人間機械と失業 第三次産業革命からみた社会・経済論
   『労働価値説・性能価値論』 もう一つの “GDP” 

 国内総生産(こくないそうせいさん、GDP : Gross Domestic Product)とは、一定期間内に国内で産み出された付加価値の総額。各生産段階で付加された付加価値の合計は、最終生産財の価格に等しい。(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)

性能(efficiency) GDP
『性能(efficiency) GDP』とは、最終生産財の価値を相対的に算出する方法である。つまり、基準年の最終生産財・性能の合計値を “A” とする。
 各暦年・準年の最終生産財・性能を “AT”。
 基準年の終生産財・価格を “M”。
 各暦年・準年の最終生産財・価格を “MT”。
  ※貨幣価値の変動によって価格は変化するが、性能価値は変動しない【下図参照】


 @ 【現行のGDPの算出方法】: 最終生産財の価格の総合計だとする。原価(人件費+原料・光熱費、減価償却費等)と利潤を、貨幣の合計によって算出する。

 A 【『性能(efficiency) GDP』】: 価格による計算ではなく、最終生産財の比較よる相対的な値を算出する。

 最近のGDP計算は、「性能」 を加味した計算も模索されてはいるものの、それを無理やり “貨幣” に置き換えた方法をとっているようだ。

 政府の、今までのGDP成長率から計算すると、物資の増加は次のようになる。

  ー1951年〜1975年ー
  この、25年間のGDPの平均は約7%、で、物資は5.4倍に増えた事になる。

  −1976年〜1990年ー
  この、15年間のGDPの平均は約4%、で、物資は1.8倍に増えた事になる。

  −1991年〜2007年ー
  この、7年間のGDPの平均は約1%、で、物資は1.07倍に増えた事になる。

 5.4×1.8×1.07=10.4倍

 つまり、1950年の年間の物資・生産高を“1”とすると2007年のそれは、10.4倍しか増えていない。

 もし、2007年に生産された物資を、遡って1951年に生産するとしたら、当時の経済力の10.4倍で物資を生み出す事が出来るだろうか?


 性能のひとつに 『耐用年数』 と 『エコ』 がある。

 “耐用年数”
 冷蔵庫や洗濯機などの家電も、年々、その寿命は伸びるこそすれ短くなる事はない。
 自動車や住宅も然りで、船舶や電力設備なども伸びている。

 耐用年数が10%伸びた品目は、価格は同じでも性能は10%アップした訳なので、性能向上分を考慮すれば価格は1.1倍になる。

 パソコンなどの性能を考慮したGDPデフレーターの算出は成されているようだが、『耐用年数』 を考慮した計算は成されていない。

 “エコ ecology”
 光熱費などを節約する “エコ” 製品が増加してるが、これも、節約した分はGDPに加算すべきだ。

 第三次産業革命 (人間機械) の経済成長と労働制度





“IT社会” 発展のために、7時間労働制・労働制度の改革と減価償却資産・耐用年数30%伸長 の実現を。
『人間機械と失業』

小学生・高学年から一般まで読める本




 ジオログ


世界の失業者数 (millions) ILO発表
Year 1993 1998 2003 2008 2013
Total 140.5 170.4 185.9 190.2 215
Youth, total 69.5 79.3 88.2
 
社会・経済を第三次産業革命の観点から見るコンテンツ
1 グローバル化
2 トランジスタと産業革命
2-1 産業革命とは何か
3 アルゼンチンとアメリカ
4 朝鮮半島
4-1 東欧・ソ連の体制崩壊の原因
5 戦争のイベント
5-1 アメリカ・FRBによる錬金術
9 新・経済学理論
9-1 二つの労働人口
9-2 「商品の価値」とその値段
 9-3 インフレターゲットの必要性
9-4 「時短」・原資は 「耐用年数」 伸長で
9-5 ヒステリシス現象の正体
9-6 生活必需品の普及度100%
9-7 もう一つの “GDP”
9-8 性能価値論
9-9 集音器 (補聴器)
14 香具師の手法
15 失業問題と少子高齢化
16 出版のきっかけ
17 ストレスと脳
18 1930年代の不景気
7時間労働制は何故必要か
6 失業者のサポート
7 慈善事業
8 貧困の鏡
10 ワークセェアリングの限界
11 企業会計制度の盲点
12 外形標準課税
19 企業財務のゆがみ
20 主計局と耐用年数算定
21 縮小する社会
since 2002/01/02     
アクセス数の推移