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あなたのレーシック担当医に対する50の厳しい質問

※このページは、USAEyesの "50 Tough Questions For Your Lasik Doctor" を和訳したもので、質問と推奨する回答を載せています。
青字は日米の違いを補足するために追記したものです。



1 屈折矯正手術の経験年数は?(注:病院全体ではなく、担当医について。以下も同じ)
3年以上であることが望ましいでしょう。

2 屈折矯正手術の症例数は全部でどのくらい?(RK、ALK、AKなどの物理的な手術は除く)
500症例以上であることが望ましいでしょう。

3 この1年間における屈折矯正手術の症例数は?
250症例以上であることが望ましいでしょう。

4 私に行う予定の屈折矯正手術の症例数は?(同じ器材を使い、同じ種類の屈折異常を対象にした手術について)
100症例以上であることが望ましいでしょう。これはとても重要な質問です。過去に何千もの手術を行っている医師であっても、未経験の技術や方法を用いるときや、未経験の屈折異常を矯正するときは初心者なのです。初心者から眼の手術を受けたくはないでしょう。

5 手術を受けた人のうち、術後の裸眼視力が0.5以上になる確率は?
我々の組織QSAC(Quality Standards Advisory Committee、訳すならば「品質基準勧告委員会」)によると、約90%が標準です。医師がそれより高い数字を出すならば、根拠を出してもらいましょう。

6 同様に、術後の裸眼視力が1.0以上になる確率は?
QSACによると、65%が標準です。医師がそれより高い数字を出すならば、根拠を出してもらいましょう。もしあなたが強度近視(-10D以上)や強度遠視(+3D以上)、強度乱視(2D以上、または近視や遠視のD値の半分以上)ならば、視力1.0を達成する可能性はより低くなることを覚悟して下さい。
日本眼科学会のホームページでは90%以上の人が裸眼視力1.0以上に回復すると書かれています。

7 術後6ヶ月の時点で未解決の合併症が報告される割合は?(客観的な合併症と主観的な合併症、たとえばハロ、スターバースト、ドライアイ等を含む)
QSACによると、標準では3%未満です。より長いアフターケアを要したり、外科的治療を要するような深刻な合併症は0.5%未満です。もし医師がより少ない数字を出すならば、根拠を出してもらいましょう。「ゼロです」と回答したり、あいまいに「ほとんどありません」と回答するならば、心配の種になります。すべて完璧な医師はいませんし、外科手術は完全なものではありません。

8 屈折矯正手術を希望する人のうち、手術を断る割合はどのくらい?
決まった数値は簡単に示せないと言っても驚かないで下さい。唯一の良くない回答は、「なし」です。屈折矯正手術の希望者が断られるということは、希望者の要求に応えられる場合に限って手術を行うという医師の良心を表しています。

9 屈折矯正手術の医療過誤によって3万ドルより多い損害賠償を支払ったことは?もしあれば詳しく話してください。
屈折矯正手術500件につき1件以下で、成功率は99.5%です。たとえ医師が何万もの手術を行ったとしても、5年間で5件も起こりません。いかなる医療過誤のケースも医師と事情を話し合ってください。どのように処理されたのか、その状況があなたに当てはまるかをよく考えましょう。

10 屈折矯正手術を勧める前に、私の高次収差をウェーブフロント技術(波面解析センサー)に基づいて診断してもらえるのか?
すべての医師がこの診断を行う器材を持っているわけではないが、とても重要な測定なので回答は「はい」が望ましいでしょう。医師は別の医院でウェーブフロント診断を受けられるよう手配するべきです。(自費になります。)※この質問は術前のウェーブフロント診断測定に関するもので、ウェーブフロントガイドのレーザー切除に関するものではありません。
高次収差を測定する機器の名称はさまざまなので確認して下さい。(Wave-frontアナライザーやOPDスキャンなど)

11 最近手術を受けた人のうち、追加矯正を行った人の割合は?また、追加矯正の方針を説明して下さい。
だいたい10%未満ですが、数字よりも「なぜなのか」がずっと重要です。医師は追加矯正の考え方を説明するべきです。回帰(戻り)の適応に対応するために過矯正を行う、というようなテクニックについても話し合うべきです。あなたはほとんど追加矯正を行わない医師は望まないでしょうし、かといって頻繁に追加矯正を行う医師も望まないでしょう。

12 屈折矯正手術を受けた人のうち最悪の結果はどのようなものか?そしてどのように対処したか?
異常事態が起こったときにあなたを危険から守る方法を知っている医師が望ましいでしょう。何があっても冷静で、経験したことのない特定の専門分野の眼科医と連携することを嫌がらない医師がよいでしょう。手術経験が豊富な医師はみな、良くない結果も経験しています。医師は問題を適切に対処できる、と安心して思える必要があります。もし医師が「良くない結果や問題を起こしたことはない」というならば、丁重に断って出口に向かいましょう。

13 エキシマレーザーを使用する場合、照射方式はブロードビーム、ヴァリアブルスポット、またはフライングスポットのうちどれか?
あなた個人の状態によって、照射方式はとても重要になる場合と、ほとんど重要ではない場合があります。状態によって、フライングスポットだけが適する場合と、どのタイプでも適する場合があります。使用するレーザーは医師の実績と比べると重要な問題ではありません。最新の機器を使う未熟な医師は、古いレーザーを使う最高の医師より劣ります。良心的な医師はみな、使用器具や技術の限界を理解しており、あなたが良い結果を得られる可能性が低い場合は(どんなレーザーであっても)手術をしません。

14 これまでに医療過誤保険の補償を認められなかったことはあるか?
回答は「ない」であるべきです。

15 現在、屈折矯正手術を認めるライセンスを提供する機関によって取調べを受けているか?ライセンス取り消しや一時停止、あるいはその他の規制を受けたことはありますか?なにかのライセンスの執行猶予中ですか?
通常、回答はNOであるべきですが、ライセンスに関して心配がある場合、事情を考慮しましょう。例えば、広告違反で5年前に数百ドルの罰金が課せられた医師ならば(候補から)ばっさりと除外する必要はないかもしれません。そんな状態になったばかりの医師はしばらく執行猶予中かもしれません。ライセンスの問題は医師と話し合い、見込みある医師として失格かどうか、あなた自身で結論を出しましょう。
日本では医師免許しかないと思うのであまり関係ないかもしれません。

16 病院施設や手術設備を使用する権利を取り消されたことはあるか?
回答は「ない」であるべきです。

17 これまでに麻薬登録(注:日本での医療用麻薬取扱者免許)の資格を取り消されたり、一時停止、あるいはその他の規制を受けたことがあるか?
回答は「ない」であるべきです。
日本では米国よりは少なそうなので関係ないかもしれません。

18 これまでに重罪の有罪判決を受けたことはあるか?
通常、回答はNOであるべきですが、事情を話し合い、見込みある医師として不適格かどうか、あなたの結論を出してください。20年前の学生時の問題だったら現在と関連はないかもしれません。

19 これまでに規制薬物の作用や所持によって逮捕されたことはあるか?
通常、回答はNOであるべきですが、事情を話し合い、見込みある医師として不適格かどうか、あなたの結論を出してください。20年前の学生時の問題だったら現在と関連はないかもしれません。
日本では米国よりは少なそうなので関係ないかもしれません。

20 大人になってからこれまでに薬物乱用や精神病を患ったことはあるか?
通常、回答はNOであるべきですが、事情を話し合い、見込みある医師として不適格かどうか、あなたの結論を出してください。20年前の学生時の問題だったら現在と関連はないかもしれません。

21 これまでに健康保険制度の提供者としての加入を拒否されたことはあるか?
回答は「ない」であるべきですが、医師の資格外であるために除外される総合的健康管理(マネージド・ケア)のケースは除きます。

22 使用するレーザーと機器は、推奨する手術方法と意図する条件において明確にFDAの承認を得ているか?
機器はFDA承認であるべきです。(ハードとソフトにおいて)使用条件はFDAの承認を受けていないかもしれません。医師は状況によって、合法的にFDA認可の条件外でもFDA承認の機器を使うことができます。このことを承認適応症外使用と呼びます。あなたの状況に当てはまるか医師と話し合う方がよいでしょう。

23 追加矯正が必要な場合、追加手術はいくらかかるか?
回答は一定期間内(たいていは術後1年間)であれば追加矯正は無料であるべきです。お金がかかる場合、必要ならば支払える額かどうか考えましょう。

24 もし別の医師が共同管理で術前・術後のケアを行う場合、その医師の承諾がなくてもいつでもあなた(担当医)に会うことができるか?
回答は「はい」であるべきです。あなたは必要を感じたときにいつでも直接医師に会えるべきです。

25 術後数週間の見え方はどうなることが予想されるか?
回答には次の説明が含まれているべきです。小さな(視力の)変動、回帰(戻り)、ハロ、スターバーストなどです。これらの副作用は起こるでしょうが、通常6ヶ月間の回復過程で解決します。

26 術前と術後に、眼の医学的な健康診断を含む屈折検査一式を行ってもらえるか?
回答は無条件に「はい」です。医学的な検査は眼科医によって行われなければなりません。

27 術後の見え方は不安定になるのでしょうか?また、治まるのにどのくらいかかるか?
もし医師が「20分ですべて良くなるでしょう」というならば立ち去りたくなるかもしれません。手術はあっという間ですが、回復にかかる期間や変動は数ヶ月か、それ以上続くかもしれません。屈折矯正手術は20分の奇跡というよりむしろ、6ヶ月のプロセスです。術後すぐに完璧な視界を得られる可能性はありますが。

28 術前と術後の検査において、コントラスト感度の検査は行うか?
回答はおそらく「行わない」でしょうが、検査するべきです。コントラスト感度の検査は今のところ定められているものではなく、すべての医師がその技術を有しているわけではありません。医師はあなたが自己負担で別の施設でこの検査を受けられるよう手配を申し出るべきです。

29 術前と術後の検査において、グレア感度の検査は行うか?
回答はおそらく「行わない」でしょうが、検査するべきです。グレア感度の検査は今のところ定められているものではなく、すべての医師がその技術を有しているわけではありません。医師はあなたが自己負担で別の施設でこの検査を受けられるよう手配を申し出るべきです。

30 術前と術後に角膜トポグラフィーは行うか?
回答は「はい」であるべきです。

31 レーシックを薦める場合、フラップをつくるためにレーザーを使いますか(イントラレーシックのこと)、それともマイクロケラトームという機械を使いますか?
フェムトセカンドレーザー(イントラレーシックのフラップ形成に使用するレーザー)はブレード(刃)を用いてフラップをつくる方法より良い方法かもしれません。しかしながら、多くの医師はこの機器を持っておらず、どんな場合も必要となるものではありません。エキシマレーザーの種類の違いのように、レーザーによってつくられるフラップだけが適するかもしれませんし、マイクロケラトームによってつくられるフラップだけが良いかもしれません。医師と話し合ってください。

32 術前検査では、涙液量の検査(シルマー法)とTBUT測定を行うか?
回答は「はい」であるべきです。これらのテストにより、あなたが普段からドライアイかどうかを調べられます。

33 術前検査では、暗室で自然に拡大した状態の瞳孔の大きさを測定するか?
回答は「はい」でなくてはいけません。このテストは、術後に暗いところで問題が起こる可能性が高いかどうかを判定する重要な検査です。瞳孔の拡張は、薬物の作用ではなく自然の状態で行われる必要があります。定規の測定でもよいですが、赤外線による瞳孔測定法の方がよいでしょう。

34 それぞれの眼に新品のマイクロケラトームの刃を使うのか?(イントラレーシックは関係ない)
回答は「はい」かもしれませんが、多くの医師は一つの刃を両目に使います。あなたはそれぞれの眼に新しい刃を使うように頼むかもしれませんが、その場合、追加分の刃の費用を求められても驚かないで下さい。

35 手術のための最終的な数値を決める術前検査の前に、一定期間コンタクトを外す必要があるか?それはどのくらいの期間か?
回答は「はい」であり、有意な期間でなくてはなりません。我々は、ソフトコンタクトレンズで4週間、ハードコンタクトではより長い期間外すことを勧めています。2週間でいいという医師や、数日で十分という医師さえいますが、より長い期間を勧めます。あなたの手術の数値を決めるのは、あなたの角膜が自然の状態に戻った後が望ましいのです。どんなに長くかかろうとも。

36 私の治療の処方は、水晶体の遠近調節が機能する状態での屈折異常と、水晶体の調節機能を麻痺させた状態での屈折異常を基に行うのか?
回答は「はい」でなくてはいけません。水晶体による遠近調節ができる状態での検査はいつも必要になりますが、あなたの眼がかかえているかもしれない焦点に関する問題は、水晶体による遠近調節機能を止めた検査を行わずして測定することはできません。

37 術前検査では角膜の厚さを測るか?
回答は「はい」であるべきです。

38 もしエキシマレーザーを使う場合、TZ(トランジション・ゾーン)を含まないOAZ(オプティカル・ゾーン、照射領域、OZ)の大きさはどのくらいか?それは私の自然に拡大した瞳孔サイズと比べて大きいか、小さいか?
もし回答が6.0mmより小さいか、あなたの自然に拡大した瞳孔サイズより小さいならば、ハロ・スターバースト・グレアなどの暗所の見え方の問題のさらなるリスクについて説明を求めましょう。

39 10Dより強度の近視や3Dより強度の遠視、2Dより強度の乱視の希望者は屈折矯正手術のよい対象者になるか?
回答は「理想的です」や「完璧です」のようであってはなりません。このレベルの矯正を行うことはできますが、このレベルの屈折異常の患者は理想的な対象ではなく、うまくいく可能性は平均より低くなります。

40 術後検査はいつ、どのくらい行うか?
最低でも、翌日・1週間後・1ヶ月後・3ヵ月後・半年後、必要ならそれ以上行うべきです。それらの検査は医師ではなくアイケアの専門家が行うかもしれません。

41 書面の手術同意書はいつ渡してもらえるか?
医師はこの質問を受けたらすぐに手術同意書のコピーを渡すよう申し出るべきです。手術の1週間前くらいが適当です。あなたはすべての内容を読んで理解する必要があります。同意書は単に法的な手続きというだけではなく、何が起こるかについての説明なのです。

42 手術の前にモノビジョンを試すためのコンタクトレンズをもらえるか?私がモノビジョンに関する決断をする前に、そのコンタクトをどのくらいの期間つけたらよいか?
モノビジョンを採用するかの判断をするまでに少なくとも4週間装着するコンタクトレンズは無料で提供されるべきです。
モノビジョンとは片目を近見用、片目を遠見用に矯正する方法で、老眼鏡をかけたくない方が検討の対象になります。左右の見え方が異なる状態になるため、当然ながら向かない人もいます。

43 最近、私と同様の屈折異常でまったく同じ手術を受けた人10人以上の名前と連絡先を教えてもらえるか?
回答は「はい」であるべきで、医師はすでにそのようなリストを集めてあるべきです。手術を受けて満足していない人はあなたにどんな経験をしたのか伝えることができますが、満足していない人のリストをもらおうとは期待しないでください。あなたは最近手術を受けた人や、数ヶ月前に手術を受けた人と話したいかもしれません。
日本では期待できないと思います。

44 手術室は見学できるか?
回答は「はい」が望ましいのですが、手術室への侵入規制のため見学できないかもしれません。

45 私の仕事や余暇、趣味は屈折矯正手術の適性に影響するか?
回答は「はい」が望ましいでしょう。正確できめ細かい視力が求められる人や、暗いところでの視力が求められる人は、屈折矯正手術に向いていないかもしれません。適切な検査を受けるべきです。

46 私の病歴や薬暦は屈折矯正手術の適性に影響するか?
回答は「はい」が望ましいでしょう。眼と関係ない健康状態が屈折矯正手術を難しくする可能性があります。

47 妊娠しているか、妊娠の計画があることは屈折矯正手術の適性に影響するか?
男性は言われないでしょうが、出産年齢の女性は尋ねられるべきです。屈折異常の変動はしばしば妊娠や母乳の分泌に関係します。

48 回復の過程で視力が変動することになった場合、多数の矯正用レンズの費用はだれが負担するのか?
回答がどんな内容であっても、このことは手術費用の一部として考えてください。

49 私が屈折矯正で素晴らしい結果を得られないかもしれない理由は何かあるか?
この全体的な質問により、提案される手術を受けることで合理的に何を期待できるかについて、あなたと医師でより詳細に議論する機会が得られます。どんな回答であっても、素晴らしい結果になると完全に理解することが必要です。あなたが成功だと考える結果を得られることが合理的に期待できないのであれば、手術を受けないで下さい。

50 どんな資格をお持ちですか。あるならば、ABO(訳すなら、米国眼科専門医認定機構)、ABES(訳すなら、米国眼科手術専門医認定機構)、CRSQA(訳すなら、屈折矯正手術品質保証機構)から受けたものか?ないならば、なぜか?
医師がそれらの組織による追加的な監視を望んでいるかどうかを知るのに重要でしょう。いくつかの資格は他のものより価値があります。ABOは屈折矯正手術に特化した評価は行っていません。資格は一生ものか、最近認定されたならば10年です。ABOの資格は、持っていないと目立ちますが、あるからといってものすごく重要なものではありません。ABESは手術に特化して認証を行う眼科の団体です。ABESはレーシックとRKに関しては専門家によって審査を受ける認証を行っていますが、PRK・LASEK・CK・LTK他の屈折矯正手術については行っていません。ABESによるレーシックの資格の有効期間は7年間です。CRSQAは非営利の患者団体で、実際の患者の結果に基づいて医師を評価します。医師は3ヶ月ごとに再評価されます。これらの資格や、医師が有するその他の資格について、妥当性や価値を考慮してください。
日本では、日本眼科学会による眼科専門医という資格しかないと思われます。眼科専門医かどうかについては学会のホームページで調べられます。




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