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4番線  通勤ラッシュのアルバイト

 高校生のときから、ずうーっと気になっていたんですよ、このアルバイト。けんけんは乗り物好きですから。大学に入ってからも、やってみたいとは思っていたものの、朝早いし、ガソリンスタンドも辞めたくないってわけで、遠ざかっていました。大学3年になって、授業に余裕が出て、平日にも休みができたので思い切って始めたのでした。

 東京近辺のJRや私鉄の主な駅では、結構たくさんアルバイトを配置しているようです。仕事内容は、主にお客様へのご案内と乗車補助(押し込み)です。ほかにも、駅構内の掃除をしたり、急病人が出れば担架も持ちます。痴漢がいれば追っかけます。

 時間はもちろん朝の通勤ラッシュ。けんけんのところは7時30分から9時30分です。都心に近いところでは7時30分からが多いですが、ちょっと郊外に出ると7時00分からってところが一般的みたいですね。都心と郊外では、ラッシュの時間も微妙に変わるんですね。

 世間一般では、このアルバイトの存在自体知らない人が多く、「あれってアルバイトなの?」とよく言われます。それもそのはず、一目見ただけでは社員さんとアルバイトの区別はつきませんから。けんけんの駅では、社員さんもアルバイトも同じ制服を着ています。違うのは、名札の肩書きと腕章をつけているくらいですね。他の会社でも同じように、たいして区別はつかないようです。

 ちなみに、このページが4番線になっているのは、けんけんがいつもいるホームが4番線だからなんですよ。たまにお隣の3番線のお世話もしてますけど。

 そんなわけで、この2年間のエピソードを集めてみました。どうぞご覧ください。





1 お荷物引いてください!

 朝の電車は混みあいます。最後に乗って荷物や体をドアにはさまれた経験ありませんか?そんなとき、たいていは小開扉(しょうかいひ・閉まりきっていないドアだけをもう一度開けること。他のドアは動きません。)するか、係員がドアをこじ開けて押し込むのですが、けんけんの駅ではラッシュ時は小開扉を行わないので、後者になります。

 これ、よくあるんです。発車ベルが鳴り、ドアが閉まります。自分の前後を見渡すと側灯(そくとう・各車両の側面についている赤いランプ。その車両のすべてのドアが完全に閉まると消えます。少しでもあいていると点灯します。)がまだ消えていない!よく見ると、かばんが挟まってるよーってわけで、そのかばんを押した拍子に、自分の手が挟まる

 すっごーく恥ずかしいです。手袋をしているのでするっと抜けるのですが、たまに奥まで手が入ってしまい、腕時計がつっかえて抜けなかったり。みなさん、ドアには十分気をつけましょうね。



2 寒い・・・。

 冬の電車待ちって寒いですよね。特にけんけんの駅は高架になっていて、立っているところが川の上。吹きさらしです。風が冷たい。電車待ってるお客さんが「さむぅー。」って小声でつぶやいてるの聞きますけど、そんな時ふと思う。お客さんは数分で暖かい電車(混んでいて暑いくらい?)に乗れるでしょうけど、自分は2時間そこに立ってるんだよね。ま、仕事だから文句は言いませんけど。

 冷暖房完備の地下鉄がうらやましーい!(でも、地下鉄は風が強いのでその分寒かったりするらしい。)



3 道案内 

 電車に乗ってどこかいく時、知らないところは駅の人にどうやって行くか聞いたりしますよね。でも、けんけんは地元の駅ではない(高校は近かった)のでわかりません。あまりマイナーなところを聞かれると困ってしまいます。知らないところを聞かれて「改札で聞いてください。」って答えたことがあります。ごめんなさーい!



4 ドアが閉まらない!!

 アルバイトを始めてまだ半年くらいのときのことでした。いつもどおりドアが閉まり、発車するかと思いきや、後ろの車両の側灯がまだ点灯しています。(=後ろの車両のドアが閉まりきっていない)走って行ってみると、ドアが10センチくらい開いた状態になっています。さあ、押し込むかと思ったんですけど、何も挟まっていないではないですか?!

 なぜ閉まらないんだ?と、みんなで1〜2分間考えていたと思います。朝のラッシュ時は約2分間隔で電車が発車しています。すでに次の電車は駅の寸前で待っているはず。どぉしよぉー、なんなんだーって思っていると、一人の社員さんが「これだ!」といって何かを拾い上げました。なんと、ドアの下に落し物のボールペンが挟まっていたのです!

 ドアにはかばんとかリュックサックなど、いろいろなものが挟まりますけど、ボールペンはなかったですね。車内では、筆記用具は落とさないよう、お気をつけください(笑)。



5 ドアが開かない!!

 ラッシュの電車では、車内のお客さんにドアが押されて、その圧力で駅に着いてもドアが開かないことってよくあります。そんなときには、ドアをこじ開けるんですけど、このとき気をつけなくてはいけないことがあります。それは、戸袋(とぶくろ・ドアが開いているとき、そのドアが入っているところ)手や荷物が引き込まれていることがあるからです。

 よく、ドアに「戸袋に引き込まれないようにご注意ください」なんて注意書きがあったりしますけど、実際に引き込まれることってあるんですよ。アルバイト始めて、初めて見ました。

 電車が駅に到着、ドアが開くと同時に「痛てっー!」て声がするんです。見てみると、ドアが半開きの状態で手が半分戸袋の中に!これは本当に痛そうですよ。閉まりかけのドアをこじ開けることはできますけど、開きかけのドアを手で閉めることは不可能。ドアを開ける電車の力って意外と強いんです。電車の構造上、一つだけのドアを閉めることもできません。

 そこで、こんなときには混みあった電車の中に「失礼しまーす」っていいながら入っていき、座席の下にある(最近の電車ではドアの上にあるのもあります。)非常用ドアコックを引きます。(社員さんの許可を得てからね。)ドアの近くに「非常の場合はこの下のレバー手前に引けばドアーは手で開けられます・・・」と書いてあるのを見たことありませんか?それです。各ドアの脇の座席の下(もしくは各ドアの上)に必ずついています。

 非常用ドアコック(略して非常コック)を引くと、「ぶしゅー」って音がして、そのドアが手動になります。それを閉めてお客さんの手を「救出」するわけですが、たいていは、あざみたいになってとても痛そうです。そのまま電車に乗っていく人はいないです。みんな駅務室で手当てを受けていきます。

 なお、非常コックをひいたら必ず戻しておかなくてはいけません。いつまでも手動のままで、ドアが閉まりませんから。(笑)

 みなさんも、ドアの前に立っているときは、開くドアには十分気をつけましょう。



6 はみだしもの

 まえに、ドアが少しでも開いてると、その車両の側灯が点灯していて、わかるようになってるって書きましたよね。確かにそうなんですけど、本当にほんの少しだけしか開いてないと、側灯は消えてしまうんです。

 何年か前に、某地下鉄の駅で、電車に駆け込もうとしたお年よりが手を挟まれたにもかかわらず、そのまま電車が発車して引きづられてしまい、亡くなるといった事故がおきました。

 手が挟まっている程度では、側灯は消えてしまい、運転席にある、運転士知らせ灯(うんてんししらせとう・側灯がすべて消えると点灯し、ドアが閉まったことを運転士に知らせるランプ)も点灯してしまいます。こういった事故を防ぐため、側灯が消えた後に、車掌が直接もしくは監視カメラの映像、駅員の合図などで異常がないことを確認し、ブザーを鳴らしています。運転士は、運転士知らせ灯が点灯しても、車掌のブザー合図がなければ発車させてはいけないことになっています。

 ずいぶんと深刻な話題を持ち出してしまいましたが、要は、ちょっとしたものしか挟まっていないと発車してしまうよ、って事なんです。

 事故を防ぐためには、少しでも開いていたら側灯を点灯するようにすればいい。と思われるかもしれませんが、そうすると、衣類のすそなど、運行に支障のないもの(本当は良くないんでしょうけど)が挟まったときまで発車出来なくなり、特にラッシュ時のダイヤの乱れがひどくなってしまうのです。ラッシュの電車で、何も挟まらないで発車できる電車ってそうそうないですから。
ちょっとしたものは挟んだまま発車します。

 そのため、特に困るのが雨の日です。雨の日はみなさん傘を持ちますよね。傘くらいだと挟まってても側灯消えるんです。おまけに、ほんのちょっとしかドアが開いていないため、手でこじあけるのが大変困難。先っぽがほんの少しだけはみ出てる程度なら発車ですが、大幅にはみ出しているときはちょっと面倒。電車自体は、側灯が消えているためドアがすべて閉まっていると認識しています。ですから、開いているドアだけを開け閉めする「小開扉」はつかえません。「再開閉」といって、すべてのドアをもう一度開けることになります。これやると、他のところで新たに挟まったりするんです。(泣)

 あと、コンビニの袋も要注意。ビニール袋の持つところだけが挟まり、中身の部分が外にあるなんてこともあります。このあいだは、サンドイッチが外に出てました。このとき、けんけんは始めて自分で再開閉の合図を出しました。普段はわれわれアルバイトとは、基本的に合図はださないんですが、誰も気づいてないんだもん。やばいっしょ。自分の合図で、一度閉まったドアが全部開くのって気持ちいいですね。なんか、電車を征服したみたい。

 みなさんも、ちょっとしたはみだしものにはご注意を。



7 運転士の確認

 電車の運転士って、大きな声出していろいろ確認してますよね。けんけんの駅では、隣の3番線(けんけんは基本的に4番線にいます)にくる電車の一部で、運転士の交代があるんですよ。

 これから乗務する運転士が、向かってくる電車を指差して、いろいろ確認します。

 「69S!(←運行番号) ○○!(←電車の行先) 前照灯点灯!・・・」 
ここまではわかります。ちゃんと行先などを表示してるか、タマ切れがないか、そして次に・・・

 「パンタ上昇よし!」
パンタグラフ(電車の屋根についてる電気を集める装置)があがってるのを確認?だって、パンタグラフがあがってなかったら電車はしらないじゃん!目の前の電車は現に走ってるよ。あがってないはずないじゃん!

 なーんて思うのは自分だけだろうか?多分これを確認するにはもっと重要な意味があるんだろうな。



8 痴漢は逃がしません!

 朝のラッシュの電車での迷惑行為、いつになってもなくなりません。その中でも特に多いのが「痴漢」です。混んでいて、「つい出来心で」っていうのが多いらしいです。でも、これは立派な犯罪です。許してはなりません!

 電車が到着、混みあったホームで、けんけんのところにもたまに、女性のお客さんから申し出があるんです。「すみません、この人痴漢なんです!」

 このようなとき、相手方の行動パターンは主に次の3つに分かれます。

     1 痴漢していないと堂々と主張、素直に話し合いに応じる。
          冤罪(えんざい)ってこともありますから。何もなければ無罪を主張しましょう。


     2 ひたすら、おろおろしている
          こちらの質問にもしどろもどろ。駅務室でゆっくり伺います。


     3 ダッシュ!逃走を図る。
          これが一番タチ悪いです。


 まれに、3のパターンのように逃走されることがあります。逃げるって事はやましい心当たりがあるって事ですよね。そういう人は許しません!

 電車に乗ってしまえば逃げられると思っている人が多いようです。けんけんが見た中には、走って逃げて、発車ベルがなり終わった瞬間に、電車に駆け込んだ人もいます。しかし、考えが甘いです。車掌がドアを閉めるためには、駅員による合図がなければ閉められません。よく、ホームで駅員が赤い旗を振っているのを見ると思います。それが、車掌への合図です。このときも、社員さんが旗をあげなかったため、電車のドアが閉まらず御用になっていました。

 また、電車から降りてこないということもありました。ちょうどラッシュも終盤にさしかかり、まわりにはけんけんと、もう一人のバイトの人だけになったときのことです。もう一人のバイトの人が車内に向かって何か言っています。何かと思い聞いてみると、痴漢だという人が車内から降りてこないというのです。そうこうしているうちにドアが閉まってしまいました。このままではいけないと思い、ホイッスルを鳴らしながら再開閉の合図!一度閉まったすべてのドアがもう一度開き、あきらめて降りてきたのでした。後は社員さんに引き継いで終了。ははは!正義は勝つ!

 車内での迷惑行為の被害者になったときは、迷わず駅係員にお申し付けください。



9 線路への落し物

 3月のある日のことです。電車が到着してドアが開いた数秒後、「ブー」ってホームのブザーが鳴ったのです。けんけんの駅では、転落検知装置というのが設置されていて、線路に物が落ちるとブザーが鳴って教えてくれるのです。

 「線路へ物を落とされたお客様、お近くの駅係員までお申し付けください。」と放送が入り、同時に電車の運行に支障をきたすような落し物がないことを確認し、電車は発車していきました。線路を見渡してみると、ホームの真下に一冊のバインダーが。安全取得器(あんぜんしゅとくき・駅にあるマジックハンドのこと)で拾うと、最初のページには何やら難しそうな数学の問題(けんけんにとっては相当の難題)が書かれたプリントが。ほかにも、理科の実験のプリントなどがたくさん。

 どうやら、今日これからの試験のために勉強していた高校生が落としてしまったようです。登校時間ぎりぎりで、拾ってもらうのを待つ余裕もなかったのでしょう。近くに落とし主はいませんでした。

 落とした人はあのあと、試験勉強ちゃんとできたのでしょうか?ひとごとながら心配してしまいます。