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先生の威厳回復? 薄毛教員にカツラ代補助へ

嘘ニュースです

 群馬県教育委員会は、18日、教員の威厳回復や指導力向上を目的に、県内の公立小中高校の薄毛に悩む教員を対象に、カツラ代を補助すると発表した。学校現場では教員の薄毛を揶揄する児童が多く、うつ症状になる教員もいる中で、県教委の”カツラ奨励策”の効果が全国の教育関係者から注目を集めている。

 県教委によると、カツラ補助策の検討が始まったのは、昨年の暮れに前橋市立桃木小学校で、頭髪が薄い人をからかう歌詞の曲が校内放送で流れたことを問題視した40代の男性教諭が、児童28人を土下座させ反省を強要した事件が発覚したことがきっかけ。この事件で、問題の教諭は「人の心を大事にしてほしいと願う指導のつもりだった」と話し、自身も髪が薄いが「個人的感情で怒ったわけではない」と釈明したが、結局、保護者からの抗議で「不適切だった」と謝罪に追い込まれた。

 この事件をきっかけに、県教委が県内の小中学校を対象に、教員への陰口・悪口などを調査したところ、「ハゲ」がすべての学年でトップを占めた。さらに、薄毛を揶揄された続けた教員が、うつ症状になり教壇に立てなくなるなどの事例も発覚し、”ハゲ・ショック”として県教委でも大きな問題になったという。

 当初、県教委では、児童への指導徹底で対応できるとしていたが、今月開催された有識者会議で、「ハゲ」と中傷される教員が調査したすべての学校にいたことや、「ハゲ」が児童間でのいじめにも使われていることを一部委員が問題視。さらに、身体的特徴をからかいの対象にすることは差別につながるとの意見も受けて、県教委が抜本策を検討。教育現場からの意見も踏まえ、カツラ代の一部を補助することが決まった。

  補助の対象となるのは県内の公立小中高校に勤務する教員で、20万円を限度にカツラの購入費の半額を補助する。また、突然カツラにすると、さらなるからかいが懸念されるため、別の学校に転任する際に補助する方針。

 当初は、薄毛と判断された教員すべてにカツラを着用させることも検討されたが、「ハゲ」を自虐ネタに使い、人気を取る教諭もいるので補助対象は希望者のみとなる。既にカツラを着用している教員は補助対象とならないものの、県教委はこれを契機により自然なカツラに買い替えることを勧めたいとしている。

 県教委人権教育課は「調査の結果わかった教員への罵詈雑言は様々なものがあったが、『ハゲ』に関するものは人格を否定するなど悪質な内容が特に多かった」と説明。公務員の人件費削減を進める中、教員のみにカツラ代を補助することに疑問の声も上がるが、「カツラをつけることで教員が自信を回復すれば、その教育的効果は計り知れない。それに比べればカツラ代は安価な支出だ」としている。

- 10年2月18日19時35分更新

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