女優としての保田圭


・はじめに

・2004年
 ・羅生門 女たちのまぼろし
・2006年
 ・夏ノ夜ノ夢
 ・ネムレナイト
 ・MAMA LOVES mamboW
・2007年
 ・昭和歌謡シアター『新宿の女』
 ・楊貴妃の漢方薬
 ・ちがいますシスターズ
 ・コースター
・2008年
 ・志士たち
 ・THE☆どツボッ!!
 ・猫目倶楽部(ゲスト出演)
 ・レモンスター
・2009年
 ・ミコトマネキン
 ・エブリリトルシング'09
 ・ロマンチックにヨロシク
・2010年
 ・桃色書店へようこそ(ゲスト出演)
 ・マーダーファクトリー
 ・眠れぬ夜の1×8レクイエム

・映像化された舞台

夏ノ夜ノ夢

・2006年3月5日〜14日
 東京都 日生劇場
・2006年3月18日〜26日
 大阪府 大阪松竹座
全30公演

モーニング娘。卒業後の舞台出演第2作目。
1作目に続き、またしても「何でこんなシェイクスピアの舞台に?」。
そして、保田さんの演技の駄目な所が全て(おそらく)出たと思われる作品。

この役はとても難しかったと思います。
シェイクスピア作品。
(私はこの舞台のおかげで、初めてシェイクスピアの作品を本で読みました。)
短時間ですが、一人芝居の場面。
他の役者さんとのセリフ及び身体での絡み等など。
しかし、それらを差っ引いても、この時の保田さんの演技は駄目な所が多かったと思います。
保田さんならもう少し出来る筈なのに・・・と、歯痒い思いをしながら観ていました。

保田さんの演技で私が気になった点は3つ。
1.声が上ずる。
 緊張なのか、力みなのか、それ以外の理由なのかわかりませんが、
 声のトーンが不自然に高くなっていることがあるように思います。
 コンサートのMCや、ラジオ番組等でも、何故か高いトーンになることがありますが、
 あれと関係があるのか無いのか、よくわかりません。
2.セリフの強調をしすぎる。
 強調すべき部分のあるセリフではあるのですが、その強調をしすぎるあまり、
 駆け出しの役者さんがやるようなセリフ回しになってしまうことがあるように思います。
3.セリフの強調点がずれる。
 セリフで、本来そこは強調しないだろうという部分に何故か力が入ってしまい、
 不自然なセリフ回しになることがあるように思います。
 これは、強調していると言うよりは、セリフがつっかかりかけて、
 それを無理して後を接ごうとすることによるものではないかとも思うのですが。

これらの欠点のうち、1と3に関しては、今ではほとんど無くなったと思いますが、
2に関しては、今でも時々保田さんの演技に見受けられる点だと思います。
「夏ノ夜ノ夢」は映像化されていない為、他の舞台からになりますが、
幾つか例を挙げると、(リンクをクリックすると、mp3ファイルで再生されます。)

1.「羅生門 女たちのまぼろし」
・「黙って病院を抜け出したりしないでくれよ。」
の「しないで」の部分。

2.「ネムレナイト」
・「怖いのは、あなたと迷子になることだけです。」
の「だけ」の部分。

3.「コースター」
・「番号が違ってたのか違うところにかかっちゃって。」
これは、上記の2つほどはハッキリとしていないのですが、
「違う」の部分。

それぞれ強調すべき点ではあるのですが、
その強調がやはり過剰なように感じられるのです。
「コースター」ではかなり改善されているとは思うのですが、
一工夫欲しい点ではないかと思います。
(2009.1.28)