「住居侵入」で逮捕・起訴された事件で東京地裁八王子支部が無罪判決(十六日)を出したときには社説(十七日付)で見識を示しました。しかし、今回の論理には、違和感を感じないわけにはいきません。
見出しは「配る作法、受け取る度量」。そして「ビラのまき方に配慮がない。無神経に各階を歩き回らず、1階の集合ポストに入れれば済む」「『弾圧だ』『権力の暴走だ』とことさら騒ぎ立てれば、鼻白む人も多い」。「この程度のトラブルで逮捕し、勾留すべきなのか」と警察に疑問は示しつつも「配る方は節度を持つ。受け取る方は度量を持つ。そうならないものか」と結論づけています。
この論理でいけば、結局、今回の事件はビラの配り方、受けとり方の問題といういわば市民の「トラブル」に収れんしていきます。
前出の無罪判決のさいの十七日付社説はこう指摘していました。
「刑罰をもって報いるほどの悪事ではない。判決はそう結論づけた。明快な判断である」「くだらない意見だと思えば(ビラを)捨てればいい。そんなところにまで警察が踏み込むのは危険きわまりない。判決はそう語っている」
今回の事件でも刑罰に問う理由はまったくありません。
逮捕された男性は、マンションの共用廊下部分を歩いて居室ドアの郵便受けにビラを配布したにすぎず、配布したのは、マンションに「張り紙」で禁止していたという「チラシ・パンフレット等広告の投函」ではありません。前出の判決で「政治的表現活動の一態様であり、民主主義社会の根幹をなす」とされた政治問題のビラでした。男性はプライバシーや住居の平穏を害したわけでもありません。
こんなビラ配布で警察が逮捕・勾留し、家宅捜索までする。そんなことが民主主義社会で許されるのか――。それが問われている本質ではないでしょうか。(歩)
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(参考)04年12月29日付朝日新聞社説
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■ビラ――配る作法、受け取る度量
年の瀬、郵便受けに放り込まれるビラやチラシが増える。手にとってじっくり読むことはまずない。そのまま、ごみ箱にポイ。そんな人が多いだろう。
東京都葛飾区にある7階建てマンションでは、ビラの多さに閉口した住民たちの要望で、1階ロビーに何枚かの張り紙をした。「チラシ・パンフレット等広告の投函(とうかん)は固く禁じます」
それでも、天皇誕生日の昼下がり、共産党のビラを抱えた男性が入ってきた。7階から各戸に配って回った。玄関はオートロックでなく、出入りしやすい。
少人数学級などを訴える「共産党区議団だより」、石原都政を批判する「都議会報告」、区政への要望を聞くアンケート。配ったのはこの3種類である。
警察によれば、3階に住む男性はかねて政党ビラを自宅に投げ込まれるのがいやでならなかった。この日、ビラを配る人影を見つけ、廊下に出て呼び止めた。
「何をまいてるんだ。迷惑だ」
「正当な政治活動だが、いやならあなたの部屋には入れない」
口論になった。住民は携帯電話で通報した。駆けつけた警官は、住居侵入の現行犯を住民が取り押さえたと判断し、署に連行した。男性は送検され、東京地裁は勾留(こうりゅう)を認めた。
警視庁の説明はこうだ。住民が取り押さえた現行犯を、警官が取り調べもせずに釈放することは法律上できない。容疑者は取り調べに応じない――。
しかし、この程度のトラブルで逮捕し、勾留すべきなのか。住民に対して謝らせるとか、住民と改めて話し合わせるなど、穏便な処理ができなかったのだろうか。
配る方も配る方である。ビラのまき方に配慮がない。無神経に各階を歩き回らず、1階の集合ポストに入れれば済む。「弾圧だ」「権力の暴走だ」とことさら騒ぎ立てれば、鼻白む人も多い。
家々を回ってチラシを配る仕事を、業界でポスティングと呼ぶ。1枚配って1円とか2円という仕事である。
関東一円を網羅する大手によると、扱うビラで圧倒的に多いのは宅配のすしとピザ。英会話やエステがこれに続く。政治に関するビラは少ないという。
業者は住民から苦情を受ければ、その家には二度と近づかない。マンションなら各戸でなく集合ポストに入れる。
治安の悪化をだれもが体感する時代だ。怪しげな訪問や勧誘が後を絶たず、空き巣の被害を耳にする。ビラ配りをうとましく思う気持ちもよくわかる。
しかし、政治ビラをことさら目の敵にすることもあるまい。受け取っておいて捨てればいい。どうしてもいやなら、玄関ドアにその旨張り紙をすればよい。
東京都立川市の防衛庁官舎のビラ配りで無罪の判決が出たばかりだ。検察は不服として控訴したが、ビラ配りひとつで何ともギスギスした世の中である。
配る方は節度を持つ。受け取る方は度量を持つ。そうならないものか。
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東京・葛飾区ビラ配布弾圧 勾留延長に抗議 「許さない会」宣伝 「人権無視だ」
2005年1月5日(水)「しんぶん赤旗」
日本共産党の「都議会報告」「葛飾区議団だより」をマンションで配布していた男性が不当逮捕された事件で、東京地裁は四日までに男性の勾留を十日間延長する不当な決定をおこない、弁護団の不服申し立ても四日、棄却しました。このなかで、「マンションビラ配布弾圧事件を許さない会」は同日、東京地検にたいし、即時釈放と不起訴を求める署名六十八団体分を提出し、強く抗議しました。
男性の弁護団は先月三十一日、東京地検に即時釈放を求めていましたが、同地検はこれに応じず、地裁も勾留延長を決定。このため弁護団は四日、東京地裁に勾留延長に対する不服申し立てを行っていました。
抗議には日本共産党葛飾区議団の小笠原光雄、渡辺キヨ子、三小田准一の各区議はじめ十八人が参加。「お正月という大切な期間に勾留を続け、まともな取り調べもしないまま、取り調べの時間が足りないからと勾留を続けるのは人権無視だ」と抗議し、担当検事への面会を求めました。検察側は「面会はできない。理由は答える必要はない」「要請があったことは検事に伝える」などと不誠実な対応に終始しました。
抗議行動に参加した小松香代子さん(58)=葛飾区=は「お正月を家族といっしょに過ごすことができなかった本人とご家族のことを考えると胸がつぶれる思いです。こんな不当なことを許したら、平和やくらしのことで声をあげることもできない怖い世の中になってしまう」と怒りを込めて語りました。
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ビラ弾圧事件 市民団体が緊急集会
東京・葛飾一政党の問題でない?
2005年1月7日(金)「しんぶん赤旗」
「一政党の問題ではない。広く区民に知らせよう」。東京・葛飾区のマンションで日本共産党の「都議会報告」などのビラを配布した男性が不当逮捕された事件で、同区内の市民団体が六日、「不当逮捕に抗議する区民緊急集会」を開催しました。
主催は、平和運動にとりくむ市民団体の「かつしかピースウェーブ」と「戦争協力にNO! 葛飾ネットワーク」。両団体は事件を知り、「表現の自由が保障されているはずの日本で、こんなことがまかり通っていいのか」と訴えるビラを駅頭で計一千枚以上配布してきました。
集会であいさつしたピースウェーブ実行委員の前田卓さんは「民主主義全般にかかわる事態だ。立川(自衛隊官舎立ち入り事件)の無罪判決でビラ配布は『民主主義社会の根幹をなす』と明快に指摘した直後に同じようなケースで逮捕された。共産党のビラだが、一政党の問題ではない。暴挙を許さない世論を高めよう」と訴えました。
参加者から「政党支持を取捨選択するのは市民の権利。ビラを配る段階でシャットアウトされたら選択できない」「インターネットの掲示板でおかしいと声をあげている」と発言が続きました。「葛飾ネットワーク」の井上悦子さん(51)は「宣伝のビラもたくさん入っているし、逮捕は常識で考えておかしい。市民の立場から憲法の表現の自由を守るんだ、と連帯したい」と話しました。
集会は亀有警察署に抗議し、東京地検に不起訴と即時釈放を求める決議を採択。日本共産党の高橋信夫葛飾区議団長があいさつしました。
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東京・葛飾 ビラ配布弾圧事件 報告集会
「党派超え断固たたかう」
無所属区議、市民が激励
2005年1月8日(土)「しんぶん赤旗」
日本共産党の「都議会報告」「葛飾区議団だより」をマンションで配布していた男性が不当逮捕された事件で、「マンションビラ配布弾圧事件を許さない会」は七日、東京・葛飾区内で報告集会を開きました。
“戦前のような危険感じる”
ビラ配布弾圧事件の真相報告会=7日、東京・葛飾区
八十人が参加し、「人権擁護と民主主義を願う多くの国民と力をあわせ、男性の即時釈放と不起訴を勝ち取るまで全力をあげてたたかう」とする決議を採択しました。
石田千秋・葛飾区議(無所属)、平和運動に取り組む市民活動家の佐保誠さんが駆けつけてあいさつ。石田氏は言論の自由が奪われた戦前のような危険を感じるとのべ、「自由と民主主義を守るために、党派を超えて断固としてたたかわなくてはならない」と強調。佐保さんは「民主主義の根幹を揺るがす問題。主義主張で違うところはあるが、協力していきたい」とのべ、拍手を受けました。
日本共産党の三小田准一区議がこの間のたたかいを報告。「区議団だより」とともに配った区民アンケートが区民から歓迎されていることを紹介し、「ビラの配布は住民の願いにこたえるもの。逮捕される理由はどこにもない」とのべました。弁護団の中村欧介弁護士が経過について報告。高橋信夫区議団長(都議候補)も発言しました。
不当逮捕された男性の妻が「夫は、この弾圧が個人を超えた事件であり、今後の歴史の流れを左右する重大な問題であることを認識し、自らその渦中に身を置きたたかっています。私たち夫婦は今までになく真剣に向き合い、同じ方向を見つめています」とのメッセージを寄せ、参加者の感動を呼びました。
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憲法研究者が声明 “民主主義の根幹崩す”
2005年1月11日(火)「しんぶん赤旗」
日本共産党の「都議会報告」「葛飾区議団だより」などをマンションで配布していた男性が不当逮捕された事件で十日、憲法研究者が連名で男性の即時釈放と不起訴を求める緊急アピールを発表し、東京地方検察庁に送付しました。
アピールでは、「男性の逮捕と長期の拘束は、日本国憲法が保障する表現の自由に対する重大な侵害であり、民主主義の根幹を掘り崩すものである。また、これにより、今後、議会活動の報告が阻害されるならば、議会制民主主義が被る弊害もはかり知れない」と抗議しています。
アピールの賛同者は、浦田賢治氏(早稲田大学)、小沢隆一氏(静岡大学)、北川善英氏(横浜国立大学)、久保田穣氏(東京農工大学)、森英樹氏(名古屋大学)など五十一人。
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ビラ配布弾圧 不当逮捕の男性起訴 東京地検 表現の自由侵す暴挙
2005年1月12日(水)「しんぶん赤旗」
東京・葛飾区のマンションに日本共産党の議会報告などのビラを配布した男性が不当逮捕された事件で、東京地検公 |