科学者たちは「必要な技術的設計は既に完了しており、2−3年の仔細な問題を解決した後、建設計画を開始するための準備に入る」と話している。発電所は2030年までに完成し、運転に入る予定。しかし,何人かの専門家はこのプロジェクトの技術的可能性に就いて疑問を投げかけている。最初の地球圏外原子力発電所は、今後30年以内に火星に設置されると考えている永続的な研究基地のためには役立つ予定。ロシア原子力省に密接に関連している国家の科学会社:レッドスターの副主席エンジニアは「発電所は火星の山岳地帯(可能なら渓谷の一つ)に建設される予定」と話している。この発電所は、火星へのロシアのミッションのために十分なパワーを生産できるものであり、6人以下のエンジニアでこの発電所のメンテナンスをする。科学者は「この発電所を建設するための準備は殆ど整っており、唯一残っているのが、放射線からスタッフと環境を保護するための方法を見つけることである」と話している。唯一の悩みの種は,地球から3億キロメートル離れたサイトに発電所を建設するために資材を如何に運搬するかである。重量物は現在火星に向かっている欧州ビーグル号のような着陸船によって火星に運搬する方法がある。また精密な機器は人間が乗った宇宙船で運ぶ予定。宇宙船の乗組員は原子力発電所と研究基地の両方を組み立てることになろう。(2003 BBC News 18 Aug. 2003)
地球ニュートリノ発見さる
東北大鈴木厚人副学長のチームが、地球内のウラニウムなどの放射性元素が崩壊した時に出る反
ニュートリノを神岡のカム
ランドに取り付けられたニュートリノ検出器で見つけた。このニュートリノは1953年George Gamowが予言していたもので、鈴木副学長は地球についての新しい科学をもたらす(2005 August 14、The daily Yomiuri)
太陽系に第10惑星か、冥王星の1.5倍

第10惑星と思われる天体のイメージ=NASA提供、AP
米航空宇宙局(NASA)のジェット推進研究所は29日、「太陽系で10番目の惑星が見つかった」と発表した。太陽系の惑星で最も小さい冥王星の1.5倍程度の大きさがあると見られている。冥王星の発見は1930年。それより大きな天体が見つかるのは75年ぶりになる。
カリフォルニア工科大のマイケル・ブラウン教授らがパロマー天文台の光学望遠鏡で03年10月に発見し、「2003UB313」の分類番号が与えられていたが、遠すぎて正体不明のままになっていた。今年1月から、その軌道をあらためて調べ直し、太陽を周回していることが確認された。
緊急電話会見したブラウン教授によると「太陽からの距離は、最も近いところで地球と太陽の距離の36倍、遠いところで97倍だ。約560年の周期で太陽の周りを公転している」という。
距離や明るさから判断して、冥王星(直径2300キロ)の1.5倍あるのは確実だという。詳細を今後半年の観測で確定させる。冥王星と同様、表面は氷で覆われているとみられる。
惑星と認めるかどうかは今後、国際天文学連合で議論されるが、ブラウン教授は「冥王星より大きな天体は惑星以外の何ものでもない」と述べている。惑星の定義はあいまいで、冥王星を惑星と呼ぶことにも異論がある。2005年07月30日
インパクト強過ぎ?占星術師が「損害」とNASA提訴
4日のインタファクス通信によると、ロシアの女性占星術師マリーナ・バイさんが、米航空宇宙局(NASA)を相手に、彗星(すいせい)衝突実験で精神的損害を受けたとして約90億ルーブル(約350億円)の賠償請求訴訟をモスクワの裁判所に起こした。
バイさんは訴状で、同種の実験の中止も要求。「NASAの行為は、私の心と命にかかわる価値観を否定し、宇宙の自然のバランスを破壊する」と主張している。(共同)
ZAKZAK 2005/07/05
NASA探査機放出の銅製衝突体、第1彗星核に命中
【ワシントン=笹沢教一】彗星に金属塊をぶつけて内部を調べる史上初の観測のため、米航空宇宙局(NASA)の探査機「ディープインパクト」が放出した銅製の衝突体は4日午前1時52分(日本時間同日午後2時52分)、目標のテンペル第1彗星の核に命中した。
探査機は、約500キロ離れた地点から衝突の様子を高解像度カメラで撮影することにも成功。観測結果は、太陽系の起源や隕石落下に伴うクレーターの形成過程などの解明に役立つと期待されている。
衝突体は円筒形で、直径約1メートル、重さ約370キロ。衝突の約24時間前に、探査機から放出され、秒速約10キロで核に突っ込んだ。
衝突時にはTNT火薬約5トン分の爆発に相当する衝撃があったと推定され、衝突の瞬間をとらえた画像には、核の一部が爆発したように白く輝き、氷や塵(ちり)と見られる成分が飛び散っている様子が写っている。
(2005年7月5日1時9分 読売新聞)
NASAの探査機「ディープインパクト」から放出された衝突体が、テンペル第1彗星に命中した瞬間(NASA提供=ロイター)
理研で超重水素”7H”の存在を初めて確認
原子核は陽子と中性子から出来ておりその数は同数であれば安定して自然界に存在出来る。しかしこの数が同数でない場合(これを不安定核、Radioisotopeと呼ぶ)ある寿命をもって電子や陽電子を放出してより安定な原子核に遷移する。理論的には不安定核は6000 ~ 8000種程度が予測されているが、実験的に存在が確認されているのは2500種程度にすぎない。7Hは陽子数1、中性子数6の不安定核である。理研の谷畑勇夫主任研究員は、ドウブナ原子核研究所の加速器で8Heビームを発生させ液体水素の標的(陽子1個)に高速で衝突させた(
8He + H -> 7H + 2He)。その結果2He
の共鳴状態をへた陽子(P)2個を検出した(
2He -> P + P)。2つの反応を差し引きすると7Hの存在が示唆される。宇宙に数多く存在するとされる中性子星では殆どが中性子で陽子は10〜20%混ざった物質でできていると考えられている。今回発見された7Hは陽子存在比は13%で、きわめて中性子星に似たものである。この実験で宇宙における元素合成の過程について地上で研究出来る可能性が出てきた。(
I. Tanihata, Phys. Rev. Lett. Feb. 28 (2003))
好きな人の事は記憶しやすい
大脳辺縁系の1部をなす海馬は,
嬉しい、悲しい等の感情の情報を含んだ偏桃体や臭周囲皮質からの信号を受け取って統合して日常的な出来事の記憶形成に重要な役割を果たしている。産業技術総合研究所の梶原利一氏1)は、海馬と偏桃体と臭周囲皮質を含んだ兎の脳をつかって、電気信号が伝わる実験を行い、海馬へのニューロンの伝達状況を調べた。偏桃体と臭周囲皮質とを独立に刺激した時は海馬へのニューロンは無かったが、これらを同時に刺激した時は海馬へのニューロン伝達が多かった。この実験は、強い感情をともなった情報が記憶には有効であることを示している。また、同じ研究所の松尾香弥子氏は脳での文字情報処理においては運動が重要な役割をになっている事を示す実験を磁気共鳴機能画像処理(fMRI)を用いて行っている2)。
I). R. Kajiwara et al., J. Neurophysical, 89,2176 (2003)
2). K. Matsuo et al., Neuro Report, 12,2227 (2001)
太陽系誕生は超新星爆発で出来る!?
我々の太陽系が約45億年前に誕生したのは、近くで起きた超新星爆発だったとする新説をアメリカのアリゾナ大のヘスター教授らがまとめ米科学誌サイエンスで発表している。これまでは、水素ガスやちりなどの星間物質が非常に長い年月をかけて凝集し、太陽や惑星などに成長していったと考えられていた。しかし、太陽系初期の名残りをとどめている隕石で、最近、鉄60と呼ばれる鉄の放射性同位体の痕跡が相次いで見つかった。鉄60は自然界では巨大な恒星が、終末期に大爆発する超新星爆発でしか生じない物質という。このためヘスター教授は太陽系ができる前に、近くで超新星爆発が起きていた可能性が高いと指摘。この爆発の衝撃波が星間物質の凝集を加速して、これまで考えられていた静的でゆっくりした形成よりも短期間に原始太陽や原始惑星が誕生したと推測している。(24 May 2004)
太陽系以外にも惑星系形成を観測
我々の太陽系以外にも1つの恒星の周りで生まれつつある惑星があることを宇宙科学研究所等のグループが「すばる望遠鏡」で観測した。この恒星は地球から63光年離れた「画架座β星」という4等星で、形成されている惑星そのものは直接は観測できないが、生まれつつある惑星系からまき散らされたと考えられる多量の塵が赤外線で光っていることはわかっていた。今回すばる望遠鏡の赤外線撮像分光器で詳しく観測した結果、「画架座β星」の中心から、6、16、30天文単位(太陽から地球までの距離が1天文単位)のところに3本微惑星(惑星の種となる小天体)がベルト状に分布しているのを発見した。この微惑星帯の中では小天体が衝突を繰り返して塵をまき散らしているらしい。惑星系形成の初期段階で何が起こっているかを探る上で大変重要な成果と言えよう。
(21 December 2004)
高エネ研が新粒子発見、クオーク1つ置き換わり
計2―3個で素粒子一つを構成する基本粒子クオークのうち1個が、「グルーオン」という別の粒子に置き換わったとみられる新粒子を、高エネルギー加速器研究機構(茨城県つくば市)の国際共同研究グループが発見し、1日発表した。
グルーオンは通常、クオーク同士を結びつける「のり」として働いているが、宇宙の創成期にはクオークと同様に飛び回っていたと考えられている。新粒子は、宇宙誕生の謎を探る、大きな手がかりになると期待される。
グループは、同機構の大型加速器で電子と陽電子を2億7400万回、正面衝突させた。発生する粒子を分析した結果、58個の新粒子が検出され、Y(3940)と命名した。
新粒子の内部では、グルーオン1個がのりとして働かず、クオーク2個とともに計3個の基本粒子として存在。その間を、別のグルーオンが結びつけ、安定した形を作っている可能性が高いという。同機構の阿部和雄教授は「新粒子の構造を確認するため、さらに実験を重ねたい」と話している。
同グループは今回、別の新粒子も2種類発見。これまでに発見した新粒子は7種類となった。
◆クオーク=物質を形づくる最小の基本粒子。アップ、ダウン、チャーム、ストレンジ、トップ、ボトムの6種類がある。単独では存在せず、2個で中間子、3個で陽子や中性子を構成。クオークの間を質量ゼロの粒子「グルーオン」が行き来して、クオーク同士を強く結びつけている。
(2005/3/2/01:07 読売新聞)
マンハッタン計画の中心、物理学者のベーテ氏死去
【ワシントン=笹沢教一】日本に投下した原爆を開発したマンハッタン計画の中心人物の1人でノーベル物理学賞受賞者のハンス・ベーテ氏(米コーネル大名誉教授)が6日、米ニューヨーク州イサカの自宅で死去した。98歳。同大が7日、発表した。
第2次世界大戦中、原爆を開発したロスアラモス国立研究所で理論物理学部門の責任者を務めた。太陽などのエネルギー源が核融合であることを理論化し、1967年にノーベル物理学賞。戦後は核開発を批判、対イラク戦やミサイル防衛の反対声明にも署名した。
(読売新聞) - 3月8日13時9分更新
ハンス A ベーテを悼む
超新星爆発の光による重元素生成の謎の解明
原子力機構の早川岳人研究員は、国立天文台、東京大学と共同で超新星爆発の光による重元素生成の謎を解明した。太陽系には286種類の安定な元素が存在するが、そのうち35種類の元素については起源が謎であることが、1950年代W.A.Fowler(1983年ノーベル物理学賞)によって指摘されていた。早川研究員等は超新星爆発の理論的モデル計算により、大きさや初期組成の異なるどのような超新星爆発でも、27種類の元素については、超新星爆発の際の強力な光により、原子核から中性子が次から次へと剥ぎとられて、同位体が生成され、新しい重
元素が生成されることを理論的に示した。この法則は、生命の誕生につながる重元素が、どの

恒星の進化と超新星爆発、その後の宇宙の出来事
ような天体で誕生し、どのように我々の太陽系に到達したのかという問題の解明につながる。超新星が爆発した後、物質が星間物質となって放出されるが、星雲の大規模な回転により、宇宙には重力場の不均一が生まれ、物質が集中して集められ、恒星が誕生する。この恒星では核融合反応により、軽い元素から鉄までの物質が生成されるが、鉄以降の重い元素については超新星爆発によって作られていると考えられていたが、詳細な理論については未解決であった。(JAEA-news Nov.'06)
「人類は別の惑星に移住を」 ホーキング博士は語る
ロンドン(ロイター) 英ケンブリッジ大のスティーブン・ホーキング博士(64)は30日、英BBCラジオとのインタビューで、人類の未来について語り、「滅亡を避けるためにはどこか別の惑星に移住しなければならない」と話した。博士はまた、自ら宇宙旅行に参加してみたいと述べ、新たな挑戦への意欲を示した。
ホーキング博士は世界的な理論物理学者で、一般向けの近著としては「ホーキング、宇宙のすべてを語る」がある。20代で筋萎縮性側索硬化症と診断され、車いすの生活に。40代で気管切開の手術を受けた後は、コンピューターによる合成音声で会話をしている。
このほど、英王立協会が優れた科学者に贈るコプリー賞の受賞を機に、インタビューに応じた。博士はこの中で、「人類は遅かれ早かれ、いん石の衝突や核戦争によって滅亡する可能性がある」と指摘。そのうえで「別の太陽系の惑星へ移動し、自立した生活を営むことができるようになれば、将来は安泰だ」と強調した。
そのためには高速の移動手段が必要になる。人類が生存可能な惑星に到達するのに、従来のロケット技術では5万年もかかってしまう。「SF映画には、一瞬のうちに目的地へ移動できる『ワープ』という方法が登場する。だが残念ながら、光を超える速さで移動することは、理論上不可能だ」と、博士は話す。「しかし、光速に近い速さを実現することなら可能だ。これが達成できれば、目的とする惑星に6年間で到着できる。移動する本人たちにとって、それほど長い時間ではないはずだ」という。
博士はまた、自身の将来について、「死ぬことを恐れてはいないが、死を急ぐつもりもない。次なる目標は宇宙へ行くことだ」と言明。「(民間宇宙旅行会社を設立した)リチャード・ブランソン(バージングループ会長)が、力を貸してくれるかもしれない」と語った。
(CNN-news, 1 Dec. 2006)
火星が28日に最接近、観察に最適
火星はいま徐々に地球に近づいており、その姿も大きさを増している。今回のように火星の観測に適した機会が次に訪れるのは2014年だ。
ここ数ヶ月間、火星は夜になると東の空に昇り、赤い恒星のように見えている。1月28日には地球から9800万キロ圏内を通過する。望遠鏡があれば火星の地表を十分観測できる距離である。
カナダのブリティッシュ・コロンビア州バンクーバーにあるH.R.マクミラン宇宙センターの天体観測スタッフであるラミンダー・シン(Raminder Singh)氏は次のように話す。「口径15センチほどの小型望遠鏡でも、氷冠など火星の地表の様子が見える。双眼鏡でも、恒星は光の点にしか見えないが火星なら円盤状に見える」。
また、1月30日に火星は衝(しょう)の位置に入り、ちょうど太陽が西に沈むころに火星が東の空から昇るため、火星を一晩中見ることができる。「衝になると、火星は地球から見て太陽と正反対の位置に来る。太陽系を上から見ると、太陽と地球と火星が一直線上に並ぶことになる」。衝の夜には火星は満月のすぐそばに見え、寄り添いながら夜空を横切る姿がこの天体ショーに華を添える。
火星と地球の軌道は真円でなく長めの楕円であるため、火星と地球との距離は一定しない。この軌道配置のために火星はほぼ2年ごとに地球に接近する。
2003年8月、火星はこの6万年間で最も地球に接近し、地球からわずか5600万キロの距離を通過した。天文ファンには見ごたえのある宇宙ショーだったが、「火星が満月と同じ大きさに見える」という悪ふざけメールも飛び交ったようだ。
今年の接近はそこまで地球に近づく大接近ではないが、それでも今回の小接近飛には、火星を肉眼でも簡単に見つけられるという特徴があるとシン氏は指摘する。「夜空を見上げると、月とシリウスの次に火星が明るく見える。ただ空を眺めるだけで済むのだから、是非外に出て見て欲しい」。(Andrew Fazekas for National Geographic News, 26 Jan. 2010)
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生きるのに最適な惑星、NASA発見
これまで見つかった惑星の中で最も生命に適していると見られる「ケプラー22b」の想像図(下、NASA提供) 【ワシントン=山田哲朗】米航空宇宙局(NASA)は5日、これまでで最も生命の存在に適していると考えられる惑星を見つけたと発表した。
地球から600光年離れた「ケプラー22b」と呼ばれる惑星で、直径は地球の2・4倍。太陽とよく似た恒星の周りを290日で公転しており、気温は22度前後と推定される。
NASAはケプラー宇宙望遠鏡で一部の方角の観測を続けており、同日時点で2326個の惑星候補を発見。うち48個が、熱すぎず冷たすぎず、生命に適当な範囲の温度に収まっていると判定した。ケプラー22bは、この範囲の中でも真ん中で、生命にちょうどいい環境らしい。(2011年12月6日16時11分 読売新聞)

12光年の距離に第2の地球発見、生命の可能性も?!
【田中誠士】英米豪などの研究チームが19日、地球から約12光年先に「第2の地球」の可能性がある惑星を発見したと発表した。太陽系外で生命が存在する可能性がある惑星としては、これまで発見された中で最も地球に近い。 研究チームは、肉眼でも見える秋の星座「くじら座」のタウ星に、地球の重さの2〜6倍の五つの惑星があることを発見。その一つが、生命の存在に欠かせない水が液体として存在できる「ハビタブルゾーン」という領域にあることを確認した。地球の5倍ほどの重さで大気が存在する可能性があるという。タウ星との距離は太陽と金星ほどで公転周期は約168日。 研究チームは三つの異なる観測施設から得られた6千以上の観測データを合わせて結論づけた。英ハートフォードシャー大のジェームス・ジェンキンス客員研究員は「我々はそう遠くない将来、これらの惑星の大気を分析できるかもしれない」と説明している。(朝日新聞-2012.12.20)