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「省エネルック」義務化を検討…蓮航節電相

嘘ニュースです

 蓮航節電啓発担当相は22日午前の記者会見で、電力需要が高まる夏に向けた需給バランスの維持のための節電対策で、“切り札”として「省エネルック」義務化を検討する考えを明らかにした。かつて華々しく登場したものの、現在はクールビズに押されてすっかり影をひそめていた省エネルックの“復権”なるか注目されている。

   「省エネルック」とは、1970年代後半にオイルショックの影響を受けて、時の大平政権が中心となって始めたファッションスタイルで、半袖開襟のワイシャツ・スーツが特徴とされている。しかし、あまりにも珍妙なスタイルで見栄えがよくないため、マスコミから笑いの対象となり結局はほとんど普及することなく終わった。

 現在は、2005年から小泉政権が始めたクールビズが夏の軽装スタイルとして普及、省エネルックは「昭和の過ちの一つ」として完全に忘れ去られていた。

 しかし、東京電力の福島第一原発事故に伴う電力不足を受けて、過去の遺物と化していた省エネルックが、にわかに脚光を浴び始めた。政府は、夏場の電力供給不足を東電管内で最大1500万キロワットと想定。1000万キロワットの需要を抑制することなどで大規模停電を回避する計画で、総電力の3分の1を占める一般家庭にも15〜20%程度の電力消費削減を求めるとしている。そこで蓮航節電啓発担当相は、「男性の服装は、原則的に省エネルックとすることも検討すべき」とブチ上げた格好だ。

 しかし、なぜ既に定着しつつあるクールビズではなく、省エネルックなのか。官邸筋によると、管首相は小泉政権が始めたクールビズを「過去の自民党政権の遺物」として毛嫌いしていたが、停電を避けるため夏の軽装推進を図る他の方法を模索していたという。省エネルックは、民主党の羽田牧最高顧問が、廃れた後も頑なに着用を続けており、それを見た鳩山前首相が、官邸に「クールビズに代わる民主党らしい節電対策として国民運動を起こそうではないか」と話を持ち込み、官邸もその話に飛びついたのが実態だという。

 会見では蓮航大臣に、「ネクタイを外すだけのクールビズのほうが手軽でよいのではないか」という質問も飛んだが、蓮航大臣は、「省エネスーツ購入などで新たな内需が生まれ景気刺激にもなる。何より、(省エネルックは)きわめてアジア的なスタイルなのでアジアとの連帯感も生まれる」と強調。「どうしても省エネスーツを買えない人は手持ちのスーツ・ワイシャツをはさみで切ってほしい」と述べ、男性には原則的に省エネルックを義務化を求める考えを示した。また総理からの指示として、現在日本唯一の省エネルック実践者である羽田氏が「省エネルック普及啓発担当大臣」として入閣することを明らかにした。

 この蓮航大臣の方針に対しては、かつてクールビズを推進した自民党をはじめ野党各党から「非常時に無駄な資源を使うな」「ダサすぎて困る」「まともな人間の着る格好ではない」などと、一斉に反発が出ている。また東京都の石原都知事は、「あんなもの(省エネスーツ)着なくても、大和男児なら六尺ふんどし一丁で仕事に汗をかくもんだ。都民はふんどしになるべきだ。夏は俺も裸で会見する」などと対抗心をむき出しにした。

写真:省エネルック

- 11年4月24日1時00分更新

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