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・はじめに ・2004年 ・羅生門 女たちのまぼろし ・2006年 ・夏ノ夜ノ夢 ・ネムレナイト ・MAMA LOVES mamboW ・2007年 ・昭和歌謡シアター『新宿の女』 ・楊貴妃の漢方薬 ・ちがいますシスターズ ・コースター ・2008年 ・志士たち ・THE☆どツボッ!! ・猫目倶楽部(ゲスト出演) ・レモンスター ・2009年 ・ミコトマネキン ・エブリリトルシング'09 ・ロマンチックにヨロシク ・2010年 ・桃色書店へようこそ(ゲスト出演) ・マーダーファクトリー ・眠れぬ夜の1×8レクイエム ・映像化された舞台 |
MAMA LOVES mamboW・2006年8月18日〜30日東京都 ル・テアトル銀座 ・2006年9月2日・3日 大阪府 大阪厚生年金会館芸術ホール ・他 福岡・広島・名古屋で公演 全23公演 モーニング娘。卒業後の舞台出演第4作目。 黒木瞳さんの娘「りえ」役で出演。 ミュージカル・コメディということで、 歌あり踊りありハワイアンありミニスカートでのカーリングありと、 とても楽しい舞台でしたが、それだけでなく、 私にとってこの舞台は、非常に重要なものとなりました。 それは、「ネムレナイト」の「宝子」で形造られた、保田さんのベースとなる役が、 この舞台で一応確立されたと思われるからです。 「ベースとなる役」というのは、 ・あまり難しい役作りをせず、自然に演じられる役。等身大の役。 ・その範囲でならどんな球でも取ることができる確実な守備範囲である役。 ・今後、様々な役を演じていくための足掛かりとなり、 また、それらの役の方向性や距離を測る基準点となる役。 といったような意味で考えています。 「宝子」も「りえ」も、独立した別々の女性であるわけですが、 基本的には、どちらも明るく元気で前向きな女性であり、 私にとっては、とても保田さんらしい役と思えるのです。 勿論、実際の保田さんが明るく元気で前向きなのかどうかはわかりませんが、 私の中で無意識のうちに勝手に出来上がっている保田さん像と、 この二人の役柄とが、重なって見える部分が大きいのです。 前回の「ネムレナイト」に引き続き、 今回の保田さんの演技も、大きな破綻もなく、かなり安定していたと思います。 「りえ」は「今年大学生になった」という設定なので、 「宝子」よりは年下の設定だと思うのですが、 「宝子」の時に見られたような落ち着いた大人っぽさの替わりに、 溌剌とした若さが表現されており、 保田さんの守備範囲でしっかりした演技をしていたと思います。 特に印象的だったのは、比較的早口でのセリフ回しです。 保田さんの場合、セリフ回しに、「強調のしすぎ」や「強調点のズレ」という弱点があったので、 最初はハラハラしながら観ていたのですが、 過不足の無い感情を載せた適度な速さのセリフ回しになっていて驚きました。 かなり稽古をしたのか、最初から出来ていたのかはわかりませんが、 今までに見られなかった新しい演技が、とても記憶に残ったのを覚えています。 ただ、私が観た時の公演で気になったのは、 保田さんが演じた「りえ」という女の子は、 とても積極的な性格の女の子なのですが、 劇の前半では、その積極的な部分がかなり強調されたセリフ回しになっており、 どちらかというと、少し我侭できつい性格であるような感じだったのですが、 劇の後半では、セリフにその強調が無くなっていた為に、 前半よりも大人しい感じになっており、 全体を通して見た時に、「りえ」の性格に不一致が見られたような印象を受けました。 (後にCSで放送されたものには、そういう不一致は見られませんでしたが。) 保田さんの歌やダンスもあり、 私の中で保田さんの代表作を一つだけ選ぶとしたら、 今の時点では、この舞台になるのではないかと思います。 (2009.1.28) |