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特集:謎のテーマパーク「地上の楽園」(北朝鮮ランド)レポート(後編)

嘘ニュースです

 前後編に分けてお伝えしている「北朝鮮ランド」リポート(前編はこちら 参照記事はこちら)。後編はパーク内の飲食事情と、パークの料金システムについてお伝えする。

 パーク内には、15ほどの飲食店があり、料理や料金は千差万別だが今回は対照的な2つの店舗を利用した。まずは赤が目立つパーク内でひとつだけ青が主体の国連マークが目印の「国連食堂」。料金は非常に良心的だ。一例を挙げるとすいとんが50円、WFP定食なるものが80円。記者はWFP定食を試したが、出てきたのは御飯と、とうもろこしのスープ、そして懐かしい脱脂粉乳だけ。御飯はとてもおいしかったが、どうやらこれは日本からの支援米のようだ。

 対照的なのは豪華な共和国宮殿を模した「偉大なる金正日様食堂」。メニューはなんと、その日の金正日の夕食と同じもの。毎日北朝鮮からレシピが送られてくるという。値段は高く、本日の将軍様のお食事というメニューで1万円を超える。あまりの高さに記者は試さなかったが、食べた人の話によると、キャビアなどの珍味や、寿司などの和食が大量に振舞われたとか。

 そしていざ帰ろうとしたら、ゲート前に長蛇の列が。実はこのパーク、入場時ではなく退場時に料金を支払うのだが・・・。料金システムは2通りある。まずは安全確実に出れる「正規コース」。入場料は3800円だが、係員ごとに異なる額のワイロを要求してくるため、料金が非常に高額になることも。もう一方はなんとタダで出れる「脱北コース」。銃を持った人民軍兵士が警戒する中、彼らの目を盗み、中朝国境を再現したゲートから文字通り「脱北」する。

 記者はまだ命が惜しいので、正規コースを選択し長蛇の列に並んだが一向に進まない。どうやら先頭にいる関西からの女性団体客と、係員の間でワイロ交渉が紛糾しているようだ。退屈なので隣の「脱北コース」に目をやると、3人の若者が兵士の目を盗み通り抜けようとしていた。しかし1人が転倒、気づいた兵士たちは発砲し、1人は脱出したものの残りの2人は兵士らに連行されていった。

   退場する際、係員に「脱北に失敗したらどうなるのか」と聞いたところ、パーク内で無償労働をさせた後、帰すとの答え。しかし係員が「ここでは誰かが消えても不思議ではない」と意味深なことを口にした為、記者が「それはどういう意味だ」と追求したところ「それ以上言うと謝罪と賠償を要求するニダ」と言われたため追求を断念した。

このパークを訪れる時は皆さんも十分ご注意を

   

写真:(左)暇そうな警備員(人民軍兵士)(右)記念撮影の人気スポット、「金日成像」

- 09年2月27日0時45分更新

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