トップページの今季節の宇宙画像で示したのは、NASAのチャンドラX線望遠鏡が捉えた、地球から約6千光年離れたおうし座「かに星雲」の中心部。ここには直径約20 kmの中性子星(パルサー)があり、毎秒約30 kmで自転している。このまわりに半径約1光年のリング構造がはっきりと捉えられている。光学望遠鏡や赤外線望遠鏡ではけっして見ることができない。最近、この方角の位置を土星が通過して、土星の衛星であるタイタン◆が観測された。それによるとタイタンは約900kmの上空まで大気がある。また、地上から送った電波の反射波の観測で大気と接する個体表面はかなり広い範囲で0.1 mのオーダーで滑らかで、ここは、広い範囲にわたる液面つまり海面か湖面ではないかと思われている。この表面温度は メタンの3重点に近いので、タイタンにはメタンやエタンの海があり原始生物の存在もいるのではないかと想像されている。
◆タイタン=オランダの天文学者ホイヘンスが1655年に発見した。ギリシャ神話に登場する巨人族が名前の由来。直径5150キロ・メートル。地球(半径6400キロ・メートル)よりは小さいが水星より大きく、太陽系惑星の衛星としても、木星のガニメデに次ぎ2番目の大きさ。約16日で土星を一周する。鉄やニッケル混じりの岩石のほか約半分は氷が占めている。地表の温度もマイナス178度と非常に冷たい。
【ワシントン=笹沢教一】土星最大の衛星タイタンへの着陸に成功した米・欧の小型探査機ホイヘンスは米東部時間14日昼(日本時間2005年1月15日未明)、軌道を周回する土星探査機カッシーニを介して、搭載カメラが撮影した画像や大気の観測データを地球へ送信してきた。
初めて明らかになったタイタンの厚い雲の下には、メタンなどの有機物を含む海と、島や半島のような海岸線を持つ陸地が存在していた。
約16キロ上空から撮影された画像から陸地から海岸線に向けて流れ込む太く短い河川のような地形も確認された。
管制を担当する米航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(ESA)によれば、液体のメタンなどが流れ出た跡と見られ、“河口”付近の姿は地球のデルタ地形に酷似しているという。
着陸地点の画像には、氷と見られるごつごつした石のような塊がばらまかれたように写っていた。氷塊は河原の石のように丸くなったり、周囲に埋もれたりしており、浸食など地質学的な作用が継続していた証拠と見られ、観測チームが大きさの特定を進めている。
太陽系の衛星で唯一濃厚な大気を持つタイタンには、窒素などを成分とする雲や有機物を含む海など生命誕生直前の地球に酷似した環境があった。データを分析すれば、生命誕生の過程を解明する手がかりを得られる可能性がある。
私が物理学科の学生になった頃のガモフの論文 (G.Gamow, Phys. Rev. Lett. 19, 759 (1967))
私が物理学科の学生の時書いた相対論の解説記事(「時間のパラドックス」静岡大学仰秀寮不二寮文集より)
0) 物理の基本定数は過去において異なったか?
2004年10月Physics Today より
1) 上原和也, 核データニュース、「巨大数仮説に対するGamowの考え」115 (2004) 95
「巨大数仮説に対するGamowの考え」
2) 岩本昭, 核データニュース、「上原和也氏による巨大数仮説に対するGamowの考え」116 (2005) 95
「上原和也氏による巨大数仮説に対するGamowの考え」
3) 宇宙人はいるか?:
『広い地球に地球人しか見当たらない50の理由ーフェルミのパラドックス』の書評
4) 宇宙人の電波?
うお座とおうし座の方角から怪電波観測さる!
最新ニュース(時事通信 2011年2月3日(木)3時4分配信より):惑星が6個ある恒星=ケプラー望遠鏡で発見―NASA
地球から約2000光年離れた太陽に似た恒星に6個の惑星があるのをケプラー宇宙望遠鏡で発見したと、米航空宇宙局(NASA)などの研究チームが3日付の英科学誌ネイチャーに発表した。太陽系外の恒星で見つかる惑星は1〜3個の場合が多く、6個も見つかったのは初めて。今後の詳細な観測で惑星の形成過程の解明が進むと期待される。
この恒星は「ケプラー11」と呼ばれる。惑星は内側5個の公転周期が10日から47日と非常に短く、外側に離れた1個が4カ月弱だった。内側5個の半径は地球の2.0〜4.5倍、質量は2.3〜13.5倍と推定された。
これら惑星の公転軌道はほぼ同じ平面上にあり、惑星は恒星を取り巻くちりとガスの円盤から形成されるとの見方と一致。しかし、内側寄りの惑星は現在の位置ではなく、もっと外側の軌道で形成されてから内側に移動した可能性が高い。
また、最も内側の2個は過去に水素を主成分とする大気があったが、その後なくなったと考えられるという。
ケプラー宇宙望遠鏡は2009年3月に打ち上げられた。はくちょう座付近の方向を狙い、地球に近い惑星を探す観測が続けられている。