人間機械と失業 第三次産業革命からみた社会・経済論
    『豊かな最大多数市民社会』 の概念

 ある経済学者の発言にもあるように、今日の市民生活は、昔の “殿様” 以上の豊かな生活である。70年代までは “豊かでない層” が 「最大多数市民」 であったが、80年代以降は “豊かな層” が 「最大多数市民」 となっている。( 下図・グラフ参照 )
 つまり、60年代までと、80年代以降では社会の生産力は、天と地ほどの差が開いた。こういう中での社会の更なる発展は、労働時間短縮・労働制度の改革と、同時に、減価償却資産・耐用年数の伸長を行い、失業問題を解決し、貧困を無くすことである。つまり、グラフを見れば分かるように、貧困層を無くせば、圧倒的多数が “豊かな層” になるからである (昔は、この貧困層を無くしても、“豊かでない層” が 「最大多数」 で存在したことを思い起こしていただきたい)。絶対的貧困層の増大した社会の光景とは、ペットの動物が街に溢れ、ペットに手を焼く人々の苦悩している姿に似たものとなるだろう。

 21世紀の社会主義的政策は、計画経済 (企業の公有化や国有化) ではなく、国民誰もが働ける労働制度の確立である。

国民階層の概念
       
      豊かな最大多数市民 
(豊かでない人)
 失業者数    
貧困層 (絶対的貧困)
 1980年〜
約    1億人 ( 人口の80 %) (約 2,300万人)
  114万人  2 %(250万人)?
 1990年〜
約 1億1,300万人 ( 人口の90 %) (約  900万人)
  134万人  3 %(400万人)?
 2000年〜  
約 1億  700万人 ( 人口の85 %) (約 1,300万人)
   318万人  5 %(630万人)?
 2010年〜
約   7,600万人 ( 人口の60 %) (約 1,900万人)
 1,700万人 ?  25%(3,100万人) ?

  
条件;
  8時間労働制
  現行の減価償却資産・耐用年数
  平和
 貧困の鏡・少年犯罪
凶悪犯で検挙された少年は、人口比では1960年をピーク (0.7) に減少傾向だったが、1991年 (0.1) から上昇に転じ、ここ数年は大きな上昇はみられないものの、高い水準を維持している (上記グラフ参照)。
 圧倒的多数の豊かな人々と、失業などによる貧困の人々がいる。大人たちは、この光景を学校や家庭で、少年たちに見せている。それは、多感な子供たちに、自分はどちらの境遇になるのかを考えさせ、脳へのストレスとなるだろう。子供たちには、本能的に失業の怖さを感じ取る能力がある。又、「ひきこもり」 は失業社会の副産物とも言われている。
 その、“失業” を無くすために大人はがんばる必要がある。教育論の説教だけでは子供は育たない。

 【参考資料】 凶悪犯で検挙された少年の人口比の推移 (1949−2000)
  (景山任佐・続発する「普通の子」の凶悪犯罪ー子供の心に何が起きているのか)
 

“IT社会” 発展のために、7時間労働制・労働制度の改革と減価償却資産・耐用年数30%伸長 の実現を。

『人間機械と失業』

小学生・高学年から一般まで読める本




 ジオログ


世界の失業者数 (millions) ILO発表
Year 1993 1998 2003 2008 2013
Total 140.5 170.4 185.9 190.2
Youth, total 69.5 79.3 88.2
 
社会・経済を第三次産業革命の観点から見るコンテンツ
1 グローバル化
2 トランジスタと産業革命
2-1 産業革命とは何か
3 アルゼンチンとアメリカ
4 朝鮮半島
4-1 東欧・ソ連の体制崩壊の原因
5 戦争のイベント
5-1 アメリカ・FRBによる錬金術
9 新・経済学理論
9-1 二つの労働人口
9-2 「商品の価値」とその値段
 9-3 インフレターゲットの必要性
9-4 「時短」・原資は 「耐用年数」 伸長で
9-5 ヒステリシス現象の正体
9-6 生活必需品の普及度100%
9-7 もう一つの “GDP”
9-8 性能価値論
9-9 集音器 (補聴器)
14 香具師の手法
15 失業問題と少子高齢化
16 出版のきっかけ
17 ストレスと脳
18 1930年代の不景気
7時間労働制は何故必要か
6 失業者のサポート
7 慈善事業
8 貧困の鏡
10 ワークセェアリングの限界
11 企業会計制度の盲点
12 外形標準課税
19 企業財務のゆがみ
20 主計局と耐用年数算定
21 縮小する社会
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