一方的なコミュニケーション…転

時の運 track04  Track02で「一方的なコミュニケーション」について考えたが、さらに考える事があったので書いてみようと思う。Track02では本当に伝えたい事は相手にはっきり伝えるべきだ、というスタンスで述べていたが、足りない部分があった事に気付いた。

 まず、本当に伝えたい事は相手にはっきり伝えるべきだ、というのは良い。しかし、その伝える際の伝え方…物理的にではなく雰囲気とか目に見えないモノの問題だ。本当に伝えたい事を伝える時に、客観的見解を失わないよう努める事や伝えたい内容と同じくらい…いや、それ以上に大切なモノが雰囲気や物腰である。伝えたいと強く思い、直接しっかりと伝える事は大切だが、それに固執する余り相手の反応や反応の有無を見ないで述べ続けるのは、これもまた一方的なコミュニケーションと言えるだろう。

 02では、伝えたい事は直接的にはっきり相手に伝えるのがコミュニケーションだ、といった事しか語られていないし、恥ずかしい話ではあるが俺もその時はその点にしか着目できていなかったのだと思う。確かに伝える事自体は大切だが、相手の率直な見解や反論を得なければコミュニケーションにはならない。02の悪例と同様に伝える側の自己満足になる。何かすごく当然過ぎる事を書いていて恥ずかしい。話はズレたが、今回は自分に言い聞かせる意味もあって書いているのでその辺は見逃して欲しい。
話を戻して続けると、コミュニケーションはキャッチボールによく例えられる。まったくその通りで、キャッチボールというのは球を相手に投げて、投げ返してもらわねばキャッチボールとは呼べない。球を投げ返してもらえなければ、こちらに次に投げる球は無いし、球をたくさん持っていたとして、投げ続けても相手はキャッチするばかりになってしまう。コミュニケーションについても同様で、相手に返してもらって初めて相互理解が得られ、コミュニケーションとして成立するのである。

 それでは、今回の類の一方的なコミュニケーションに陥る場合とはどのような場合か。それはどちらかが元々コミュニケーションの速度の速い人物であった場合等である。話すペースが速すぎると捲くし立てているような雰囲気になり、それだけで相手にいらぬ敵意や不快感を感じさせてしまうし、反応する間を与えないのでコミュニケーションとして成立しない。また、相手が反応できる速度を有していても、不必要な敵意等を感じていると率直に返せなくなり、反応にやはり不必要な敵意等を含めてしまったりするので、悪循環で結果的に単なる罵り合いに発展する事にもなりかねない。そうなると「しっかり伝え合いたい」という本来の目的もボヤけてしまって「伝え合うコミュニケーション」としては無意味なモノになる。

 要するにここで述べている類のコミュニケーションは、はっきり伝えたい事を言って、はっきり返したい事を返されて初めてしっかり成立する。理想論かもしれないが、可能なら素晴らしい事であると俺は考える。

 ここからはあとがきです。俺は元々おしゃべりで、話す速度が普通でも速い方だと思うので、伝えたい事とか言いたい事があるとさらに速くなっちゃうんですよね。だから、あまり罵り合いにまではならないけど、俺だけが喋ってるだけの演説みたいになっちゃったりするんです。それで相手が何も言えないのを見て納得させたと勘違いしたりして、実は説き伏せてるだけ…。自覚はあるんですけどね、話してるとそれを見失いがちで、まだまだ精進が足りないなぁと思います(笑)。
そういうの巧く話せる人がいたら尊敬しちゃいますね。尊敬するし、俺もそんな風にできたらいいなぁって思うけど、やろうやろうって意識してる内はできないモノなんでしょうね(笑)。そんなこんなで今回は自分の事を交えつつ書いたんだけど、なんだか自分の事で書こうとするとイマイチまとまらなくて、無理矢理まとめたら中途半端になっちゃった。ごめんなさい。気が向いたら続きとか書きます。(気分屋


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