人間機械と失業 第三次産業革命からみた社会・経済論
    経済学に於いて機械を労働人口とみなす考え方
     『人間機械労働人口・論』

 失業のヒステリシス現象
 本来、機械は人間と関わりながら、生物の繁殖に似た増殖をするが、総労働力人口の増大は、1960年代までは等差級数的な増加傾向で推移した。
 しかし、1970年代以降は、トランジスタの発明による産業革命によって、この増殖が顕著になったため、ねずみ算的な増加傾向となつている。と、著書・『人間機械と失業』 で指摘。この、等比級数的な総労働力人口の増大が、失業のヒステリシス現象や、失業率のグラフを波打たせながら上昇させる 「構造的失業」 の原因となっている。(下図参照)


恐慌的失業構造的失業の概念図

 労働人口・労働力人口とは何か

 『人間機械労働人口・論』 による電力送電モデル

 労働人口によって労働力はつくられます。労働人口の単位は “人”、労働力人口の単位は “労働力” となります。本論では、労働人口 (人)、労働力人口 (人口)、としました。
 身近なものでは、電線と電力の関係に例えることが出来ます。つまり、電線の一本一本が労働人口であり、そして、その太さが労働力人口と云うことになります。そして、それによる電力が生産高です。
 では、人間機械の労働人口、労働力人口とは何か。
 それは、そこを流れる電圧に例えることができます。つまり、同じ電線で、電圧を2倍にすると電力を2倍送れるからです (電流×電圧=電力)。
 人間機械の労働力増加とは、科学の進歩によって、この電圧が3倍・4倍・・・と上がることを意味します。従って、生産高を増やす必要がなければ、電線の数を減らすとか細くするとか、できるのです。

 どんなに失業問題が深刻化しても、企業のリストラは、企業に責任を持つので、電線 (労働人口) を減らすことを選びます。(一部の企業だけの時短実施は、その企業が不利になるため)
 従って、地域・社会全体としては、労働制度を改正して、ひとり一人の労働力を細くする方を選らび、失業者を出さないようにしなければなりません。
 その細くする道が労働時間短縮の、『1日7時間労働・週35時間』 とする労働制度改正です。

 
経済恐慌は何故起こらないのか?

 木炭自動車モデル
 戦前戦後の一時期、木炭自動車が走っていました。エンジンの馬力が小さいため坂道を登るときは後から押してやったり、荷物を減らしてやったりしていました。制御不能の事態が起きるのです。経済に例えれば、これが経済恐慌です。【無限需要と限界供給

 今日の経済は、トランジスタの発明による産業革命によって、生活必需品の普及度100%という、エンジンの馬力は飛躍的に大きくなり、どんな坂道でも制御できるものとなっています。経済恐慌が起きない理由はここにあると考えます。【限界需要と無限供給

 【生活必需品の普及度100%】 人類の栄枯盛衰に於いて、生活必需品の普及度100%と言う時代は今日以外にない。このファクターは経済学にとってインパクトがある。そして、それによって、従来の経済学原理の誤りを是正できる。




“IT社会” 発展のために、7時間労働制・労働制度の改革と減価償却資産・耐用年数30%伸長 の実現を。

『人間機械と失業』

小学生・高学年から一般まで読める本




 ジオログ


世界の失業者数 (millions) ILO発表
Year 1993 1998 2003 2008 2013
Total 140.5 170.4 185.9 190.2 215
Youth, total 69.5 79.3 88.2
 社会・経済を第三次産業革命の観点から見るコンテンツ
1 グローバル化
2 トランジスタと産業革命
2-1 産業革命とは何か
3 アルゼンチンとアメリカ
4 朝鮮半島
4-1 東欧・ソ連の体制崩壊の原因
5 戦争のイベント
5-1 アメリカ・FRBによる錬金術
9 新・経済学理論
9-1 二つの労働人口
9-2 「商品の価値」とその値段
 9-3 インフレターゲットの必要性
9-4 「時短」・原資は 「耐用年数」 伸長で
9-5 ヒステリシス現象の正体
9-6 生活必需品の普及度100%
9-7 もう一つの “GDP”
9-8 性能価値論
14 香具師の手法
15 失業問題と少子高齢化
16 出版のきっかけ
17 ストレスと脳
18 1930年代の不景気
7時間労働制は何故必要か
6 失業者のサポート
7 慈善事業
8 貧困の鏡
10 ワークセェアリングの限界
11 企業会計制度の盲点
12 外形標準課税
19 企業財務のゆがみ
20 主計局と耐用年数算定
21 縮小する社会
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