1.担当医は分かりますか?
誰が術前・術後の検査を行い、手術を行うか分かりますか。経験の少ない医師から検査や手術を受けることは避けなければなりません。検査や手術は非常に重要ですから、眼科医が行うべきであり、一人の医師が一貫して行うことが望ましいでしょう。複数の医師が分担しているところでは、後で問題が起きたときに逃げられる可能性があります。担当医はいつでも必要なときに会えることが大事です。もし担当の医師一人に任せることに不安を覚えるならば、別の病院で検査を受けてじっくり検討し直しましょう。
医師の名前が分かったら、日本眼科学会のサイトで眼科専門医であるかを確認して下さい。「眼科専門医であれば完璧」というわけではありませんが、持っていないよりは安心です。
2.術後のフォローは十分ですか?
アフターケアの悪いところで手術を受けてトラブルを抱えると悲惨なことになりますが、アフターケアが十分かを事前に調べるのは簡単ではありません。実際にその病院で手術を受けてトラブルが起きた人の意見が一番参考になるのですが(*)、それが見つからない場合は以下の基準を参考にして下さい。
第1に、術後検診の回数が少ない(3回程度)ところは注意が必要です。基本は5回以上です。
第2に、術後検診を他院で受けてもよいというところはアフターケアを重視していないと言えるでしょう。 第3に、再手術を行う割合が低すぎるところは危ないでしょう。どんなレーシックでも、再手術を行う割合は10%未満が標準です。もし1%未満というならば、再手術が必要な患者を断っているか、データを操作しているかもしれません。
ちなみに、保障期間の長さはあまり参考になりません。再手術の保障があるかどうかはよく確認する必要がありますが、3カ月や6カ月程度の保障があれば術後に戻りが発生した場合でも対処してもらえるでしょう。どんなに長くても、医院が存続していなければ保証はされません。
* 口コミを探したい場合に参考になるサイトをリンク集に掲載しています。
3.誇大広告はしていませんか?
人気のクリニックは宣伝上手で、詐欺に近い方法で誇大広告を打っています。ホームページやパンフレットを見て、「最新のレーシックならほとんど失敗することはないみたいだし、副作用や合併症も大きな問題にはならないし、コンタクトも危ないから、安くて最新の機械を使用している症例数の多い○○クリニックで受けようかな・・・」と思った方は、巧妙な手口に引っかかっているかもしれません。一歩引いてよく考えた方がいいでしょう。当サイトやリンク集のサイトを参考にしっかり検討してください。参考までに、レーシックを受ける方は、以下のリスクを十分に理解する必要があります。
・ハログレアは起こるもので、暗い所での見え方は確実に変わる(ウェーブフロントでも)
・ドライアイ(ひどいと眼にゴミが入ったような感覚)は半年以上続く人もいる(たいてい回復)
・近視や乱視が強い人ほど角膜を多く削るため、トラブルが起きやすい
・フラップは切れたままで結合することはないため、強度は確実に落ちる
(レーシックでもイントラレーシックでも、安定してからズレることは滅多にない)
・数年たってからやっかいな角膜拡張症(ケラトエクタジア)が起きる場合がある
(特に残存する角膜が薄くなる人に起きやすい。術前検査が大切。)
・一時的にまぶしさに敏感になることがある(特にイントラ)
・一時的に視界が白く濁ったり、視力が変動したりする
・一時的に遠視気味になるためピントが合わなかったり近くが見難くなる
・過矯正になった場合は常に遠視状態になり、眼鏡やコンタクトが必要になることもある
・他にもいろいろ
追記:
上記1〜3の見分け方では、ネットで人気の高いクリニックの多くが失格になるかもしれません。「いい病院が見つからない」と思う方は、妥協して人気クリニックの中から選ぶのではなく、人気クリニックの宣伝文句をすべて頭から消して白紙にしたうえで、よく調べてみて下さい。最も重要なことは、術式や料金や機器などではなく、信頼できる医師にかかることですから、実際にいくつか足を運んで確かめてみるとよいでしょう。手術を受けない、という選択肢も忘れずに。
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