分 蜂


 

 蜂飼いにとって4月から6月はウキウキ・ドキドキする季節です。これは体験した人でなければおそらく分からないでしょうね。
 分蜂とは新女王を元の巣に残して、働き蜂と親女王が新しい営巣場所に移動する事です。群の蜂数が多い場合はまた元の巣から分蜂が起こる事(孫分蜂)もあります。


 分蜂

(1) 分蜂は風の無い晴れた日の10時頃から15時位に起こります。
(2) 巣を出た蜂はしばらく巣箱の上を乱舞して近くの大きな木の幹に集結し始めます。
(3) しばらくすると落ち着いて、一塊になります。その間、探索蜂が条件の良い営巣場所を探しに行きます。
(4) その蜂が帰って来て新しい営巣場所が決まると一斉に飛んでいきます。


用意する物

分蜂誘導板の表側 分蜂誘導板の裏側


 捕獲方法

 
蜂が一塊になり、飛び立つまでにその群を捕獲します。
 すでに木に集結して落ち着いている場合(下の写真のような状態)はいつ飛び立つか判らないので、とりあえず米袋に納めて、袋の口を紐で縛ります。
 場所によっては1回で全てを収めることが出来ないこともあり、2〜3回に分けて取り込むこともあります。蜂の入った袋はその日は静かな暗い部屋に一晩置いて次の日に巣箱に誘導して入れます。
 もし、その時巣箱を嫌がって入らずに近くの木に集結したらもう一度捕獲して、また次の日に別の巣箱に誘導して入れます。巣箱の内側に蜜と蜜蝋を塗っておくと素直に入っていく事があります。

 
 右の写真は分蜂した群が隣家の梅の木に集結した時の写真です。
 時間は14時頃、高さは1メートル位に集結していました。

 この時は米袋を木と蜂の間に差し込んでゆっくり木肌に沿うように上に動かして取り込みました。この時は運良く一回で殆んどを取り込むことが出来ました。

この後、袋の口を紐で縛り、倉庫に一晩置いて次の日の11時頃に巣箱に誘導して入れました。30分位で入っていきました。



家の庭で飼育していた分蜂群を捕獲する場合、毎年決まって同じ場所に集結する場所が何箇所かあります。ですから前もって集結場所が判れば分蜂誘導板を用意しておきそこに集結させます。
 その間に、その群を収める巣箱を設置場所に斜めに置いておき、集結して落ち着いた頃、静かに(振動を与えない事)巣箱まで運び群を巣箱に誘導して入れていきます。女王蜂が入れば後は女王を慕うように自然に入ってしまいます。後はゆっくり巣箱を起こして設置して下さい。
 この方法は米袋を使って捕獲した場合と比べ格段に仕事が速い事が利点です。

 下にその一連のスライドショーがあります。参考に観て下さい。