+++奇妙な果実+++


これは↓のアドベンチャーゲームの中で面白かった場面をもとにして作ったものです。
オーギュスト・ボウ氏の愛玩動物(プレイしてから読んでもらえると助かります)

どんなシチュエーションが出るかわからないゲームですが、自分が使った一文はコレです。

◇◇◇「私は…植物には興味ないんだよ…」
オーギュスト・ボウ氏は懸命にもがいて脱出を試みたが、ツタは腕や胴にまで絡みつき、ますます強く締めつけてくる。
「せめて…もっとやさしくして…」とお願いしたところで、ツタは少しもゆるまない。もう息をするのが精一杯だった。
こうして旅も人生も終わるんだろうか。まぶたの裏にジルベールが浮かんだ。
そうだ、こんなところで死ぬわけにはいかない。
「うぬぬぬぬぽぽぽぽ!」
オーギュスト・ボウ氏は渾身の力を振り絞って、ツタを引きちぎった。
ちぎれた断面から紫色の液体が吹き出して、オーギュスト・ボウ氏の顔や身体にびしゃびしゃとかかった。
オーギュスト・ボウ氏は奇声を発しながらすべてのツタを引きちぎって、なんとか脱出に成功した。◇◇◇


↓からがアドベンチャーゲームのその後になります。
(モデルにした植物はゴーヤですので、その形を思い浮かべながらどうぞです)



なんだかんだの騒動も終わり、やっと、オーギュストはセルジュからジルベールを奪い返した。
感動の再開のあとで、ジルベールはオーギュの服に巻き付いてる妙な植物に気づいた。

「ここに来る前に、ヘンな植物に迫られてねぇ…コレはその植物の実なんだが、面白い形してるだろう?」

オーギュはジルに説明をした。そのゴツゴツした形状はジルベールの感情をくすぐった。



オーギュに連れられて家に帰ると、その実に詰まっていた種を畑に植えてみた。

毎日、ジルは自分で水をあげたりして、その植物の世話をした。

支柱にまきついて何処までも伸びていきそうだ。やがて黄色くて綺麗な花が咲いた。
「なかなかかわいいなぁ…なのにあんな実がなるなんて、想像もできないよ」

葡萄棚のように仕立てたその植物になったのはあの緑色のゴツゴツした実だった。
「ふふふ…素敵」
ジルベールはその形を見て卑猥な微笑みを浮かべた。


夜が更けるのを待って、ジルは植物のもとにさっそく忍んでいった。
「オーギュの話じゃ、くねくねと巻き付いてきて×××らしいからなぁ…そろそろ期待しちゃっていい?」
ジルはその実をひとつ手に取ると、オーギュストのそれをしゃぶるように舐めはじめた。

「どう…感じる?」ジルは植物に尋ねた。すると植物はピクピクと動いた…反応をしたのだ。「やった…」とジルは思った。
「もうすぐ、もうすぐだよ…もっと気持ちよくしてあげるからね」
ジルは植物になっているすべての実を、次々と優しく愛撫して逝った…。

植物の鼓動が力強くなるにつれて、つるが生き物のように触手を伸ばし、くねくねとジルベールの肉体にまきつきはじめた。
触手は汗のようにヌルヌルとした体液を分泌し、ピチュ…ピチュと音をたてながら、ジルベールの肌の上をなめらかに滑るっている。

「ねぇ…中に入って…」ジルはゴツゴツした実を手にとって自分の中へと導いた。
こまかな凸凹が内壁を刺激しながら動き回っていた。感極まって、ジルが力を入れてそこを締め付けると、
中で弾けてどろっとした果肉になってしまったが、かわりの実はたくさんあった。

ジルは次々と挿入しながらその感触を楽しんだ。

植物が枯れるまで、夜毎、ジルとその植物の狂宴は続いた。
ジルベールのもとには、最後には植物が残した種を詰めた小箱が残った。

この奇妙な植物はその種子の中にジルベールの遺伝子を組み込み、来年も花を咲かせ、ジルベールを抱きしめるのだろう。