+++ホモが治る薬+++
セルジュとジルベールの関係を絶つために、パスカルはホモを治す薬を作った。
(これをセルジュに飲ませればジルベールに欲情しなくなり、必然的に妹のパットの恋人になる)
お兄さんはそう思って一所懸命がんばったのだった。
さっそく、出来上がった薬を勧めると、セルジュはなぜか躊躇した。
「なんでだよ…これを飲めばジルを見て、えっちな気分にならずにすむんだぞ?」
セルジュが飲むのを渋っていると、向こうからジルがやってきた。
そしてパスカルの説明を聞くと、なんの躊躇もなしに、さっさとその薬を飲んでしまった。
パスカルがセルジュのズボンをいきなりズリおろして×××をみせた。
「ジルベール、どんな気分だ?」
そこに下がっているモノを見て、ジルはものすごくイヤそうな顔をした。
あんなに好きだった×××なのに、吐き気がする、というか…思わず吐いてしまった。
「大丈夫か? ジルベール???」
心配したセルジュが駆けって「恋人」に振れようとすると、いきなり「恋人」にぶん殴られた。
「薬が効いたようだな…ジルベールはもうホモじゃないんだから、セルジュも変な気は起こすなよ」
パスカルは薬の効き目に満足しながら、その結果に不満そうなセルジュに言った。
「ジルをまともにするのがおまえの目的だったんだろ、これでハッピーエンドさ」
このパスカルの大発明には、みなが喜んだ。
パスカル達は、さっそくオーギュスト・ボウとボナール氏、ペール・コクトー氏にも薬をのませた。
これからは彼らが男の子に手をだす心配をしなくて良いのだ。
こうして、風木の世界から諸悪の根源であるホモは消えた。
パスカルは「ホモが治る薬」を売り出すことにした。
効果はテキメン…みんな幸せ…になれるにちがいない、彼はそう思っていた。
ホモセクシュアルなど生物学的に無意味な存在なのだ。
しかし、、、801がもたらすの経済的効果には計り知れないものがある。
ホモ消滅により、ホモ同人作家が激減すれば、ヲタ業界はかなり打撃を受けるだろう。
801スキーな腐女子達が意を決して立ち上がった。
「百合や鬼畜やロリエロはよくて、801はダメだなんてそんな勝手な事は許せない!!!」
それが彼女達の言い分だった。そうだ。そうだ。たしかにそうだwwwwwwww
パスカルが「薬」をどうするか迷っていると、そこにセルジュがやってきた。
「ジルベールをもとのジルベールに戻してほしい」
「どうして・・・? そんなことをしたら、また…」
「彼を愛してるんだ」セルジュが顔を伏せて、声を震わせながら呟いた。
セルジュの言葉に、パスカルは内心ではなんとなくわかってはいたものの、深い深いため息をついた。
そして今度は「ホモになる薬」を完成させた。
ジルベールにそれを飲ませると、セル汁はもとの鞘におさまることが出来た。
「ホモと罵られようが、これが幸せなのだ!」セルジュはジルベールを抱きしめて、激しくそう思った。
セルジュの背信行為はパスカルにとってはショックだったが、二つの大発明が彼の手もとに残っていた。
彼は気を取り直して、「ホモになる薬」の方を世間に売り出してみた。
そしてそれは世界中で売れに売れて、呆れるほどに売れまくったのだった…。
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