■見直される『大豆パワー』                    2005.02.26

   みそや豆腐、納豆など昔から日本の食卓をにぎやかにしてきた大豆。
   各国の研究者が、そのすばらしい効用について調査報告をしています。大豆の秘められた
  パワーとは!



  □がん予防や更年期障害改善

   厚生労働省の研究班の調査結果によると、みそ汁に乳がん発生の抑制効果があるとのこと。
   みそ汁を毎日3杯以上飲む人は、飲まない人に比べ乳がんの発生率が4割低く、豆腐や納豆
  をほぼ毎日食べる人は、ほとんど食べない人に比べ、発生率が2割減少するそうです。
  特に閉経後の女性で摂取量が多い人ほど乳がんの発生率が低下することがわかりました。


   この効果の源は、大豆類に豊富に含まれる『イソブラボン』の働き。
   女性ホルモンの欠乏が要因とされる更年期障害や骨粗しょう症もイソブラボン摂取によって
  軽減できるとの報告が国内外で相次いでいます。



  □コレステロール低下

   『畑の肉』とも呼ばれる大豆は、たんぱく質が豊富です。
   食事でとる動物性たんぱく質を大豆たんぱく質に置き換えると、動脈硬化などを引き起こす
  原因の悪玉コレステロールや中性脂肪がいずれも1割程度減少したとのこと。こうした研究
  成果を踏まえ、アメリカ食品医薬品局は、1999年から一定量以上の大豆たんぱく質を含
  む食品に『心臓病の危険性を低減する』との表示を認めているほどです。


  
  □盲信は禁物

   みそ汁に乳がん予防効果があるからといっても、飲みすぎは禁物。塩分の過剰摂取となり
  胃がんなどの別の病気の危険性が高まることも考えられます。

   日本の伝統的な食習慣はよいが、大豆食品もバランスよく採ることを心がけましょう。


                                       ◆日経新聞  2005.1月より抜粋