人間機械と失業 第三次産業革命からみた社会・経済論
アラジンの魔法のランプ
朝鮮半島・もうひとつの 原爆・核兵器」
いま、朝鮮半島では、韓国が、「半導体社会」 が発達して、第三次産業革命が発展している。一方、北朝鮮は、相当遅れている。その原因は、「半導体」 の遅れにある。
東西冷戦のさなか、アメリカのベル研究所でトランジスタは産声を上げた。当時のトランジスタは、実用化にはほど遠いもので、世界的にあまり評価されなかった。しかし、その後のトランジスタはめざましい発展を遂げ
(トランジスタ・集積回路の技術史・久保脩冶・著) ついに 「アラジンの魔法のランプ」 となったのである。西側は、この、「アラジンの魔法のランプ」 を決して東側に見せなかった。(ココム規制 ; 〔COCOM〕・ Coordinating Committee for Export to Communist Area ー 対共産圏輸出調整委員会)
この遅れが北朝鮮にはある。しかし、10年後には、「半導体社会」 になる筈である。何故なら、いくつかの国と国交があること、2,250万人の文字をもった国民がいることである。今後、第三次産業革命の進み具合がどうなるかは未知数だが、戦争などがない限り、国民の生活が豊かになることは間違いない。
一方の、韓国にみられるように、「半導体」 による第三次産業革命は、世界的な広がりをみせている。その先進国では 「人間機械」 による人間の駆逐・失業者の増大が進行している。どこまでが高止まりかはわからないが、アルゼンチンでは20パーセントの失業率となっている。労働制度を変えない限り、高い失業率と、それに比例する犯罪や自殺、経済の実質的な低下など、社会は深刻なダメージを受けるだろう。
「人間機械」 による人間の駆逐は、グローバル化の中で、遅れた国の貧困もつくりだしている。そういった意味では、「半導体」 は、原爆・核兵器と肩を並べるところまできていると云える。しかし、このことは北朝鮮や中国など、社会主義・共産主義を標榜する国にも、いずれ問われる課題である。と同時に、この第三次産業革命の高い生産力を、軍事や、覇権に使うのではなく、社会主義本来の理念である、医療の無料化や教育の無料化、老後の生活の保障などへ、結びつけることが出来るかどうかも、問われるだろう。
戦争する目的が無い時代 なのに戦争とは ? 20世紀初頭から始まった第一次・二次の世界大戦は、資源と労働力の略奪が戦争の目的であった。しかし、現下の第三次産業革命の社会は、略奪の時代ではないし、又、その必要もない。それは、生活必需品の普及度・100%という、絶対的な幸福の時代だからである。従って、今日、戦争の目的はお互い無い。 そういう時代に、イラクとか北朝鮮が戦争を仕掛けてくるようなことを発言して、「戦争のイベント」 に国民の関心を集めるやりかたは、深刻な失業問題を国民の目から遠ざける、香具師の手法である。実に非情だ。 現在 (2003年) 世界の失業者は、1億8,590万人である。この数字は、日本とイギリスの総人口に匹敵する。
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『人間機械と失業』![]() 小学生・高学年から一般まで読める本 |
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ジオログ |
世界の失業者数 (millions) ILO発表
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9 新・経済学理論
9-5 ヒステリシス現象の正体 9-6 生活必需品の普及度100% 9-7 もう一つの “GDP” 9-8 性能価値論 |
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