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 【タイトル】 CardWirth
 【ジャンル】 シナリオ追加型RPG

 カードワースは、テーブルトークRPGを起源とするRPG。
 ということは、当然、自由度が高い。
 自由度が高いゲームが大好きな人種にとって、カードワースを避けて通るなんて考えられない!
 というわけで、紹介しておきます。

 ゲームのタイトルに「カード」とある通りで、キャラクターもアイテムも宝箱もなにもかもがカードで表現されている。
 しかし、カードワースは一般にいうカードゲームの形式をとっているわけではない。
 マジック・ザ・ギャザリングや遊戯王といったトレーディングカードゲームのようにデッキを構築してプレイする、というのではない。
 ようは表現にカードが用いられているというだけで、カードだからどうだ、こうだ、ということはない。
 (表現が紙芝居っぽくなっているという程度)

 本作は、シナリオ追加型RPG。
 「シナリオの数だけ冒険がある!」
 というと聞こえはいいが、私個人はシナリオ追加型のゲームに抵抗がある。
 誰でもシナリオを作れる点はカードワースのよいところだが、そのためにシナリオが玉石混淆を極める、という事態もある。
 シナリオによっては、
 「世界観が崩壊してしまう」
 「ゲームバランスが崩壊してしまう」
 ことにつながり、遊ぶ側にとって著しいストレスとなる。
 しかし、だからといって、スルーするにはもったいない。それだけの魅力がこのゲームにはある。

 

 【本作の魅力】

 RPGとは、なんだろう。
 ロール・プレイング(役割を演じる)ゲームという名前が示す本質は、プレイヤーがフィクションの世界を堪能することを意味している。

 もしも「剣と魔法の世界」に生まれたなら?
 もしも「魔物」と闘うような人生だったら?
 といった願望を叶えてくれる。
 それがもともとの意味だったのだろう。

 しかし、現在、RPGといえばドラクエやFFのようなゲームの意味だ。登場人物には壮大なドラマ、壮大な人生があり、プレイヤーはこの登場人物を演じる。……というのは建前で、誰も「演じて」はいないだろう。登場人物のドラマを追跡しているだけで、演じてはいない。演じるには、登場人物はあまりに他人なのだ。
 たとえ、現実には装備することのない鎧や甲であっても、それを装備している人物を「自分の分身」と見なせなくては演じることはできない。
 カードワースでは基本のパーティを、すべて自作できる。名前はもちろんのこと、性格やグラフィックなどを自分の采配で決定できる。
 その反面、このゲームは登場人物のステータスの隠蔽が徹底的に行われている。「レベル」だけが表記される。レベルの概念はあるが、経験値の概念はなく、レベルにしても原則はレベル10が上限となっている。このことにより、新米のぺーぺーの冒険者(レベル1)と練達の冒険者(レベル10)の強さが地続きに感じられる。
 数値の隠蔽がもたらす効果は想像できるだろうか? FFの逆だと考えてもらえれば察してもらえると思う。FF]では、ダメージの値が9999を突破して、ものすごい桁まで到達する。そういう現象にしらけてしまうプレイヤーがいることは想像に難くないと思う。「ダメージ159万て、アホか」と苦笑してしまう。カードワースはその逆で、敵に与えるダメージも不明瞭であり、悪くいえばちゃちい。しかしよくいえば、ゲームを開始した直後の、マンネリとは無縁のあの興奮をいつまでも味わえるということになる。
 キャラクターのHPは六つのマス目を持つゲージで表現され、「だいたい二割くらいダメージを与えたっぽい」と、漠然とした量でHPを捉えることとなる。「次の一発であの敵を倒せるだろうか?」「次の一発でこっちは倒れるかもしれない」と考えるようになり、緊張感が増す。

 

 【本作の導入方法】

 説明していても、本作のよさを伝えられる自信がなくなってきたので、実際にプレイしてもらいたいと思う。

 @【ダウンロード 〜 パーティ編成】

 本作は、カードワースの制作者である「GROUP ASK」公認のファンサイトでダウンロードできる。
 とりあえず「CardWirthフルパック」をダウンロードしておけばよい。
 ダウンロードしたファイルを解凍すると【CardWirth】フォルダが得られる。このフォルダを開くと、【CardWirth(鎧を着込んだ騎士のアイコン)】と【CardWirthEditor(羽ペンと本のアイコン)】が見られる。ゲームをプレイするには前者、ゲームをエディット(作成・編集)するには後者をクリックする。

 ゲームを開く
 ↓
 スタート
 ↓
 新規
 (宿の登録)
 ↓
 決定

 と、迷わずクリック。
 これでゲームを始められる。
 →宿の名前で迷う人は時間の無駄だから『やどりぎ』にでもしておけばどうだろう。

「登録する」 …… キャラ作成
「宿帳を見る」 …… パーティ編成
「冒険の再開」
「アルバム」
「セーブ」
「宿を出る」

 と、選択肢がカードで表示される。
 とりあえず「登録する」によってキャラクターを作成する。
 →最初くらい自分の名前を入れてやれ。
 →sex(性別)をmale(男)かfemale(女)か選ぶ。
 →Age(年齢)をChild(子供)、Young(青年)、Adult(大人)、Old(老人)から選ぶ。
 →グラフィックを選ぶ。
 →続けて、「素質」「特性」を決める。
 登録完了。
 (同様にキャラクターを作成できる。パーティは六人編成なので、とりあえず六名用意してみては?)

 次は「宿帳を見る」を選ぶ。登録(作成)したキャラクターが掲載されている。初期の所持金はランダムで決まる。キャラクター作成時に金持ちらしい「特性」を選んでおくと高くなる傾向があるが、そういう打算はあまり考えない方がよきプレイヤーになれる。
 パーティに加えたいキャラクターを表示させ、「編入」をクリックするとパーティに加わる。
 はじめてのパーティ編成が完了すると、自動的に「冒険の再開」が選択される。

 選択肢が増える。

「登録する」
「宿帳を見る」
「カード購入」 …… プレイヤーが宿へカードを売るコマンド。その逆ではない。
「貼紙を見る」 …… シナリオを開始する(ゲームを始める)コマンド。
「荷物袋」 …… アイテム。
「セーブ」
「仲間を外す」
「冒険の中断」

 A【シナリオ ―― リューン】

 現時点での状況がどのようなものであるか、まずは把握してもらいたい。
 六名一組のパーティを形成したのであれば、六人の新米の冒険者達が、彼らの根城としている宿の一階の酒場でテーブルを囲ってだべっている。そんなところだろう。
 パーティは一蓮托生なのだから、所持金も全員の合計額となっている。
 六名の新米冒険者は、これから何をするだろう?

 普通のRPGならなにをする?
 とりあえず近くのダンジョンに入ってレベル上げとか、近くの街で武器やアイテムの調達を行うだろう。
 そのような近くの「ダンジョン」や最寄りの「街」「武器屋」「道具屋」といったものは、すべて『シナリオ』として用意されている。
 シナリオは「貼紙を見る」コマンドにより閲覧できる。
 まだ新規のシナリオを導入していないので、はじめから備わっているシナリオのみが表示される。
 貼紙は、宿に滞在している冒険者に向けられた依頼であり、冒険者はこれを見て、気の向くままに依頼を引き受けるわけだ。

 はじめから選べるのはこの二つ。
 「交易都市リューン」
 「ゴブリンの洞窟」
 他にもサンプルダンジョンを選択できるが、これのことは、ここではふれないこととする。

 とりあえず、シナリオの概念を把握し、操作方法に慣れるため、「交易都市リューン」のシナリオを選択して欲しい。このシナリオはリューンという街へ出かけるだけのシナリオであり、誰と闘うこともないし、果たさねばならない目的があるわけでもない。単に街へ出かけて店をぶらつくだけのつもりでいればいい。

 「貼紙を見る」
 ↓
 「group Ask」の貼り紙を「見る」
 ↓
 「交易都市リューン」の貼り紙が表示されているところで「決定」
 (ここでウインドウ下部にある矢印をクリックすれば順繰りに他の貼紙が見れる)

 遅れながら、操作説明。
 本作はマウスのみのシンプルな操作となっている。
 カードの上にマウスカーソルを合わせ、
 ――左クリックで決定。
 ――右クリックでヘルプ。

 あとは適当に。
 もう、直感的に分かるものと思う。
 あらゆるものがカードで表現されているということも、理解されていることだろう。

 「宿に帰る」を選ぶと、たいていの場合は「シナリオを終了する」ことを意味する。
 「交易都市リューン」は何度でも選べるシナリオなので、ためらいなく宿に戻ってよし。
 なお、シナリオを強制的に脱する場合は「F9」キーを押す。間違えて違うシナリオを選んでしまったというときなどにプッシュ。このシナリオは駄作のにおいがぷんぷんするぜーッ、もうやめだ、と思ったときもプッシュ。
(なお、宿に戻ることでパーティは回復する。たまに宿で自爆系アイテムを使用して体力を減らしてしまうような事態もあるだろうが、そういうときは「交易都市リューン」へすっとんでいって、宿にすぐ戻ってくれば全快している)

 B【戦闘に関して】

 では、ゴブリン退治に出かけてみることにする。

 「貼紙を見る」
 ↓
 「group Ask」の貼り紙を「見る」
 ↓
 「交易都市リューン」の貼り紙が表示されているところで、
 ウインドウ下部にある矢印をクリックすれば他の貼紙に移る。
 ↓
 「ゴブリンの洞窟」の貼り紙が表示されているところで「決定」

 ゴブリンを退治して欲しいという依頼を受け、シナリオが始まる。
 このシナリオは初心者向けであるし、はじめから搭載されているだけあって、プレイヤーがはじめて選ぶストーリーあるシナリオとなる。内容は短く、単純。しかし、実のところ、カードワースというゲームのありとあらゆるエッセンスが詰まっている秀作となっている。
 だが……、今日日的な感覚では、「え、たったこれだけ?」といった感が拭えないだろう……。

 難しくもなんともないので、とりあえず、プレイしてもらいたい。
 ネタバレを防ぐため、内容にはこれ以上触れないで、戦闘方法だけ簡単に説明する。

 戦闘が始まると、キャラクターの行動を選択するフェイズとなる。
 味方キャラクターにカーソルを合わせると、顔グラフィックの上になにやら別のカードが表示される。それが、自動的に選択されたキャラクターの行動となっている。
 「いや、この行動はちょっと……」と思ったなら、キャラクターをクリックすれば、行動の選択肢が一覧できる。
 この行動はすべてカードとして配布される。中にはだぶったカードが出てくる。

 このようにカードワースの戦闘では、配布されたカードを選んでターン内の行動を決定する。
 「攻撃」や「防御」「渾身の一撃」「見切り」などといった基本のカードが配布されるが、どのカードが出やすいかはキャラクターの性格による。勇猛果敢な性格であれば攻撃的なカードが多く得られるというわけだ(キャラクター作成時の性格はこういうところでもろに出てくる)。
 また、選ばれなかったカードはそのまま次のターンの選択肢として登場する。新しく加わるカードは一枚のみ。
 ということは、「あと一撃で敵を倒せる」という場面で、攻撃カードが一枚も手元にない、という状況が発生することもある。そういうわけで、盲目的に攻撃していればよいというわけでもない。

 キャラクターの行動を決定したなら、「戦闘開始」を選べば、味方キャラ、敵キャラがそれぞれ行動を始める。

 カードワースに経験値の概念はない、と既に述べたと思う。
 しかしレベルの概念はある。レベルアップは何を基準に行われるのか?
 それはシナリオをクリアした数で決まる。「交易都市リューン」のように何度も選べて、なおかつストーリーがないようなシナリオは、この経験値に代わるポイントを与えてくれたりはしない。たいてい、ストーリーあるシナリオが、攻略に際しポイントを与えてくれる。
 このポイントは宿に戻ったときに与えられ、「称号」の形式をとっている。
 宿に戻ったとき、というのがポイントだ。
 シナリオの途中で、レベルアップはないのだということ。雑魚キャラを倒しても経験値は入らない。ゆえに、「闘うことが正義」とは限らない。むしろ消耗を促すだけの失策であるかもしれない。

 ところで。
 荷物袋は、アイテムを詰め込んでいる袋だ。
 しかし、戦闘中、袋の中からアイテムを取り出すことはできない。
 「あれでもない、これでもない」と、パニック時のドラえもん状態になるからだ。
 使えるアイテムは戦闘が始まる前に予め冒険者個人で所有しているアイテムのみだ。
 しかし、この冒険者個人が所有するアイテムは、戦闘時に配布されるカードに必ず登場する。配布されるカードの数はレベルによって決定されるので、つまり上限があるので、アイテムを持ちすぎると攻撃や防御の選択肢が減ってしまう。
 となると、回復アイテムを大量に持っておくわけにもいかず、回復手段が限られ、戦闘は非常にシビアとなる。

 C【シナリオの導入】

 シナリオは玉石混淆といったが、カードワース製作の本家である「group Ask」のシナリオを選んでおけば間違いはないし、私がいう「玉(よいシナリオ)」がどのようなものか分かる。

 ダウンロードしたファイルを解凍すると、シナリオのフォルダが得られる。
 このフォルダを、【CardWirth】フォルダの中にある【Scenario】フォルダに入れる。
 (group Ask製作のシナリオなので【Scenario】フォルダの中にある【Ask】フォルダの中に入れるのが、もっともおさまりがよい)
 そうすると、ゲームを起動したときに「貼紙を見る」コマンドで新たなシナリオが選べるようになっている。

 

 

 以下の項目は、作る気力と時間が失われたので、割愛します……。
 D【簡単に手を加える】
  顔グラの自作とか。
 E【戦闘の詳細】
  基本のカードの種類とか。技能カードとか。
 F【シナリオの製作】
  さわりだけでも……。

 気が向いたら、作ります。
 (このページを見る人が、たくさんいれば)


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