2017年 全10冊

絶対貧困 石井光太 8/18 ☆☆☆★★
新版家族喰い 小野一光 9/18 ☆☆☆☆☆
浮浪児1945- 石井光太 8/12 ☆☆☆★★
消された一家 豊田正義 7/20 ☆☆☆☆☆
事件現場清掃人が行く 高江洲敦 6/10 ☆☆☆☆★
脱・限界集落株式会社 黒野伸一 4/25 ☆☆★★★
沈黙 遠藤周作 4/12 ☆☆☆★★
植村直己・夢の軌跡 湯川 豊 3/15 ☆☆☆★★
弘兼流60歳からの手ぶら人生 弘兼憲史 2/1 ☆☆☆★★
フォルゥトナの瞳 百田尚樹 1/20 ☆☆★★★

フォルトゥナの瞳 百田尚樹(小説/新潮文庫) ☆☆★★★ 1/20読了
久し振りの読書評です。
『風の中のマリア』『ボックス』』『錨を上げよ』『永遠の0』『海賊と呼ばれた男』等、百田尚樹の作品には肉厚で読み応えのある作品もありますが、『フォルトゥナの瞳』、これはどうでしょうか。
一言でいえばちゃちゃっと書いて、ちゃちゃっと出版かな。
人気作家になりすぎて、作品の中身が薄くなってますね。
こんなのを読むと、安売り量産の作家だと思えてしまう。
死後の世界とのコンタクトをモチーフにした作品には、天童荒太『悼む人』や浅田次郎『椿山課長の7日間』がすぐ思い浮かびますが、『フォルトゥナの瞳』は先のストリーはおろか結末まで読めてしまうので、小説の世界にどっぷり浸かれないですね。
ラストページでは、思った通りの展開になってさらにがっかりしました。
映画化するには面白いかもしれませんが、それもB級作品。
小説としてはもっと読ませてほしかったと思いますね。
好きな作家なので、あえて辛口評です。


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