人間機械と失業 第三次産業革命からみた社会・経済論
     東欧・ソ連の体制崩壊の原因

 東欧・ソ連などの社会主義崩壊の原因は、“不運”。

 東欧・ソ連などの社会主義体制崩壊の原因を、社会主義システムや社会経済システム、官僚機構の権力システム、などの弊害よるものと、右から左まで、似たり寄ったりのことを、まことしやかに論じられている。

 そもそも、ソ連などの社会主義は、国民の生活向上を目的として考え出されたもので、実際に、1917〜1960年ごろまでは、アメリカ・西欧諸国と比べて、国民生活にはあまり差は無かった。
 ところが西側では、60年代の終わりごろからトランジスタの発明による産業革命が起こった。アメリカ・日本・西欧の経済発展はめざましく、次々と生活必需品の普及度100%を実現した。

 東欧・ソ連は、この産業革命に遅れをとり、東西二つの体制による 「生活必需品の普及度100%」 競争に負けたのである。たまたま、世紀の発明がアメリカで成されたことは、運が悪かった。と考える。(トランジスタ・集積回路の技術史・久保脩冶・著)
 つまり、東欧・ソ連の社会主義体制の崩壊の原因は “不運” によるものである。しかし、東欧・ソ連の人々は、“社会主義ノー” の判断を下した。そして世界は、「生活必需品の普及度100%」 を達成した後、社会をどのように発展させていくのか、明確な理念はなく、混沌としている。

 蛇足ながら、
 軍事の面でも、アメリカは今、最強の軍事力を誇示しているが、そのバランスも相手国の大発明によって、崩れる時が来るかも知れない。人類の歴史は、その歴史でもある。

 21世紀の社会主義的政策は、計画経済 (企業の公有化や国有化) ではなく、国民誰もが働ける労働制度の確立であろう。



 大根14本とヤカン1個との交換  不思議に思いませんか?

 私は、会社を定年退職してから、よく、大型のショッピングセンターへ買い物に行くようになりました。食料品を買うついでに、最近買ったのは、3.7g笛吹き薬缶 (ヤカン) 1,400円です。そこで、ふと感じたのが、品物の割には安いことです。その時買った大根と比べてみましたが、大根14本に対してヤカン1個と掛け合う勘定になりました。
 ヤカンはステンレス製ですから、原材料にも沢山の労力が掛かっているし、又、製造にも相当の設備を要している筈です。一方、大根は、畑さえあれば簡単に栽培できます。どうみても、大根よりもヤカンの方が値打ちがある筈です。

 両者の値打ちは同じなのか、それとも違うのか?

 14本の大根とヤカン1個、価格は同じでも両者の値打ちは違うのです。
 例えれば、つまり、大根は、1400円の元手で、2千ポイントの大根を作り出し、その内の1400ポイントを販売価格として回収した訳です。ヤカンは、1400円の元手で、10万ポイントのヤカンを作り出し、その内の1400ポイントを販売価格として回収した訳です。

 この場合、大根の、[2千−千4百] の6百ポイント、又は、ヤカンの [10万−千4百] の9万8千6百ポイントは、貨幣と交換されない剰余価値です。私は、これを 「現物」 と名づけました。このヤカンの 「現物」 は貨幣にすると9万8千5百円の値打ちがあることになります。

 「現物」 は全ての商品に大なり小なり商品に付いていて、買い手側の利益になります。
 トランジスタの発明による第三次産業革命は、この 「現物」 の相乗作用によって、より巨大な 「現物」 を造り、それによって、生活必需品の普及度をほぼ100パーセントにしました。


“IT社会” 発展のために、7時間労働制・労働制度の改革と減価償却資産・耐用年数30%伸長 の実現を。

『人間機械と失業』

小学生・高学年から一般まで読める本




 ジオログ


世界の失業者数 (millions) ILO発表
Year 1993 1998 2003 2008 2013
Total 140.5 170.4 185.9 190.2 215
Youth, total 69.5 79.3 88.2
 社会・経済を第三次産業革命の観点から見るコンテンツ
1 グローバル化
2 トランジスタと産業革命
2-1 産業革命とは何か
3 アルゼンチンとアメリカ
4 朝鮮半島
4-1 東欧・ソ連の体制崩壊の原因
5 戦争のイベント
5-1 アメリカ・FRBによる錬金術
9 新・経済学理論
9-1 二つの労働人口
9-2 「商品の価値」とその値段
 9-3 インフレターゲットの必要性
9-4 「時短」・原資は 「耐用年数」 伸長で
9-5 ヒステリシス現象の正体
9-6 生活必需品の普及度100%
9-7 もう一つの “GDP”
9-8 性能価値論
14 香具師の手法
15 失業問題と少子高齢化
16 出版のきっかけ
17 ストレスと脳
18 1930年代の不景気
7時間労働制は何故必要か
6 失業者のサポート
7 慈善事業
8 貧困の鏡
10 ワークセェアリングの限界
11 企業会計制度の盲点
12 外形標準課税
19 企業財務のゆがみ
20 主計局と耐用年数算定
21 縮小する社会
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